ニュースヘッドライン
論文:Performance Assessment and Bandwidth Analysis for Delivering XenDesktop to Branch Offices(20100317-3)
Citrix社は今週はじめ、各種XenDesktop 4.0リモートセッションの平均帯域幅消費量に関する興味深い論説を公開した。
この投稿の目的は同社のBranch Repeater技術のプロモーション(これに対する関心の有無はともかく)だが、VDIプラニング時に参考になる貴重なグラフが提供されている。
このグラフは、テスト環境と方法論を説明する「Performance Assessment and Bandwidth Analysis for Delivering XenDesktop to Branch Offices(XenDesktopを支店レベルに提供する際のパフォーマンスの評価と帯域幅の分析)」という30ページ構成の論文から引用したものだ。
ラベル: Benchmarks, Citrix, Papers, VDI
Microsoft社がCalista社との統合で新しいVDI製品を発表へ?-記事更新-(20100316-7)
Microsoft社では、以前からVDI市場には参入しないことにしており、VMware社との競争は信頼するパートナーのCitrix社に任せてきた。
だが、徐々にその戦略に変化が出てきた。同社は2008年1月、新興企業のCalista社を買収し、2009年7月にはWindows Server 2008 R2の一部として初のコネクションブローカをリリースした。
virtualization.infoは業界における同社のポジションを考え、Microsoft社はVDI市場への本格参入のタイミングを見計らっているだけだと推測している。
そして今週、より手軽なライセンスによるVDI経費の削減やRDPコードへのCalista社の技術の結合により、Microsoft社がVDIをさらにパワフルにする何らかの動きに出る、とのレポートがいくつか出てきた。
先ごろネットに登場したこの新しいウェブサイトによると、発表は米太平洋標準時3月18日午前9時にも行われる可能性があるという。
最新情報:Citrix社は自社ブログで小さいスペースを割き、Microsoft社の発表に参加することを発表した。
これで、製品のオーバーラップがあっても両社が近い将来は競合しないことが再び明確になるはずだ。
リリース:VMware View 4.0.1(20100316-4)
virtualization.infoは2月中旬、「View 4.0.1」(ビルド233023)のリリースを見逃してしまった。
このメンテナンスバージョンではVirtualCenter 2.5 Update 6とESX 3.5 Update 5が新たにサポートされたが、そのほかは仮想プリントのサポート追加が中心となっている。
VMware社はThinPrint社とOEM契約を結んでおり、これにより同社は複数の製品に「.print」ドライバを組み入れられるようになっている。そして、その1つがViewだ。
今のところ「.print」はシンクライアントがRDPプロトコルを使う場合に限り、View環境限定でサポートされている。しかし、View 4.0.1ではこのThinPrint技術のサポートがPC over IP(PCoIP)プロトコルを使うシンデバイスにも拡張された。
レビュー:Virtual Bridges VERDE 3.0(20100315-2)
BrianMadden.comは先ごろ、Virtual Bridges社が2009年12月から販売しているKVMベースのVDIプラットフォームである「VERDE 3.0」の大規模なレビューを公開した。
このレビューの要点をいくつか紹介する。
- 操作はほぼ100%コマンドラインで行う(4月に登場予定のバージョン4.0ではサーバ管理用GUIが投入される)。
- サポートされるプロトコルはRDPと、Virtual Bridges社によるRFBのインプリメンテーション(VNCが利用)。
VERDEのRFBはかなり高速で、Virtual Bridges社の主張によると、RDP 5より優れているという。
Red Hat SPICEプロトコルのオープンソースバージョンは役に立たないが、将来採用される可能性はある。 - Active Directoryの統合はLikewiseのようなサードパーティー製品でサポートされているが、Single Sign On(SSO)の用意はない。
- 5層(サテライトサーバ、マスタサーバ、ワークステーション、認証サーバ、およびストレージ)のコンフィギュレーションが必要なため、VERDE Clusterのセットアップは複雑になっている。
RDPは部分的にだけサポートされている(バージョン4.0では変わる)。 - プロプライエタリなプロトコルのSMARTは、オフラインのVDIシナリオにおいてサーバとワークステーションの間での仮想デスクトップイメージの同期に利用される。
SMARTはWAN全体で仮想デスクトップレプリケーションを行う事業所のシナリオをサポートする。 - クライアント側のプリントには、PDFベースのユニバーサルプリントソリューションを利用する。
- ユーザデータは2つ目のドライブレターを使ってOSと切り分けられる。
価格設定の詳細にも踏み込んでいるのでコメントも一読に値する。ぜひお読みいただきたい。
ラベル: KVM, Reviews, VDI, Virtual Bridges
ラウンドCで2000万ドルを調達し、富士通とOEM契約を結ぶPano Logic社(20100305-5)
Pano Logic社は先週、Mayfield Fund社主導で2000万ドル相当を確保した3回目の資金調達を発表した。
その結果、Mayfield社のNavin Chaddha氏が同社の取締役に就任する。
今回の資金調達により、同新興企業は4000万ドル以上を確保したことになる。1800万ドルを確保した前回の資金調達はFoundation Capital社とGoldman Sachs社が主導した。
Pano Logic社は2009年の売上が3倍増だったことを明らかにしており、事業利益は2010年に好転するかもしれないが、同新興企業はシンコンピューティングやVDI環境用ゼロクライアント の概念に取り組む大規模ベンダー各社からのプレッシャーの高まりを感じている。
たとえば、Dell社では独自のゼロクライアントである「FX100」をつい先ごろ発表した。
朗報なのは、Pano Logic社が富士通との間で先ごろOEM契約を結んだことだ。
「Fujitsu Zero Client」というシンプルな名前のこのOEM製品は、われわれの理解では富士通が拠点を持つすべての国で3月から発売される。
ラベル: Funding, Pano Logic, VDI
ベンチマーク:vSphere 4.0対XenServer 5.5対Hyper-V R2:Terminal ServicesとVDIのワークロード(20100216-1)
PQR社ソリューションアーキテクト/最高技術責任者(CTO)のRuben Spruijt氏と、Login Consultants社エンタープライズアーキテクト/最高技術責任者(CTO)のJeroen van de Kamp氏という仮想化分野で有名な2人の専門家はちょうど1年前、ESX 3.5、XenServer 5.0、およびHyper-V 2008を比較したスポンサーが付かない独立したパフォーマンス分析を公表した。
デスクトップ仮想化のワークロード計測に特化した設計のこのベンチマーク(Terminal ServicesおよびVDIの両プラットフォーム使用)が妥当性の高いものであったため、Citrix社がVirtual Reality Check方法論を採用してXenDesktop 4のパフォーマンスを計測することになった。
そして12カ月が経過し、両者が新しい比較を公表してきた。彼らは今回、Citrix XenServer 5.5、Microsoft Windows Server 2008 R2 Hyper-V、そしてVMware vSphere 4.0 Update 1を並べ、新しいワークロードシミュレータのVirtual Session Indexer(VSI)2.0と比較を行った。
最も興味深いのは、すべてのテストが新しいIntel Xeon 5500 Series CPU(コード名:Nehalem)を搭載したHP社製のハードウェアで行われ、それが一世代前のプロセッサで出したVirtual Reality Check 1.0の結果と比較されたことだ。
