ニュースヘッドライン
vConsolidateについてvirtualization.infoに回答を寄せるIntel社(20100125-3)
virtualization.infoは、仮想化ベンチマークに関する業界の関心度に疑問を呈することで2010年の幕を切って落とした。
われわれはこの記事のなかで、Intel社がvConsolidateプラットフォームの開発を中止し、顧客にはVMware VMMarkシステムとその非競合EULA以外の選択肢がなくなることを伝えた。
これに対し、Intel社が親切に回答を寄せ、vConsolidateが2009年初頭に開発中止となったことを正式に認め、この選択の背景にあるいくつかの実態を明らかにしてきたので、以下にその全文を紹介する。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)2009年初頭、われわれは同ベンチマークの開発と保守を中止した。 しかし、今も複数の企業がサーバコンフィギュレーションの社内テストや評価でこれを使用している。 われわれはvConsolidateベンチマーク結果の外部公表についてはもうサポートしていない。
これまでは、私と、私の部署に直接連絡してきた顧客に対してはこれを提供していた。 ここ数年間にvConsolidateの利用申請を行い、これを社内のテストラボ環境で利用してきた企業(OEM、ISV、金融、IT、医療、自動車、保険などの各業界)の一覧も手元にある(公表はできないのでご了承いただきたい)。なんといっても、仮想化環境用サーバシステムの社内評価がこのベンチマークの最大の目標だったのだ。当初から、業界標準のベンチマークになることが目標ではなかった。 それよりも、以前から基本的にはテストツールとして設計と保守が行われてきたものだ。 ところが、ほかにソリューションがなかったことで、その範囲を超えて(もちろん許可を得た上でだが)利用されることも何度かあった。
仮想化ソリューションという意味では、VMMarkもvConsolidateとほぼ同時期に登場し、ほぼ同じテストシナリオになっていた。 最も頻繁に議論された相違点は、VMMarkはVMWare環境に重点を置いているが、vConsolidateは複数のハイパーバイザーコンフィギュレーションに対応しているという点だった。 大半の人があまり口にしない重要な違いの1つが、VMWare社がサーバコンフィギュレーションを公に評価するためのベンチマークを作成した一方で、われわれの方はvConsolidateを社内ラボでサーバコンフィギュレーションを評価するためのテストツールを作成した点だ。 顧客がVMWare以外のテスト環境でテストに使えるものを必要としていたため、vConsolidateは若干のアップデートを受けてGUIが与えられ、顧客が利用できるツールとして提供された。 しかし、それでも主目的は社内評価だった。
われわれが仮想化環境テストソリューションとしてのvConsolidateの開発や保守を基本的に中止したのは次のような理由からだ。 手短に言うと、SPECがvConsolidateが提供するものに取って代わる独自バージョンの仮想化ベンチマークを近い将来投入してくるためだ。 われわれは、vConsolidateの取り組みから学んだことの多くをSPEC委員会に提供した。メンバーとして、われわれはこの経験を活用している。 結局、業界が受け入れ、開発したベンチマークをサポートする方が顧客にとっては良いと判断したのだ。
「2010年に仮想化ベンチマークが重視されるのか」という質問だが、私はその答えが「イエス」であることを保証する。
ラベル: Benchmarks, Intel
Intel CPUとクライアントハイパーバイザーの互換性(20091204-8)
クライアントの仮想化に関心を持つ顧客であれば、2010年がVDIにとって重要な年になることは分かっている。Citrix社やVMware社などの大手ベンダーをはじめ、多数のベンダーが自社のクライアントハイパーバイザーをリリースし始めるからだ。
これらのクライアントハイパーバイザーのおかげで、顧客はようやく機動性や柔軟性を失うことなくサーバベースのコンピューティングソリューションを採用できるようになる。
Citrix社は2009年1月、Intel社と協同でXenClientの開発を進めていることを発表している。これは年末までにリリースされるされる見通しだったが、その登場は2010年第1四半期以降になるようだ。
