ニュースヘッドライン
| 12/09/2009 | リリース:Virtual Bridges VERDE 3.0(20091209-2) |
| 8/04/2009 | リリース:Virtual Bridges VERDE 2.0(20090804-1) |
| 12/08/2008 | IBM社がKVMベースのVirtual Bridges VDIを再販(20081208-6) |
リリース:Virtual Bridges VERDE 3.0(20091209-2)
IBM社とVirtual Bridges社はちょうど1年前、KVMベースの包括的デスクトップ仮想化ソリューションを再販する提携を発表した。
このソリューションには、Virtual Bridges社のVDIコネクションブローカ(「Win4VDI」)のサブセットでLinuxゲストOSのみをサポートする「VERDE」が付属する。
そして8カ月後、Virtual Bridges社はWin4VDIをVERDE 2.0と完全に置き換え、WindowsゲストOSを新たにサポートし、顧客がクライアントにインストールできるKVMを組み入れた軽量Linuxディストリビューションを追加してきた。
そして同社は、以下のような複数の新機能を搭載するバージョン3.0を12月9日にリリースする。
- 仮想デスクトップのゴールドイメージをWANリンク全体にレプリケートする機能
- クライアント側KVMプラットフォームへのVoIP機能(Skype)統合
- Microsoft Windows 7仮想デスクトップのサポート
- Apple Macハードウェアのサポート
ラベル: IBM, Releases, VDI, Virtual Bridges
リリース:Virtual Bridges VERDE 2.0(20090804-1)
2008年12月、Virtual Bridges社はIBM社との間で大規模な提携を結び、「Canonical Ubuntu Linux」や、「Lotus Symphony」および「Notes」などの各種IBM社製品が含まれた「IBM Open Collaboration Client Solution」(OCCS)と「Win4VDI」コネクションブローカのLinuxフレンドリーなバージョン(VERDE)をバンドルすることになった。
このバンドルはUbuntuが組み込んでいるKVM仮想化プラットフォームベースのVDIソリューションを実現するようになっており、提携として最適だ。また、IBM社は主力ISVとして初めてKVM仮想マシン内でエンタープライズ製品をサポートしていた。
そして8カ月後、Virtual Bridges社、IBM社、そしてCanonical社が「VERDE 2.0」で戻ってきた。
今回のリリースでまず新しいのが同製品の戦略だ。Virtual Bridges社では、Win4VDIからVERDEへと完全に切り替え、同じコネクションブローカの2種類のバージョンを宣伝および販売する事態を回避している。
最も重要な2番目のニュースは、同パッケージの重要な新コンポーネントであるクライアント側仮想化プラットフォームだ。
プレス発表には「クライアントハイパーバイザー」という言葉への言及があるが、ここではKVM(これはハイパーバイザーアーキテクチャではない)搭載の軽量Linuxディストリビューションを指しているわけではない。
ほかのクライアントハイパーバイザーと同様、これもIntel VTが有効である必要があるため、(ソニー社とIntel社の方針により)一部ノートPCでは機能しない。
仮想デスクトップはチェックしてローカルのKVMプラットフォームにコピーすることができ、モバイルユーザがいわゆる「オフラインVDI」モードで作業できるようになる。
VERDE 2.0は、ここで新しい「Self-Managing Auto Replicating Technology」(SMART)プロトコルを使い、ローカルの仮想デスクトップイメージと社内の仮想インフラ内に常駐するメインのものとを同期させる。
ラベル: IBM, KVM, Releases, VDI, Virtual Bridges
IBM社がKVMベースのVirtual Bridges VDIを再販(20081208-6)
Virtual Bridges社は2006年末創業の会社で、Linux、BSD、およびSolarisの各プラットフォームに対応した商用版QEMUを投入してきた。
KVMが登場すると、Virtual Bridges社は自社のLinux製品でそれをサポートし始めたが、KVMが対応しない場合は自動的にKQEUMが使われた。
そして8月、同社は初のKVM用VDIコネクションブローカである「Win4VDI」をリリースしてターゲットを大幅に拡大してきた。
同分野のほかの製品とは異なり、Win4VDIはそのユーザを実際のゲストOSではなく基盤のホストに接続し、そこからユーザセッションが始まる。
このようにすることで、Virtual Bridges社はホストが使用する認証手法やプロファイルを強化することができる。
これは勇気ある選択だ。
たとえKVMが Linuxカーネルの一部であり、それをメンテナンスするQumranet社がRed Hat社に買収されても、新しい仮想化プラットフォームが普及するには、ISVのサポートという巨大な障害を乗り越える必要がある。
また、現時点ではKVM仮想マシン内で正式にアプリケーションをサポートするISVが存在しない。
にもかかわらず、Virtual Bridges社は以下のようなバンドル製品の再販でIBM社が提携する形で報われることとなった。
- Canonical Ubuntu Linux(2月からKVMの代わりにXenを採用)
- Virtual Bridges VERDE(WIN4VDIのサブセットでLinuxゲストOSのみサポート)
- IBM Lotus SymphonyやLotus Notesなどの各種Lotusアプリケーション(Open Collaboration Client Solutionと呼ばれている)
これらすべてが組み合わされて同時使用ユーザ1人当たり49ドルとなる。
KVMベースの仮想インフラをサポート(そして積極的に販売)する最初の大手ベンダーがIBM社となったことは注目すべき動きである。しかし、IBM社のXenに対するこれまでの投資を考えても注目すべきだ。
Citrix社によるXenSource社の買収後、同オープンソースハイパーバイザーの開発を支えてきた多数の企業は不満を抱き、KVMに乗り換えたとされる。そして、これはXenに対するIBM社の不満を示す初めての具体的な動きのようだ。
本当かどうかは別として、IBM社のこの行動を見ると、Red Hat社の取りうる行動も予想が付く。
両社の違いとして、即時使用可能なVDIパッケージ販売ではRed Hat社の方が格段に優れた位置にいる。同社はOSをコントロールし、仮想化プラットフォームも(間接的だが)コントロールし、コネクションブローカもコントロールしていて、業界におけるOSプロバイダーとしての同社の役割がサポートされるISVアプリケーションに大きな影響を与えることは間違いない。
現在はQumranet社を除いてVirtual Bridges社がKVM用コネクションブローカを提供する唯一のベンダーとなっていること、そして同社の経験がやや不十分であることを考えると、IBM社がUbuntuやVirtual BridgesではなくRed Hat社とこのような行動に出なかった理由が大きな疑問として残る。
ラベル: Alliances, IBM, KVM, Virtual Bridges
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