XenServerもvSphereもパフォーマンスは2倍に向上し、Hyper-V R2のパフォーマンスは154%増だった。
繰り返しになるが、このパフォーマンス分析はデスクトップ仮想化プロジェクト関係者にとって必読である。
リリース:Liquidware Labs Stratosphere 4.5.4(20100211-1)
Stratosphere 4.5.3のリリースからちょうど1週間後、米新興企業のLiquidware Labs社がバージョン4.5.4を発表する。
同社はこのバージョンに「Application Virtualization Assessment」(アプリケーション仮想化評価)機能を搭載し、ハードウェア仮想化とVDI以外にも関心があることを明確にしてきた。
この新機能により、Stratusphere 4.5.4は物理デスクトップとノートPCを評価することでアプリケーションの棚卸しができるようになった。
棚卸しには以下の情報が含まれる。
- 実行イメージサイズ
- アプリケーション単位で使用されるインストール済みシステムサービス
- アプリケーション単位のインストール済みデバイスドライバ
- アプリケーションユーザの合計数
- 起動時の平均遅延(アプリケーション読み込み時間)
- アプリケーション利用率(合計および平均的使用時間)
- アプリケーションリソース要件(CPU、メモリ、I/Oの合計および平均)
基本的に、Liquidware Labs社はアプリケーション仮想化が主流技術になることに賭けているが、それが近い将来に実現するとは思えない。
動きがあるのは同社だけではない。数週間前にも、Lanamark社という別の新興企業がレーダー網をかいくぐって同様の機能を密かに投入している。
ラベル: LiquidWare Labs, Releases, VDI
リリース:Leostream Connection Broker 6.3(20100208-3)
Leostream社は2月8日、6.2のリリースから5カ月以上を経たConnection Brokerの新しいマイナーバージョンアップ版を発表する。
同社はこのアップデートに多数の新機能を搭載している。
- オープンソース版Xen(Xen.orgのリリースによるもの)のサポート
- Sun Secure Global Desktop Softwareのサポート
- Ericom Blaze(2009年11月に結んだ技術提携によるもの)のサポート
- HTTP/S接続での仮想デスクトップアクセス用ウェブクライアント
- 複数プロトコル利用可能時におけるリモートクライアントの使用RDPのコントロール
- エンドユーザと管理者の権限を切り分けるロール/パーミッションセットのさらなる細分化
上述の機能はどれも歓迎すべきものばかりだが、最も興味深いのがSun SDGのサポートだ。
Oracle社によるSun社買収と、既存の仮想化製品群に対する投資継続宣言は、VMware社が得意とする分野で同社との競合に悪戦苦闘するベンダー各社にとって新しいチャンスとなっていく。それに、最近はVMware Viewと競合することがかなり難しい。
解説:XenDesktop Modular Reference Architecture(20100208-2)
Citrix社は2カ月前、自社のVDIプラットフォーム、XenDesktopの新しいアーキテクチャ原案を公開した。
この38ページの解説書は、Microsoft Windows Server 2008とSQL Server 2005、Citrix Provisioning Server 5.1、そしてもちろんXenDesktop 4.0(ハイパーバイザーとXenApp 5を含む)をベースにしてスケーラブルな仮想デスクトップインフラをデザインするための指標となっている。
この解説書でCitrix社はXenServer 5.5の採用を要求することはせず、XenDesktopが寛容なハイパーバイザーであり、VMware vSphereやMicrosoft Hyper-Vにも対応する点を大々的に売り込んでいる。
同社は、各種ハイパーバイザーがこのアーキテクチャのスケーラビリティに与える影響の有無やその度合いを詳しく述べることもしていないが、XenServerを採用することになった場合の参考基準は用意している。
Citrix社が仮想デスクトップの集約率でVMware社に対抗 - 記事更新(20100205-2)
VMware社は1月末、同社が主にVDI環境で仮想マシンの集約率をコアあたり最大16VMに引き上げるべく取り組んでいることを明らかにした。これは現在の顧客が収容可能だと思われるVMの平均台数の2倍であり、VMware社はこの値が新しいIntel Xeon 5500(コード名:Nehalem)CPUに依存すると指摘している。
いずれにしても、この数字はインタビューのなかで詳細を省いて明かされたものなので、大いな期待を寄せる前に詳細な分析が必要になる。
とはいえ、この主張はかなりの関心(および懐疑論)を呼び、ここでCitrix社が反撃に出ることにした。
同社によると、XenDesktop 4.0とXeon 5500 CPUを使って1台の物理サーバに最大125台の仮想デスクトップ(ならびにホスティングされた500台の共有デスクトップと、ローカルにストリーミングされる5000台のデスクトップ)を集約できるという。
さて、Nehalem CPUが4コアであることは分かっているが、Citrix社はこの1台のサーバが搭載するCPUの数を出していない。これが2ソケットシステムだと仮定すると、コアあたりで16 VMとなる。
違いは、VMware社がViewの将来のバージョンでこのような集約率を見込んでいるのに対し、Citrix社はそれを今実現できると主張していることだ。
両社にはぜひこの発言を立証していただきたいものである。
最新情報: Citrix社がすみやかに回答を寄せ、詳細を明らかにしてきた。XenServer 5.5とXenDesktop 4.0を使って、130台のWindows XPデスクトップが、72Gバイトのメモリを搭載したデュアルソケットの4コアIntel Xeon x5570(コード名:Nehalem)ホスト上で動作する。
Citrix社は、1年前にTerminal ServicesとVDIワークロードに関してVMware ESXとCitrix XenServerとMicrosoft Hyper-Vのパフォーマンス比較に利用されて既に大きな注目を集めている独立系のベンチマークフレームワーク、「Project Virtual Reality Check」を使ってこの集約率を計測している。
リリース:Liquidware Labs Stratosphere 4.5.3(20100201-2)
新興企業のLiquidware Labs社は先週、同社フラグシップ製品の「Stratosphere」をバージョン4.5.3にアップデートした。
このマイナーアップデート(バージョン4.5の登場は2009年10月)では、便利なPowerPointスライドを生成する待望の1クリック評価機能がようやく搭載された。
正直なところ、もう少し見栄えの良い方がよかったが、カスタマイズが可能なので、大勢の聴衆に対してプレゼンテーションを行う際は自分のテーマを使えば良いだろう。
いずれにせよ、クライアント集約(VDI)候補になる物理マシンやユーザの数を示すグラフを中心に、スライド内の情報は有用なものとなっている。
ラベル: LiquidWare Labs, Releases, VDI
Microsoft社がVECDライセンスを変更へ(20100129-2)
Microsoft社があまり活発な動きを見せていないのが、いわゆる仮想デスクトップインフラ(VDI)の分野だ。
今のところ、同社はわずかな進展しか見せておらず、パートナーのCitrix社に同分野の独占とVMware社とのトップ争いを任せている。
Microsoft社では、製品ではなくVDIのライセンスに重点を置いている。
2009年7月、有名な「Virtual Enterprise Centralized Desktop(VECD)」に加えて同社は2つの新しいVDIライセンスを導入する。「Microsoft Virtual Desktop Infrastructure Standard Suite」と「Microsoft Virtual Desktop Infrastructure Premium Suite」だ。
これで同社は、自社製品に調整を加えることが可能になった。