VMware社もIntel社と共同開発を進めているが、「Client Virtualization Platform(CVP)」も登場は2010年上半期以降になるようだ。
両クライアントハイパーバイザーともにIntel vPro技術に依存しているようだ。ところが、これが問題になる可能性があるのだ。
日本のPC Watchというウェブサイトは11月末、Core i3、i5、i7、そして登場間近のi9という新プロセッサのロードマップを詳細に記したIntel社の複数のドキュメントを公表した。
これらのドキュメントのなかには、どのバージョンのCPUがvProを搭載し、どれが搭載しないのかを明記しているものもある。
もちろん、これはロードマップの草案かもしれず、説明文に誤解があるのかもしれないが、ここではvProを搭載するのがCore i5 6x0(コード名:Clarkdale)とCore i7 8x0(コード名:Bloomfield)のわずか2つのCPUであるように見える。
もしこれが正確であり、確認もとれた場合、顧客はデスクトップマシンの更新時に極めて慎重に行動する必要が出てくる。
また、選択したワークステーション/ノートPCが上記のCPUのいずれかを搭載していても、vPro機能が有効になっているかどうかをベンダーにも再確認した方が良いだろう。全社規模でVAIOの問題のようなものを抱え込みたい企業はいないだろう。
Intel Roadmapニュース情報を提供してくれたEngadgetに謝辞を述べたい。 .
Intel Core i3とi5-750はVT-d技術未搭載(20090722-7)
Intel社が、3月に投入され、新しいエンタープライズクラスのXeon 5500 CPUで既に見られる45nm Nehalemアーキテクチャをベースにした新しいコンシューマー向けプロセッサを発売しようとしている。
この新アーキテクチャは、VT-x(ネステドページテーブル)とVT-d(I/O仮想化)という、仮想化プラットフォームのパフォーマンス向上に向けた2つの重要な拡張技術を搭載している。
後者はクライアントハイパーバイザーで動くVDI環境のパフォーマンス向上に特に重要なものだが、Intel社はVT-dをすべての新型CPUには採用しない。
新しいNehalemベースのプロセッサは知名度の高い「Core 2」ブランドではなく、「Core i3」、「i5」、および「i7」と呼ばれるようになる。早ければ9月に登場する可能性のある第一弾は、VT-xは搭載するもののVT-dは搭載しない。
HKEPCは7月21日、Core i5 750およびCore i3の全製品ラインアップ(2010年第1四半期登場予定)はVT-dを搭載しないと伝えている。![]()
情報を提供してくれたSlashgearとEngadgetに謝辞を述べたい。
ラベル: Intel
(NVIDIA社製)ディスプレイカードにも仮想化の波(20090331-2)
グラフィックスカードも遅かれ早かれ仮想化されなければならなかった。
だがそれには、3つのコンポーネントが必要とされる。何らかのI/O仮想化技術を提供するチップセット、それをサポートできる仮想化プラットフォーム、そして複数の異なる仮想マシンから同時に来る搭載GPUへのアクセスリクエストを処理できるディスプレイカードだ。
これを可能にした最初の企業が、I/O仮想化技術(VT-d)を提供するIntel社、プラットフォーム(Workstation)を提供するParallels社、そしてGPU(SLI Multi-OS搭載Quadro)を提供するNVIDIA社の3社だった。
Intel社では、Intel VT-d技術搭載の新しい「Xeon 5500」シリーズ(コード名:Nehalem)を発表している。
NVIDIA社は、新しい「Quadro FX 3800」、「4800」、および「5800」の各カードの一部として「SLI Multi-OS」技術を発表した。
Parallels社も、Intel VT-dとNVIDIA Multi-OSの両方をサポートし、Workstation 4.0の新エディションとなる「Extreme」がまもなく登場することを発表している。
Parallels社の報告によると、この技術を利用するVMはネイティブグラフィックスパフォーマンスの95%から100%の結果を出すという。
これら3つすべてのコンポーネントを搭載した新グラフィックスワークステーション、「HP Z800」が5月中旬に登場する。
Intel社がネステドページテーブルとI/O仮想化に対応した新CPUとNICをリリース(20090331-1)
Intel社は3月30日、45nmプロセスの新しいエンタープライズクラスCPU、「Xeon 5500」シリーズ(コード名:Nehalem)の発売を発表した。
この新プロセッサは次のような待望のコンポーネントを多数搭載している。
- 統合メモリコントローラ
- Front Side Bus(FSB)に代わる新しいポイント間プロセッサ相互接続(QuickPath Interconnect)
- Intel VT-xの一部となるネステドページテーブル技術(EPT:Extended Page Tables)
- 「VMware VMDirectPath」技術をサポートするI/O仮想化技術(VT-d)
VMware社はパフォーマンスの改善を大々的に売り込むべく、3タイプの2ソケットシステム(8コア)で見事なVMmark測定結果が出たベンチマークを新たに3種類公開した。
- HP ProLiant DL370 G6 (Xeon 5580) - 16タイルで23.96
- Dell PowerEdge R710 (Xeon 5570) - 16タイルで23.55
- Inspur NF5280 (Xeon 5570) - 17タイルで23.45
上の結果が出るまでは、2ソケットシステムの最高値はHP ProLiant ML370 G5とXeon 5470 CPUの組み合わせで出した7タイルで9.15 に過ぎなかった。
Citrix社もNehalem CPUで動作するXenServerのパフォーマンス分析をいくつかだし、53%の改善を報告している。
Nehalemに合わせ、Intel社は「VT-c」と呼ばれるネットワーキングコンポーネント用I/O仮想化技術を搭載した「82599 10GbE」という新NICもリリースした。
このNICに搭載されたVT-cコンポーネントは次の通り。
- Virtual Machine Device Queues(VMDq)VMM(仮想マシン・モニタ)からネットワークコントローラにデータソートの負担を移すことによりパフォーマンスとCPU利用率を改善する。サーバ内のVM間スイッチングが最近強化されている。
- Virtual Machine Direct Connect(VMDc) イーサネットポート上の仮想機能をVMに直接割り当てるようにしてネイティブに近いパフォーマンスを実現する。
VMDcには、「Single-Root I/O Virtualization(SR-IOV)」と「VM mobility」の両方が含まれる。
Project Independenceの技術に関するいくつかのポイントを明らかにするCitrix社とIntel社(20090325-3)
Gabrie van Zanten氏が2週間前に公表したCitrix社/Intel社による「Project Independence」の初期プレビューは、まもなく登場するクライアントハイパーバイザーのアーキテクチャに対して多数の疑問を抱かせた(また、Citrix社からは否定的な反応もいくつかあった )。
両社はそれぞれの方向性を明確にするため、2つの技術的観点に光明を投じる共同インタビューを公開した。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)インタビュアー: Project Independenceとは何でしょうか?
Simon Crosby氏(Citrix社): XenオープンソースハイパーバイザーベースのType-1ハイパーバイザーを共同開発しています。プラットフォームに使われる数MBのフラッシュメモリに収まる非常に小さいもので、BAIOSの拡張機能にできるほどです。トラステドプラットフォームモジュールを含むすべてのハードウェアを持ち、デバイスを完全に制御できますが、そのほかに、各種ゲストに渡すプラットフォームを実際に決定することもできます。…
…
インタビュアー: Intel Virtualization TechnologiesはProject Independenceのなかでどのように活用されているのですか?