TechTargetは2日ほど前、Microsoft社がVECDに変更を加えてユーザあたりのコストを引き下げる計画(Software Assuranceの顧客はシートあたり年間23ドル、それ以外はシートあたり年間110ドル)であることを伝えている。
Microsoft社にクライアント単位モデルを廃止する計画はないが、利用権を拡大する変更を加え、デバイスのローミングを可能にしていく。
3万5000社以上の顧客を新たに獲得し、2010年には10万台以上の仮想デスクトップへのサービス提供を計画するCitrix社(20091228-7)
Citrix社の仮想化/管理事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏は、XenServerの運命に関する最新の懐疑的な記事に抗議しながら、同社の2009年の業績や2010年の計画に関する詳細をいくつか明らかにした。
具体的に、Citrix社は2009年に3万5000社以上の顧客を新たに獲得しており(XenDesktopの購入者が何人で、XenServer単独が何人かは明らかでない)、計画では2010年には10万台以上の仮想デスクトップにサービスを提供する。
Crosby氏はこれらの数字を示し、Citrix社にはXenServerを捨ててHyper-Vを採用し、MicrosoftのハイパーバイザーにXenDesktopとEssentialsを提供するだけの計画はないことを再度明確にした。
Burton Group社のシニアアナリスト、Chris Wolf氏も、先の記事に回答を寄せており、同氏のtwitterへのつぶやきを読むと、まもなく登場するXenServerでは同製品に対する意気込みが強調されているようだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)RT @aebarrett: VMW will cut prices, CTX will give up on XenServer http://bit.ly/75vDxc <- 1 for 2 ain't bad. even Nostradamus wasn't perfect
8:50 AM Dec 22nd from TweetDeck(RT @aebarrett:VMW社は値下げ、CTXはXenServerを切り捨てhttp://bit.ly/75vDxc<- 5割は悪くない。Nostradamusだって完璧ではなかった。
12/22午前8:50 TweetDeckより発信)RT @mreferre: RT @aebarrett: Citrix give up on XenServer: <- I thought they did already <-next release will change your mind
8:53 AM Dec 22nd from TweetDeck(RT @mreferre:RT @aebarrett:Citrix社がXenServerに見切り:<- とっくにしていたものだと思った。<-次期リリースで気も変わるだろう。
12/22午前8:53 TweetDeckより発信)
リリース:Quest vWorkspaces 7.0(20091228-4)
PaulおよびPeterのGhostine兄弟がステルスモードにあるクラウドコンピューティング関連新興企業の運営に忙殺されるなか、その兄弟が以前務めていたQuest社が「vWorkspaces 7.0」を年末直前にリリースした。
この新バージョンは以下のような多数の興味深い機能を搭載してきた。
- Experience Optimized Protocol(EOP)へのFlashリダイレクトの搭載(32ビット版のInternet Explorer 6、7、および8用)[デモ]
- USBデバイス向け帯域幅および圧縮のコントロール(仮想USBハブ)
- VMware Linked Clonesとの統合[デモ]
- Sysprepプロシージャのカスタマイズ
- ログオフ時のVMware仮想マシン再プロビジョニングのサポート
- 32/64ビットWindows Server 2008 R2およびWindows 7のサポート[デモ]
vWorkspaces 7.0にはInternet Explorerをクライアントにリダイレクトする試験機能も搭載。
ラベル: Provision Networks, Quest, Releases, VDIVDIにおけるストレージの影響(20091216-8)
PQR社シニアコンサルタントのHerco van Brug氏がVDI環境におけるストレージの影響に関する興味深い白書を先週リリースした。
14ページ構成のこの白書には、「VDI&Storage: Deep Impact」(VDIとストレージ:その大きな影響)というタイトルが付けられ、仮想デスクトップインフラであまり調査が行われない分野をカバーしている。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…VDIインフラをインプリメントする際は、いくつかの点に対応する必要がある。まず第一に、TCO/ROIの計算は一部で示されるように楽観的なものではない。第二に、アプリケーションに対するパフォーマンスの影響(特にマルチメディアと3Dアプリケーション)を調査する必要があるかもしれない。さらにもう1つ、VDIインフラのかなり重大な要因となり得るため、ライセンス関連のチェックも忘れないようにしたい。
一元管理されたデスクトップコンピューティングは重要なメリットを提供するが、すべての資源はデータセンター内で一緒になる。つまり、CPU資源、メモリ資源、ネットワーキングやディスクの資源はすべて、仮想インフラという一カ所から容易に扱えるようにする必要がある。
集中管理インフラの利点は、適切なサイズにすれば分散コンピューティングより資源消費が柔軟になることだ。また、平均的データセンター内にある少数のシステムで時々しか発生しないため、ある程度の最大負荷もこちらの方がうまく処理できるようになる。
しかし、最大負荷が続いたり平均があまりに高く、利用コストが分散コンピューティングと比較してあまりに高い場合はどうだろう?
結局、VDIには危険が潜んでいるということになる。「IOPS」という究極の危険だ。…
ラベル: VDI
セキュリティ:RSA SecureBook for VMware View 4.0(20091216-7)
2006年6月に買収され、EMC社のセキュリティ事業部となったRSA社が、VDIに関心を持つVMware社のすべての顧客に推奨される資料をつい先ごろ公開した。「A Guide for Deploying and Administering the RSA Solution for VMware View」(RSA Solution for VMware View導入/管理ガイド)というものだ。
これは、RSA社の製品でセキュリティを確保し、「EMC Ionix Server Configuration Manager」で管理される「VMware View 4.0」環境のアーキテクチャと詳しいインプリメンテーション手順を解説した110ページの大冊となっている。
興味深いことに、RSA社ではスタック全体で「Windows Server 2003」を推奨している。
セキュリティの観点からは、Microsoft社の最新OS(Windows Server 2008 R2)を提案していないのは理にかなうが、やはりかなり新しいView 4.0を推奨することについてはRSA社は問題にしていないようだ。これに新たに搭載されたソフトウェア専用の全く新しいリモート・デスクトッププロトコルの「Teradici PCoIP」は、今のところあまり多くのセキュリティ調査に合格していないと思われる。
もしかすると、Window Server 2008ではなく2003を推奨する理由はほかにあり、RSA社の関係者からコンタクトがあってこの点が明らかになるかもしれない。
情報を提供してくれたVirtual Geekに謝辞を述べたい。
Red Hat SPICEプロトコルがオープンソース化(20091210-3)
Red Hat社は、XenをEnterprise Linux OSの一部として採用し、ハードウェア仮想化への取り組みに着手した。 それにもかかわらず、同社は市場に十分浸透してVMware社、Microsoft社、およびCitrix社の強力なライバルになることができていない。 仮想化分野のカギを握るベンダーになるチャンスを広げる試みとして、Red Hat社は勇気ある選択をしようとしている。