Fernando Martins氏(Intel社): Project IndependenceはIntel vPro技術のさまざまな部分を活用しています。
ソリューションはXenハイパーバイザーから派生しており、Intel Virtualization Technology(VT)がXenの重要な土台の1つとなっています。
このソリューションでは2つの性質の異なるIntel Virtualization Technologiesが1つの役割を演じています。Xenにとって必須であり、CPUが仮想化をサポートできるようにするVT-x技術と、仮想マシンにデバイスを直接割り当てられるようにしてオーバーヘッドを削減し、プラットフォーム全体の信頼性を高めるVT-d技術です。
Intel社のTrusted Execution Technology(TXT)を利用すれば、動作すべきハイパーバイザーを確実に動作させられるよう、ハイパーバイザーを信頼できる計算ベースの一部にすることができます。
Project Independenceは、通常範囲外のアップデートやクライアントアクセスにIntel社のActive Management Technology(AMT)を利用しています。…
Cisco社が仮想化フレンドリーなUnified Computing Systemブレードプラットフォームを公開(20090316-7)
virtualization.infoが速報をお届けしてから3カ月以上が経過したが、大きなうわさになっていた「Unified Computing System(UCS)」(コード名:「California」)というのブレードシステムの公開準備をようやくCisco社が整えてきた。
その発表は、Cisco社の最高経営責任者(CEO)であるJohn Chambers氏と、Intel社(Paul Otellini氏、CEO)、VMware社(Paul Maritz氏、CEO)、EMC社(Joe Tucci氏、CEO)、BMC Software(Bob Beauchamp、CEO)、そしてMicrosoft社(Bob Muglia氏、サーバー/ツール事業部担当プレジデント)の各社トップ幹部によってつい先ほど行われた。
Cisco社にとって、「ユニファイドコンピューティング」はデータセンタのネットワーキング、ユニファイドファブリック、そしてプライベートとエクストラネット/イントラネットのクラウドを意味する(Cisco社ではこれを「インタークラウド」と呼んでいる)。
このアーキテクチャを実現するため、同社は前述の各社にとどまらず、Accenture社、BMC Software社、CSC社、EMC社、Emulex社、Intel社、Microsoft社、Net App社、Novell社、Oracle社、QLogic社、Red Hat社、SAP社、Tata社、VMware社、そしてWipro社など、多数のパートナーに協力を呼びかけている。
Intel社はNehalem CPUだけでなく10Gb Fibre Channel over Ethernet(FCoE)の部分でもこのプロジェクトでCisco社とコラボレートしている。
UCSは、FCoE以外にもイーサネット、Fibre Channel、そしてiSCSI経由でストレージ(EMC社が提供)にアクセスできるようになる。
容易に想像は付くが、VMware社はこのプラットフォーム用にまもなく登場する「vSphere 4.0」を認定し、これを「Cisco Nexus 1000V」と一緒に出荷する。
Microsoft社も同じ措置を執り、OEM契約によって「Windows Server 2008」と「Hyper-V」(もしくは「Windows Server 2003」あるいは「SQL Server 2008」)を一緒に出荷する。
いずれにせよ、「System Center Virtual Machine Manager」(あるいはSystem Centerファミリーのほかのコンポーネント)はこのハードウェアに同梱されないため、Microsoft社の関与は限定的なものとなっている。
ハイパーバイザーと各管理ツールに加え、UCSにはBMCソフトウェア管理/自動化技術も付属する。
これらすべてが新しいUCS Manager(GUIとコマンドラインの両インターフェースがある)によって統合される。
さらにCisco社は、管理用にオープンなAPIを提供して「レガシー」データセンタインフラからの移行を簡略化する。
だが今のところは、Cisco社がUCS Managerの実力を明らかにしていないため、技術革新のレベルやソフトウェアスタック統合におけるEgeneraとの競争力を推し量る手段はない。
現在明らかになっているのは、 セグメント化することでプラットフォームが最大320の隔離されたサーバ(そして数千台の仮想マシン)をシミュレートできることと、以下のコンポーネントの存在だけだ。