まず、 同社はXenをKVMと入れ替え、この比較的新しいプラットフォームを大企業で販売およびサポートする初めての主要ベンダーになろうとしている(IBMもKVMをサポートするが、VDI用として限られたソフトウェアスタックのみ)。
Red Hat社は今回、自社のVDI製品発売を目前に控え、2008年9月にQumranet社から取得したSPICE RDP(リモートデスクトッププロトコル)をオープンソース化してきた。これは、一石を投じる数少ない重要な措置の1つとなっている。
ほかの主力仮想化ベンダーはどこも、VDIに最適化されたパフォーマンスの高いRDPをリリース済み、もしくはリリースしようとしているところだ。Citrix社にはICA/HDXがあり、VMware社とTeradici社はソフトウェア専用のPCoIPをリリースしたばかりで、Microsoft社もCalista社から取得した技術をRDPに統合する見通しだ。 これらに加え、プロプライエタリなプロトコル(VDIworks社やPano Logic社など)や独自のRDP最適化(Quest社やEricom社など)を推進しているところもある。
互換性のない全く新しいプロトコル群のなかにあって、オープンソースの代替製品は間違いなく興味深いものとなる。
SPICEがオープンソース化されれば多くの潜在的な効果がある。 まず第一に、現在、自社の全く新しいサービスとしてのデスクトップ(DaaS)サービスでCitrix HDXプロトコルを使用しているIBM社が即座に関心を示すかもしれない。 次に、Xenに統合される可能性があり、それによりOracle社のような主力ベンダーが開発に参加してくる可能性が増す。 そのほか、どことも交渉することなく、ベンダー各社がこれを自由に拡張し、自社のデバイスに統合できるため、大半のシンクライアントが加わる可能性もある。 大事なことを言い忘れていたが、いずれ自社のIaaSクラウドで異種仮想化プラットフォームへの対応が必要になる多くのクラウドプロバイダーからも支持が集まるかもしれない。
いずれにせよ、最も重要なことは、オープンソース化されたSPICEプロトコルがLinuxカーネルの一部になる可能性があることだ。Qumranet社は既にKVMで、わずか6カ月の開発期間で同様の難題を成功させている。 もしLinuxカーネルがSPICEを統合することになれば、数カ月後にはすべてのディストリビューションがこれを最初から搭載することになるだろう。そしてそれは、すべてのLinuxゲストOSが何もしなくてもVDI対応になることを意味する。
もちろん、SPICEの成功はそのパフォーマンスに大きく依存している。Brian Maddenが、同プロトコルのアーキテクチャと仕様をカバーしたまさにこの点に関する貴重な見解を公開している。
SPICEのオープンソース版はこちらから入手可能。
白書:High Availability for Desktop Virtualization with Citrix XenDesktop 4.0(20091209-4)
バージョン3.0に重点を置いた「Designing an Enterprise XenDesktop Solution(1万VDI用)」(エンタープライズXenDesktopソリューションの設計)という白書をCitrix社がリリースして2カ月ほど経過したが、同社がまた興味深い資料を出してきた。今回は「XenDesktop 4.0」が中心となっている。
「High Availability for Desktop Virtualization - Reference Architecture」(デスクトップ仮想化の高可用性 - リファレンスアーキテクチャ)という今回の資料は、仮想デスクトップホスティングプラットフォーム(ハイパーバイザー)レベル、ゲストOS配信レベル、そしてアプリケーション/ユーザ環境配信レベルなど、複数レベルでフォルトトレラントな包括的環境のアーキテクチャ原案となっている。
このアーキテクチャでは、「NetScaler」、「XenDesktop Roaming Users」、「XenServer Pools and XenMotion」といった技術が必要になる。
Citrix社ではこのほか、「High Availability for Desktop Virtualization - Implementation Guide」(デスクトップ仮想化の高可用性 - インプリメンテーションガイド)と呼ばれ、先の資料にあったコンフィギュレーションを手順を追って説明する比較資料もリリースしている。
リリース:Virtual Bridges VERDE 3.0(20091209-2)
IBM社とVirtual Bridges社はちょうど1年前、KVMベースの包括的デスクトップ仮想化ソリューションを再販する提携を発表した。
このソリューションには、Virtual Bridges社のVDIコネクションブローカ(「Win4VDI」)のサブセットでLinuxゲストOSのみをサポートする「VERDE」が付属する。
そして8カ月後、Virtual Bridges社はWin4VDIをVERDE 2.0と完全に置き換え、WindowsゲストOSを新たにサポートし、顧客がクライアントにインストールできるKVMを組み入れた軽量Linuxディストリビューションを追加してきた。
そして同社は、以下のような複数の新機能を搭載するバージョン3.0を12月9日にリリースする。
- 仮想デスクトップのゴールドイメージをWANリンク全体にレプリケートする機能
- クライアント側KVMプラットフォームへのVoIP機能(Skype)統合
- Microsoft Windows 7仮想デスクトップのサポート
- Apple Macハードウェアのサポート
ラベル: IBM, Releases, VDI, Virtual Bridges
Leostream社とEricom社が提携(20091123-1)
Leostream社とEricom社は先週、Microsoft社が9月に投入した「Blaze」RDPに対応する新しい「Ericom」アクセラレータを「Leostream Connection Broker」内でサポートするための提携を発表した。
両ベンダーがVDI市場においてマルチハイパーバイザーコネクションブローカで競合していることを考えると、これは珍しい動きだ。
いずれにしても、両社はプラットフォームプロバイダーであるCitrix社とVMware社、そしてQuest/Provision Networks社のようなサードパーティーと競争を繰り広げなくてはならなくなる。
市場がこのコンビ製品を歓迎すると仮定するなら、2010年に爆発的に拡大する準備が整ったとの呼び声が高いVDI市場での競争力維持に向け、この活動がコラボレーションの拡大や、さらには合併へとつながる可能性もある。
リリース:VMware View 4.0(ソフトウェア専用PCoIP付属)(20091116-4)
VMware社は先週、「vSphere 4.0」をサポートし、Teradici社のソフトウェア専用版リモートデスクトッププロトコル、「PCoIP」を新たに搭載した待望の「View 4.0」をようやくリリースした。
VMware社ではView 4に2つのバージョンを用意している。同時ユーザ1人当たり150ドルの「Enterprise」(vSphereおよびView Manager 4.0付属)と、同時ユーザ1人当たり250ドルの「Premier」(さらに加えてView ComposerとThinAppが付属)だ。
もちろん、このリリースでメインとなる問題はLANやWANでPCoIPがどこまで優れたパフォーマンスを示すかだ。
残念ながら、同製品のダウンロード販売開始が11月19日であるため、パフォーマンス分析を行い、「Microsoft RDP 7」や「Citrix ICA/HDX」など、VDI市場に大量に登場してきた多数の 代替製品との比較を行うことは現時点では不可能だ。
PCoIPにとっての重大な問題は、最初の製品版(同プロトコルはこのレベルよりもっと成熟しているが、今のところハードウェアコンポーネントに依存している)の段階で新しいプロプライエタリなRDPを選定するに値するパフォーマンスをそれが示すのかという点だ。
VMware社とTeradici社が共同開発契約を結んだばかりで、しかもそれが独占ではない点を考えると、顧客の多くはここで注意しておきたい。
もしTeradici社がVMware社のライバルに買収されたり、大きな問題を抱えたらどうなるだろうか?
そして何より、プロトコルの最適化は非現実的で高コストだと1年後にVMware社が判断し、批准されたばかりの「Net2Display」標準のような別のものと交換することになったらどうなるだろう?
いずれにしても、もう既にいろいろ言われ尽くした。
Brian Maddenも既に簡単なFAQリストを公表しているが、そこには2つの興味深い詳細がある。
- PCoIPクライアントは現在Windowsのみサポートしており、LinuxとMac OSの両バージョンは2010年にサポートの見込み。
- View 4.0は、Microsoft Windows 7をゲストOSとして2010年初頭にフルサポートする。
Chad Sakacでは、先ごろ発表された「VBlock」と呼ばれるVMware/Cisco/EMCハードウェアでView 4.0アーキテクチャをデザインするための原案を既に公表している。
このソリューション(VBlock 1)は2048台以上の仮想デスクトップに対応し、価格はすべて込みでライセンスあたり750ドルとなっている。
このなかではパフォーマンス分析もいくつか行われている。ここでは、これらの数字が(何らかの差が生じるとの仮定で)RDPとPCoIPのどちらのプロトコルを使って入手したものなのかが明確になっていないが、その内容は必読である。
最新情報:多少の遅れはあったがVMware社がようやくView 4.0(ビルド210939)の一部をリリースした。
これをインストールするには、2009年11月19日にリリースされた「Update 1」(ビルド208156)で先にvSphere 4.0をアップデートしておく必要がある。
リリース:Liquidware Labs社Stratusphere 4.5(20091030-3)
新興企業のLiquidware Labs社は、5月に買収したVMsight社の技術の名称変更後初のバージョンとなる「Stratusphere 4.2」を6月にリリースした。
そして先週、彼らは堅実なアップデートを実行し、容易に想像できることだが、新バージョンの4.5では9月にEntrigue Systems社から取得した「ProfileUnity」技術を統合している。
詳細に見ていくと、Stratusphere 4.5では「Citrix XenDesktop 4」と「Microsoft Window 7」を新たにサポートするほか、「VMware View 4」(依然としてプライベートベータテスト中)も仮サポートしている。
その上、同製品はGUI、レポート、および相関関係エンジンなど複数個所を強化している。
いずれにしても、このリリースで最も興味深いのは、ユーザが同製品の試用版をダウンロードできるようになったことだ。
同社はこれまで、特にITサービス提供事業者(PSO:Professional Services Organizations)をターゲットにしていることを常に公言しており、これは大体の場合、無償でダウンロードできる試用版の用意(および宣伝)が不要であることを意味する。
Liquidware Labs社がこの部分を変更したというのなら、それは同社がマーケティング戦略も変更することを意味するのかもしれない。
ラベル: LiquidWare Labs, Releases, VDI
Citrix社がXenDesktop 4のライセンススキーマを変更してVDI Editionを追加(20091020-5)
2週間ほど前、Citrix社は最新バージョンのXenDesktopを発表した。同製品が興味深い機能を提供しようとする一方で、Citrix社が同時ユーザモデルを指定ユーザモデルへと移したことから、多くの顧客が新ライセンススキーマに不満を訴えている。
同製品はまだ未発売だが(11月16日にリリース予定)、フィードバックに耳を傾けたCitrix社が既に価格戦略を変更してきた。
製品マーケティング担当バイスプレジデントのSumit Dhawan氏は自身の企業ブログに非公式発表を掲載して新しい規定を解説している。
- 「XenDesktop Enterprise」(225ドル)と「Platinum Editions」(350ドル)では、顧客が「指定ユーザ単位」モデルと「デバイス単位」モデルを選ぶことができる。
いずれの利用方法もライセンスは同じ、価格も同じだ。 - 「Standard Edition」ライセンスは全く新しい「VDI Edition」に変更され、これには「指定ユーザ単位」と「デバイス単位」ライセンスモデル(95ドル)のほか、昔からの「同時ユーザ単位」ライセンスモデル(195ドル)も用意されている。
新しいVDIエディションにはXenAppが含まれないが、Microsoft Hyper-VやVMware VI/vSphereなどのサードパーティー製ハイパーバイザーは引き続きサポートされている。
Ericom社が独自RDP強化ツールのBlazeを発売(20091019-3)
ちまたにはプロプライエタリな各種リモートデスクトッププロトコルやRDP強化機能があふれているが、それでも物足りないという方のためにまた新たに登場したものを紹介す る。「Ericom Blaze」だ。
同社は先月、以下のような感動的パフォーマンスをうたってこれを発売した。
- 最大98%のRDP圧縮
- グラフィックスを多く含んだコンテンツがRDPより10から25倍高速
- RDPの帯域幅消費量を最大25倍削減
Blazeが新しいプロトコルでなく「Quest/Provision Networks Experience Optimization Pack(EOP)」と競合可能なRDP強化ツールであることは明らかだ。
Blazeは、Windows XP、Windows Vista、そしてWindows 7の仮想デスクトップに対応している。LinuxとMac OS XのVMには今月中に対応するはずだ。いずれにせよ、その利用対象はVDIのシナリオに限定されない。
興味深いことに、Ericom社では、これにはMMX命令セットをサポートしたCPUが必須であることを明記している。
現在、BlazeはEricom PowerTermコネクションブローカとVMware View(Linuxクライアントのみ。Windowsクライアントのサポートは第4四半期中の見込み)をサポートしている。
VMware ViewやCitrix XenDesktopを選んだ決め手(20091014-1)
virtualization.infoの読者なら、VMware社とCitrix社が「単純な」サーバ集約ではなくVDI分野での競争に重点を置いていることは既にご存じだろう。
話題は今のところ両社のコネクションブローカ(およびRDP)が中心だが、あと数カ月もすればアプリケーション仮想化ソリューションや、まもなく登場するクライアントハイパーバイザーにも拡大することだろう。
そこで、Viewコネクションブローカ専用掲示板のVMware VMTNフォーラムで最もよく閲覧されているスレッドはどれなのかという疑問がわいてくる。
その答えは、4月末に始まって3000ビュー近くを集めている「What made you chose VMware View or Citrix XenDesktop」(VMware ViewやCitrix XenDesktopを選んだ決め手は何か)というタイトルのものだ。
このスレッドは興味深いコメントであふれている。もちろん、それらすべてが本当の顧客の意見なのかどうかを断言するのは不可能だ。だが、その多くが有名なVMwareユーザのものであることは確かだ。
また、本物によるものも含め、すべてのコメントが正しい情報を伝えているわけでもない。とはいえ、それらの要旨は両製品、とりわけ技術としてのVDIに対する顧客の感想を明確にすることに寄与している。
それらの一部はここでご紹介するに値するものであり、VMware社とCitrix社の両社がこれまでにリリースしているアーキテクチャの参考原案と一緒に検討すべきものである(強調部分)。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…Viewはインストール、コンフィギュレーション、そして管理がかなり簡単だと思った。ベアメタルから4ノードの配信まで1日かからない。コンソールはvCenterとView Administratorの2つだ。
そこで、これをXDで同じ4ノードの導入と比較すると、こちらは1週間以上もいろいろ押し込む作業などが続く。それが一流ハードウェア上でのことだということを忘れないでおきたい。また、同様の機能を実現するには6種類の管理コンソールが必要になると思う。さらに、ViewではXDにない「Offline Desktops」(試験版ではあるが)のメリットも加わる。
真のICAはRDPより優れたリモートプロトコルだが、自分の意見では同製品は面倒な部分があまりに多い。…