- 「Cisco UCS 6100 Series Fabric Interconnects」は高ラインレート、低待ち時間のロスレス10-Gbps Cisco Data CenterイーサネットとFCoE相互接続スイッチのファミリーでシステム内のI/Oを集約する。20ポートの1RUと40ポートの2RUの両バージョンとも、Fibre Channelや10 Gigabitイーサネットのコネクティビティを実現する拡張モジュールの収容が可能。
- 「Cisco UCS 5100 Series Blade Server Chassis」は最大8台のブレードサーバと最大2基のファブリックエクステンダを、管理モジュールを追加せずに6RUの筐体でサポート。
- 「Cisco UCS 2100 Series Fabric Extenders」はユニファイドファブリックをブレードサーバのシャシーに収納して、ブレードサーバとファブリックの各相互接続で最大4回線の10-Gbpsコネクションを実現し、診断、ケーブリング、管理を簡略化。
- 次世代のIntel Xeonプロセッサがベースの「Cisco UCS B-Series Blade Servers」はアプリケーションの需要に適合し、消費電力をインテリジェントにスケーリングして、クラス最高の仮想化を実現。各ブレードサーバはユニファイドファブリックへのアクセスにネットワークアダプタを活用。Cisco社独自のメモリ拡張技術が大幅にメモリ容量を拡大し、要求の厳しい仮想化と大容量データ処理のワークロード向けにパフォーマンスと容量を最大限に拡大。さらに、この技術は要求の低いワークロードには経済的なメモリ容量を提供。
- 「Cisco UCS Network Adapters」はライザーカードで提供。アダプタが3種類用意され、仮想化に最適化されたアダプタ、既存のドライバスタックとの互換性、あるいは効率的なハイパフォーマンスイーサネットなど、アプリケーションの要件を満たす各種オプションあり。
- 「Cisco UCS Manager」は、「Cisco Unified Computing System」の中枢部の役割を担う集中管理機能を提供。Cisco UCS Managerは、システムコンポーネントを1つのシームレスな結合力のあるシステムにまとめる組み込みソフトウェア。
価格設定や発売日に関する具体的な情報はないが、同社では一般向けの発売を2009年第2四半期としており(Q&AセッションでCisco社は4月9日という日付に言及)、これはVMware vSphereが2009年第2四半期に発売される可能性を意味する。
最新情報:例によって、UCSに関してはScott Lowe氏が簡単だが非常に興味深い詳細を用意している。
Citrix社とIntel社の提携に神経質になるVMware社(20090303-3)
1月末にCitrix社とIntel社が共同で驚くべき発表を行い、Xenベースのクライアントハイパーバイザー(コード名:Thunder Lake)を開発する大規模な技術提携を明らかにした。
新プラットフォームはまもなく登場するCitrix社製品に2009年下半期に統合され、主要OEM各社経由で流通するため、この提携は市場に大きな影響を与えるものになる。
両社ともこれが独占契約ではないことを強く明確にしているが、何らかの理由からVMware社が神経をとがらせている。
VMware社とIntel社はコラボレーションを常に進めてきた間柄であり、両社の密接な関係は大半の顧客がよく知るところだ。VMware社の新規公募時には、Intel社が2億1850万ドルを投資しており、同チップメーカーがVMware社の買収を熟慮しているとのうわさもだいぶ以前からある。
しかし、それだけでは十分でなかったようで、先週のVMworld Europe 2009(virtualization.infoによる第1日および第2日の速報参照)では、VMware社がまもなく登場する「Client Virtualization Platform(CVP)」を巡るIntel社との提携に関して発表 を急ぐ必要があると感じた。
これら2つのプレスリリースを比較すると、いくつか小さな違いが浮き彫りになる。Citrix社とIntel社の提携は相当額の資金の動きがある研究開発や財務業務のように感じるが(そして、Citrix社がThunder Lakeを販売するたびにIntel社にはかなりの手数料が入る)、VMware社とIntel社の提携はVMware CVPが「Intel vPro」技術をサポートすること(完全な想定内)を正式に確認するだけのように思える。
「開発」(Intel社-Citrix社)対「投入」(Intel社-VMware社)の関係だ。
この発表をどのように読むのが正しいとしても1つだけ明らかなことがある。VMware社がIntel社との有名な提携を顧客に思い出させようとしているのであれば、それは同社が不安になりつつあるということだ。
これでだれがプレッシャーを感じているのかはお分かりだろう。PR部門か、同社幹部か、それとも顧客だろうか?