…最後に価格についても(やはり自分たちの経験しか書けないが)XDの方がViewよりコストがかかり、Splitviewの購入も含まれる。
…Citrixの世界に入っていく場合、大抵は学習が必要になる。何人か書いるようにコンフィギュレーションはやや複雑だがメリットはある。…
…基本的に、最大の理由は大半の企業がVMwareを採用していることだ。したがって、さまざまなサポートを依頼するベンダーが1社で済むというのは理にかなう。
コストもある。 Viewはデスクトップ単位のコストがXenDesktopより安い。つまり、それはライセンスであり、物理ホストあたりのVM数の多さだったり、ストレージを節約できるリンククローンであったりする。デスクトップのコストは既に非常に低いため、TCOがきわめて重要になる。
安定性。 Viewの方がコンポーネントが少なく、VMware社はリリースする製品のQAが歴史的に見て優れている。Microsoft社やCitrix社の方はそこまで良くない。
VMware社がリンククローン技術のことを考えているのも大きな理由だ。SANストレージは安くないが、PCのハードディスクなら安い。そこを上層部に売り込まなければならない。ハードディスクが4倍の値段になるなどと説明すれば笑われてしまう。…
…正直なところ、コスト面でVMwareを選んだ。現在はいくつか問題があり、選択について再検討中だ。
よく調べる必要がある問題は、リモート仮想デスクトップが使用目的ならばその使用に関する点と、接続してくるクライアントのOSとのやりとりだ。Viewポータル経由でリモートクライアントを使用したいならView Manager管理ガイドの18ページは必読だ。評価作業中にこの情報があったら良かったと思っている。…
…ベンダーの1社から、自分のところの環境でXDを実証して欲しいというかなりのプレッシャーがあった。だが、現在はView 3.1を実証中だ。次のような理由からXDは調査しない。
1)自分のところは完全なVMware環境である。
2)XDがESXのバックエンドに今対応しているからといって、将来もそうだとは限らない。…
…率直に言って、Citrix社の利点は今のところICAディスプレイプロトコルだけだ。大半の企業でCitrix社が評価対象になっているのはそれだけが理由だ。…
(これらのコメントはすべてView 3.xとXenDesktop 3.xに関するものであって、まもなく登場するXenDesktop 4に対するものではない点をご注意いただきたい。)
Citrix社はここで力説されたいくつかの点に対処する必要性を感じ、インストレーションと管理の複雑な部分、RAMの消費、そして価格に関する記事を公開した。
これも読んでおきたい。
白書:Designing an Enterprise XenDesktop Solution(エンタープライズXenDesktopソリューションの設計)(20091009-1)
Citrix社が、「XenDesktop 4.0」の発売直前に以下の特性を持つ1万ユーザVDI環境の構築方法に関する42ページの参考アーキテクチャをリリースした。
この原案は特に前バージョンのXenDesktopに対応しており、以下のような分野のプロジェクトについて解説している。
- 仮想インフラ:ハードウェア、キャパシティ、高可用性、およびストレージに重点を置いた基盤仮想インフラの詳細なデザイン。
- オペレーティングシステムの配信:ホスティング/ストリーミングされたデスクトップへの基盤OSの配信に関してファームのデザイン、キャパシティ、キャッシュ、および高可用性に重点を置いた詳細なデザイン。
- アプリケーションの配信:アプリケーション、統合、およびアプリケーションの最適化を中心としたデスクトップ配信に関するアプリケーションレイヤの統合。
- デスクトップの配信:キャパシティ、グループ、およびグループ設定に重点を置いたデスクトップ配信プロセスのデザイン作成。
- 仮想デスクトップ:ホスティング/ストリーミングされたデスクトップイメージのコンポーネント定義に重点。このセクションでは仮想デスクトップの仕様、デスクトップのイメージ、およびストレージ要件を解説。
- アクセスデザイン:内部/外部ユーザのリソース受け取り方法に重点。
- ビジネス継続性のデザイン:サービス障害によるユーザへの影響を低減するソリューションのデザインに重点。
Citrix社の技術を採用するかどうかの判断とは別に、これはVDIに関心を持つ方にとって優れた出発点となっており必読である。
これまでも、VMware社では「Virtual Desktop Infrastructure - Deployment Considerations」や「VDI Implementation Best Practices」のような同様の白書を公開している。
Citrix社がXenDesktop 4.0でVMware View 4.0に対抗(20091007-6)- 記事更新
Citrix社は10月6日、11月16日に発売する「XenDesktop 4.0」を発表した。
まもなく登場する「VMware View 4.0」(およびソフトウェア版「Teradici PCoIP」プロトコル)に対するCitrix社の回答は、かつてないほど意欲的なものだ。
まず、XenDesktop 4.0の「Enterprise」と「Platinum」の両エディションには、XenAppの無制限フルバージョンが付属する。
「FlexCast」と呼ばれるCitrix社の新戦略では、仮想マシン上に導入されたデスクトップ(今日VDIと呼ばれているもの)、ベアメタルマシン上のもの、あるいはターミナルサービスファームによって提供されるものを区別しない。
XenDesktopとXenAppを使えば、これらすべてのデスクトップやその一部アプリケーションのほか、該当するアプリケーションやOSストリーミングへのリモートアクセスが可能になる。
いずれ、Citrix社が「XenDesktop」ブランドだけに力を入れるべくXenAppをスタンドアロンの技術や名前として完全にフェードアウトさせることになってもさほど驚かないだろう。
2番目に、新しいHDX適応技術(ICAプロトコルを含む)がさらに改善され、以下のコンポーネントが加わった。
- HDX MediaStream for Flash
マルチメディアのパフォーマンスを引き上げ、Flashのコンテンツをネイティブの圧縮フォーマットでユーザのデバイスに送信し、再生にローカルの処理能力を利用してローカルPCに非常に近いパフォーマンスを実現する。 - HDX RealTime
ウェブカムのサポートを可能にし、最小限の帯域幅を維持しながら音声や音楽の音質を向上させてリアルタイムコミュニケーションを強化する。 - HDX Plug-n-Play
専用キーボード(Bloombergキーボードなど)や「Philips Speechmike」などの口述筆記デバイスのサポートを強化し、同時に、特殊な画面配置(U字、L字、T字、逆L字、および逆T字配置など)や各種サイズ、解像度、設置方向でマルチモニタコンフィギュレーションをカスタマイズする柔軟性をユーザに提供する。 - HDX 3D
デスクトップ仮想化を、CAD/CAMやエンジニアリングアプリケーションなどの高度技術を利用するユーザやWAN経由での回線にも拡大。HDX 3Dを使えば、企業や組織が世界規模で人材を調達できるようになり、これらの従業員に高性能デスクトップや専門3Dアプリケーションを素早く提供しながらも知的財産を引き続き集中管理できるようになる。 - HDX IntelliCache
インフラ全体で帯域幅を多く消費するデータやグラフィックスをキャッシングし、それらを必要に応じて最も効率的な場所から透過的に配信することでパフォーマンスとネットワーク利用率を複数のユーザ向けに最適化する。
Brian Madden氏が自身の記事で詳細を述べているように、Citrix社はXenDesktopのライセンスモデルも、同時ユーザモデルから指定ユーザモデルへと変更した。
Burton Group社のシニアアナリスト、Chris Wolf氏も洞察を述べているので、ぜひともご覧いただきたい。
大事なことを言い忘れていたが、XenDesktop 4.0には「XenServer」と「Microsoft Hyper-V」の両方が付属する(また、VMware ESXも相変わらずサポートしている)。
これは、どのハイパーバイザーを使おうとCitrix社にとっては完全に無意味だと言っているようなものだ。彼らは、社員のワークステーションを集中管理するという新たな世界的取り組みから大きな利益を得たいだけなのだ。
そして、XenDesktopが企業の顧客に間違いなく提供されるよう、ソフトウェア保証加入者にはXenDesktop 4.0が無償提供されることになる。ここ数バージョンより機能を増やしてきたにもかかわらずである。
そのほかに対しては、Citrix社の主力ビジネスであるXenAppの顧客を特に重視し、同社はXenDesktopへのトレードアップという注目すべきプログラムを提供する。
最新情報:XenDesktop 4.0のライセンスに関する変更(および価格設定ポリシー)は既存客や見込み客から歓迎されなかった。
そこで、Citrix社は迅速な対応に出て、同製品の機能に対する良いムードを取り戻すべく、「(指定ユーザ単位のライセンスがうまくいかないユースケース)に対応する適切なXenDesktop 4ライセンスプログラムを積極的に検討する」ことを約束した。
Citrix社には4つの大きな課題がある。
- プレゼンテーション仮想化(XenApp)からハードウェア仮想化+アプリケーション仮想化+プレゼンテーション仮想化(XenDesktop)へのコアユーザ層の移行
- プレゼンテーション仮想化よりもハードウェア仮想化の方に関心を持つ一クラス上の顧客の集客
- VMware社がリードするハードウェア仮想化市場で同社に匹敵するブランド認知度(つまり信頼)の構築
- デスクトップ仮想化の採用と、それに対する信頼構築の正当化
Brian Madden氏が自身の記事で既に述べているように、今回のライセンス変更に対する反応はCitrix社によるこれら4つの問題の解決促進にはつながらないだろう。
VMware社がView Open Client 4.0のベータ1を投入(20091007-3)
VMware社は2月、Viewクライアントのオープンソースバージョンを用意し、これをLGPL 2.1バージョンでリリースした。
virtualization.infoでは既に、これで同社は多数のシンクライアントプロバイダーに勝利できるかもしれないと書いている。各社は、独自コネクタを自社開発するよりも「View Open Client」を採用してカスタマイズする方を選ぶ可能性がある。
しかし、VMware社がオープンソース化を決断したのは、同製品の開発を加速させ、実際もしくは感覚的にあるライバル(ここではCitrix社)とのギャップを縮小することが主な狙いである可能性もある。
いずれにせよ、View 4.0がプライベートベータに入り、待望のソフトウェア版PCoIPがようやく投入されたことで、VMware社にとってはオープンソースコミュニティーの支援を求めて新ビルドに注目を集めることが非常に重要になっている。
View Open Client 4.0のベータ1では、SSLトンネリング、RSA SecurIDとの2ファクタ認証、そしてCommand Line Interface(CLI)が新たにサポートされている。
前回のリリース同様、以下はサポートされていない。
- USBリダイレクト
- マルチデスクトップセッション
- マルチメディアリダイレクト
このクライアントはView 3.0,3.1と、バージョン2.0と2.1の古いVirtual Desktop Manager(VDM)製品をサポートする。
VMware社の新しいデスクトップ仮想化担当CTOがビジョンを説明(20090929-2)
virtualization.infoが何度もお伝えしているように、VMware社は先ごろ、デスクトップ仮想化を専門にする2人目の最高技術責任者(CTO)を任命することにした。
その事業部は以下をカバーすることになる。
- VDIコネクションブローカのView(2007年にPropero社から獲得)
- ThinPrint社から2007年に(リモートプリント用)、Wyse Technology社から2008年に(RDP加速用)、そしてRTO Software社から2009年に(ペルソナ管理用)それぞれOEM供給を受けた技術
- アプリケーション仮想化プラットフォームの「ThinApp」(Thinstall社から2008年に獲得)
- まもなく登場するハイパフォーマンスリモートデスクトッププロトコルの「PCoIP」(2008年よりTeradici社と共同開発)
- まもなく登場する組み込みデバイス向けのハイパーバイザーの「Mobile Virtualization Platform」(MVP、Trango社から2008年に獲得)
- まもなく登場するクライアントハイパーバイザーの「Client Virtualization Platform」(CVP、Tungsten Graphics社から2008年に獲得した技術もおそらく搭載)
文化も開発スタイルも完全に異なる企業の膨大な数の技術を統合する作業は現在、VMware社で2年以上データセンター主任アーキテクトを務め、その前はVirtual Iron社で社長とCTOを兼務していたScott Davis氏の手腕にかかっている。
ここ数週間、Brian Maddenなどの各種メディアは、VMware社がデスクトップ仮想化分野を理解し、信頼を獲得する力に疑問を呈してきた。
Davis氏は、自身が新たに立ち上げた企業ブログでそれに回答している(ブログ中心の時代の美点である)。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…VMware社がクライアントやデスクトップコンピューティングで思い描くビジョンは、仮想化技術を使ってデスクトップのすべての側面をカプセル化し、隔離することだ。各側面の独立した管理、複製、再現を可能にするのだ。 社員所有のITは?異なる仮想マシンに分割する。デバイスの紛失、故障、あるいは陳腐化は?廃棄すればよい。データセンタにはVMが保管されていて、自由に導入し直すことができる。
わたしは、物理デバイスとすべてのソフトウェアの完全な分離によって実現する自由を望む。デバイスの独立性が欲しい。アプリケーション、データ、個人情報も、ダイナミックに合成され、カプセル化されて、自分がいる場所から最適なデバイス上で好きなタイミングで実行される。 これは、レイヤを同じデバイス上に配置するか、複数のシステムをまたいで配信することを意味する。わたしは隔離を望む。自分の個人および業務用のアプリケーション、ランタイム、そしてデータを隔離し、カプセル化して、インターネット、携帯端末、シン/シッククライアント経由でアクセスできるようにしたい。クライアント仮想化があれば、表示部分、計算処理部分、保存部分をインテリジェントかつ自動的に配置できる。データセンタ内で作業を処理し、クライアントに向けてグラフィックスを仮想化で提供する方が良いこともある。その一方で、すべての作業を持ち出して、ノートPC上で処理したいときもある。あるいは、その中間もある。さらに、ほかにいくらでもあるだろう。最高の仮想化により、関連するすべての境界線で隔離とカプセル化を行っている。アプリケーション仮想化用にはThinAppがあり、その技術の改良に投資を続けているのはこのような理由からだ。われわれのソリューションでRTO社のプロファイルキャッシングとレプリケーション技術を利用する提携をVMworldで発表したのも、仮想化デスクトップ専用設計でクラス最高のリモートグラフィックスプロトコルをベースにしたソリューションを市場に共同で投入する提携をTeradici社と結んだのもこのような理由からだ。 しかも、まだまだ多数の製品が登場してくる。…
VMware社のマーケティング部門では、今これをUser-Centric Computing(ユーザ中心の計算処理)と呼んでいる
どうすればこれに到達できるのだろうか?まず第一に、Microsoft Windows 7にアップグレードしなければならない企業の悩みを和らげることだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Windows 7への入れ替えが徐々に近づくなか、今はクライアントを一気に仮想化するのに理想的なタイミングだ。デスクトップスタイルのラピッドプロビジョニングである。型が古かったり、処理に追いつけないデバイスは入れ替える。苦労せずにだ。ハードウェアであれ、ソフトウェアであれ、ダウンタイムや機能停止を生じさせることなく個々の部品をアップグレードする。複雑性を緩和する。自分のWindowsシステムの動作がどんどん遅くなっていくユーザなら分かるように、デスクトップはその複雑性からどんどん負担になってきている。OSを開発したことのある自分でも問題を抱えている。
Brianさん、満足されただろうか?