Citrix社とIntel社がクライアントハイパーバイザーを共同開発へ(20090120-2)
驚いたことに、数カ月前からIntel社は自社が保有するVMW株を大量に売却してきた(その一部はCisco社が購入している)。これにはそれなりの理由があるのかもしれない。Intel社は、VMware社と競合するCitrix社と本格的なビジネスに乗り出そうとしているのだ。
両社は先週の金曜日、デスクトップやノートPCといった消費者向け機器バージョン(業界でクライアントハイパーバイザーなどと呼ばれるバージョン)のXenを共同開発すると発表した。
もちろん、同製品はコンシューマー市場向けではなく、膨大な数のクライアントを抱える大企業向けとして開発される。このような理由から、Citrix社とIntel社では新しいハイパーバイザーと一緒に、ハイパーバイザーの配信をコントロールする集中管理システム、基盤ハードウェア上で動作する配信メカニズム、そしてすべての仮想マシンに細かいアクセスコントロールポリシーを適用するセキュリティラッパも投入する。
このプラットフォームは全体が「Intel vPro」技術に最適化されている。
両社は仮想マシン内部でネイティブに近いパフォーマンス、オフラインでの作業対応(つまり、クライアントとデータセンタの間の同期システムが用意される)、そして帯域幅にインテリジェントに対応するストリーミング機能も約束している。
Phoenix Technologies社、Virtual Computer社、Neocleus社、そしてもちろんVMware社まで、多くの競合各社も同じものを投入しようとしている。
このクライアントハイパーバイザーは、登場時には主要OEM各社から配布されるようになり、まもなく登場するCitrix社の各種製品にも統合される。
これは完全に想定外のニュースではなく、virtualization.infoでは数カ月前に、Citrix社管理/仮想化部門の最高技術責任者(CTO)、Simon Crosby氏によるプレゼンテーションのなかでXenベースのクライアントハイパーバイザーを開発中だというCitrix社のパートナーにIntel社の名前が含まれている謎を明らかにしていた。
最新情報: Citrix社は、「Project Independence」というコード名のクライアントハイパーバイザーが動作しているビデオを公開した。
インストール、コンフィギュレーション、そして管理の状況については何も分からないが、マルチメディア関連のワークロード(DVDの再生、3Dレンダリング)が仮想マシン内で容易に処理されていることが分かることは間違いない。
virtualization.infoの新しい姉妹(ベータ)サイトであるvirtualization.tvをご覧いただきたい。
VMware社とIntel社はクロスCPUライブマイグレーションに懐疑的(20081118-8)
AMD社はちょうど1週間前、Intel製CPUからAMD製CPUへの仮想マシンのライブマイグレーションが可能であることを示すデモを行った。
SearchServerVirtualizationは11月18日、VMware社とIntel社がそのデモにコメントするというかなり興味深い記事を公開した。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…Intel社の元CPUアーキテクトで、現在はVMware社の主任プラットフォームアーキテクトを務めるRichard Brunner氏は、「VMware社は現在、同じCPUベンダーの異なるプロセッサファミリー間でエンタープライズ環境のワークロードのライブマイグレーションを可能にする『Enhanced VMotion Compatibility』をフルにサポートしている。この技術により、顧客は異なるバージョンのプロセッサ間で、安定し、信頼性の高い形でこれらのワークロードを柔軟に移動することができる」と語っている。
しかし同氏は、「ライブマイグレーションを行うVMで互換性を持つクロスベンダーのx86命令セットや機能を開発する試みは安定性を危険にさらすため、われわれはまだそれに取り組んでいない」と付け加えている。…
クロスCPUのライブマイグレーションをサポートするのにかなり慎重になるVMware社はおそらく正しいが、記事の著者は仮想化ベンダーに対して2億1850万ドルを出資する(そして 買収を目指しているとのうわささえある)Intel社との特殊な関係を適切に浮き彫りにしている。
もしかすると、このような関係がなければVMware社は多少はリスクを冒してAMD社の取り組みをサポートするのかもしれない。
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