リリース:VMware View Manager 3.1.2 / Lifecycle Manager 1.0.2 / Data Recovery 1.0.2(20090917-1)
VMware社は先週、自社の複数の製品向けに大量のアップデートをリリースした。どのビルドもバグ修正がメインだが、「View Manager 3.1.2」には以下の新機能も搭載されている。
- View Manager 3.1.2 - Build 188088
「Virtual Printing Multi Session」のサポート
ThinPrintクライアントにより、接続している各仮想デスクトップへのプリンタのマッピングが実現
ラベル: Disaster Recovery, Lifecycle Management, Releases, VDI, VMware
DaaSクラウド一番乗りをIBM社と競うtuCloud社(20090916-7)
virtualization.infoはわずか2日前、まもなく登場する「Smart Business Desktop」に関する記事を書いた。IBM社のこのDesktop-as-a-Service(DaaS)クラウドコンピューティングインフラは、VMware社、Citrix社、Wyse Technology社、そしてDesktone社の製品を基盤にしている。
IBM社が業界初だと主張する製品を試せる10月が待ち遠しいが、われわれは、IBM社に大きく先がけてDaaS製品を用意していると思われる会社を発見した。tuCloud社だ。
同新興企業は、最大4GバイトのRAMを搭載するWindows VistaやWindows 7(Aero対応)のホステドデスクトップを、最大24時間以内(つまり、IBM DaaSで想定されるセルフサービスプロビジョニングポータル経由のリアルタイムではない)にオンデマンドで提供すると約束している。
tuCloud社ではペイ・パー・ユースと前払いの両料金モデルを、1台目のデスクトップ(RAMは1Gバイト)は120ドルから、そして追加分は1台あたり65ドルで用意している。
顧客は1社あたり最大100台の仮想デスクトップを要求することが可能で、追加料金を支払えば人気の高い市販製品であらかじめコンフィギュレーションされた環境を用意することもできる。
さらに、顧客がSSLチャネル経由でクラウドにアクセスし、すべてを暗号化されたオンラインストレージに保存し、ウェブの閲覧は透過的なプロキシで行い、システムログには一切痕跡を残さず、外部との通信ではIPを消去するというオフショア仮想デスクトップを提供するオプションも用意されている。
もちろん、tuCloud社ではこのサービスに対する料金の支払を匿名で受け付けており、これが多くの問題につながることは確かだ。
同社のウェブサイトにはどの仮想化プラットフォームで仮想デスクトップを実現しているのかという記述はないが、Microsoft RDPをサポートし、パワーユーザはPCoIP(Teradici社がVMware社と共同開発中のプロトコル )が使えるとの記述がある。
だが、ソフトウェア専用バージョンのPCoIPはまだ完成していないため、顧客がクライアント上に適切なハードウェアを用意することができた場合のみtuCloud社がPCoIPをサポートすることは容易に想像が付く。
実際、細かいところを良く読むと、Aeroを有効にしたWindows 7の仮想デスクトップはPCoIPで接続した場合に限って可能になるようだ。
tuCloud社では、Cranberry社、HP社、Thinspace社、およびWyse Technology社のシンクライアントをサポートする。同社は、このなかのどれでも顧客サイトに配信できるようだ。
tuCloud社を支えているのはだれ?
英国を拠点にしていると思われる同社は、最高経営責任者(CEO)のGuise Bule氏が経営している。
ウェブサイトの登録は2008年2月になってからだが、LinkedInにあるBule氏のプロファイルを見るとtuCloud社が少なくとも2006年1月には存在していたことが分かる。
このほかには同社やその経営陣に関する情報はないようだ。
tuCloud社はこのDaaSサービスをどのように提供するのか?
IBM社や、そのほかDaaSサービスを提供したことのあるところならどこも全く同じように、ゲストOSや、仮想デスクトップにインストールされたアプリケーションのライセンスの問題に同社はどのように対応しているのか、という疑問が真っ先に浮かぶ。
Microsoft社では、「Virtual Enterprise Centralized Desktops(VECD)」というこれ専用のライセンスを用意しており、これを利用すれば、Software Assurance(SA)の有無にかかわらず、VDI環境に導入されたWindowsのクライアントOSに顧客がリモートからアクセスできるようになる。
問題は、このライセンスがデバイス単位の1年契約である点だ。つまり、もしDaaSの顧客が自分のデバイスから1カ月だけ自分の仮想デスクトップにアクセスしても、クラウドプロバイダーは1年分の定期利用料金を支払わなければならない。残りの11カ月分を別の顧客用に充当することはデバイスが異なるためできない。
また、DaaSの顧客が「Adobe PhotoShop」などをインストールする場合に考えなければならないISV各社のライセンス供与条件はどうなるのだろう?
一番乗りになるのはかなり大変なことだ。これらの疑問に同社が対応できるかどうかお手並み拝見である。
リリース:Quest vWorkspace 6.2(20090916-2)
2カ月のベータテストを経て、Quest社が「vWorkspace 6.0」マルチプラットフォームコネクションブローカの2番目のマイナーアップデートをリリースした。
この新ビルドには、マルチモニタやUSB/グラフィックスサポートに対して新たに複数の強化が行われているほかに、以下の2つの新機能が加わっている。
- NetApp社の「FlexClone」技術との統合(VMware VDI環境のみ)
- vWorkspace Web AccessポータルとMicrosoft SharePointの統合(試験)
ラベル: Provision Networks, Quest, Releases, VDI
Liquidware Labs社がEntrigue Systems社を買収(20090916-1)
Vizioncore社(2008年1月にQuest社により買収)の創業者で元最高経営責任者(CEO)のDavid Bieneman氏が設立した新会社のLiquidware Labs社は、その規模をものともせず極めて意欲的な姿勢を示している。
同新興企業は上場直前の5月にVMSight社を買収すると、VDI.com(ドメイン名の長さと関連度を考えると注目すべき投資だ)コミュニティーポータルを開設し、わずか数週間で1000人以上の加入者を集めた。
Liquidware Labs社はさらに今回、Entrigue Systems社という2社目の買収を進める。
Entrigue社は2000年創業の小規模米企業で、「Script Start」と呼ばれる製品を販売している。
Script Startは、Windowsユーザプロファイル(業界でペルソナと呼ばれるようになったもの)の作成、プロビジョニング、およびリモート管理を可能にする。
また、ほかにもソフトウェア/ハードウェアの棚卸しが可能だが、とりわけ「Citrix XenApp」などのプレゼンテーション仮想化環境や、「VMware View」などのVDI環境のほか、「Microsoft MED-V」のようなエンタープライズデスクトップ仮想化ラッパまでサポートする。
Entrigue社では以前、エンタープライズ系の機能を一部省略したScript Startのオープンソースバージョンを提供していたが、残念ながら、Liquidware Labs社は買収により同エディションを存続させないことにしたようだ。
この措置は非常に興味深い。VMsight社から取得した技術はLiquidware Labs社をVDI最適化分野に対応させるものであって、ペルソナ管理に対応させるものではない。では、なぜ同社はScript Startのような製品が必要なのだろうか?
Liquidware Labs社がこれら2つを組み合わせる何らかの自動化手段の開発に取り組んでいることは十分に考えられる。Stratusphere社が集めたVDI環境でのユーザの行動データを分析すればボトルネックの根本的原因が判明し、それによりProfileUnityでユーザプロファイルを最適化して使い勝手を改善できるのかもしれない。
もしそうであるならば、Liquidware Labs社がスクリプト/自動化分野の会社をまもなく買収するか、少なくとも数カ月以内に新しい製品スイートを発表することが予想される。
Virtual Computer社がXenoCode社と提携(20090915-2)
Virtual Iron社(Oracle社により5月に買収)の創業者により設立されたVirtual Computer社が、各種仮想化技術を大量に利用して「NxTop Center」管理ソリューションを進化させ続けている。
同社には既に、Xenベースのクライアントハイパーバイザーに加え、仮想マシン、 スナップショット、およびクローンを使って適切なシステム環境を適切にカスタマイズ(業界ではこれをペルソナ と呼ぶようになっている)して適切なユーザに配信するかなり複雑なウェブベースのコンソールがある。
さらに、今度は既にNovell社とOEM契約を結んでいるアプリケーション仮想化技術ベンダーのXenoCode社と技術提携を結んだ成果により、アプリケーションレイヤの管理も簡略化してきた。
Novell社との提携とは異なり、Virtual Computer社は「XenoCode Virtual Application Studioの」のOEM供給を受けるわけではない。
同社は、XenoCode技術で仮想化されたアプリケーションを、NxTop仮想マシン内で購入後そのままの状態でサポートしているに過ぎない。
革新的なことではないものの、Virtual Computer社はこのようにすることで、Citrix社やVMware社からまもなく登場するライバル製品と競合できる包括的なVDIスタックの構築を黙々と進めている。
ラベル: Alliances, Platform Management, VDI, Virtual Computer, XenoCode
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