ニュースヘッドライン
Microsoft社がデスクトップ/サーバ仮想化とVDI戦略の変更を発表 - 記事更新(20100318-1)
新しいデスクトップ仮想化戦略に関するCitrix社との合同ウェブキャストの開始1時間前、Microsoft社が多数の新しい構想、まもなく登場する技術、そしてライセンス関連の変更について簡単な発表を行っている。
ホステドデスクトップ仮想化:
- Windows 7 Virtual PC上での動作が可能な「XP Mode」と呼ばれれるWindows XP SP3の仮想マシンでは、ハードウェア仮想化の実行が不要になる。
これはソニーの多くの顧客に関連してMicrosoft社が導き出した最善策だと思われる。
新バージョンは緊急パッチとして既に入手可能となっている。
基盤のサーバ仮想化:
- Windows Server 2008 R2 Service Pack 1には「Dynamic Memory」と呼ばれるHyper-V R2のメモリオーバーコミット・テクニックが導入される。
このニュースは2月初めにリークされている。
VDI:
- 2008年1月にCalista社から獲得したこのリモートデスクトップ・アクセラレーション技術は「RemoteFX」へと名称が変更され、Windows Server R2 Service Pack 1と同時に投入されてRemote Desktop Services(RDS)に統合される。
RemoteFXは、Windows 7 SP1クライアント専用のLAN対応RDP用アクセラレータだと考えることができる。 - Windows Client Software Assurance(SA)には、2010年7月1日からVECDライセンスが無償で付属する。
SAの定期契約を結ばない顧客は、110ドルのVECDの代わりに新しいVirtual Desktop Access(VDA)ライセンスを1台あたり年間100ドルで購入できるようになる。 - 2010年7月1日からは、Windows Client Software Assurance(SA)と新しいVirtual Desktop Access(VDA)ライセンスの顧客が、2台目の、家庭用PCやキオスク端末といった企業ネットワークに未接続のデバイスで、そのなかの仮想デスクトップとOfficeアプリケーションにアクセスできるようになる。
- Microsoft社とCitrix社は、Microsoft RemoteFXとCitrix HDXを統合して拡張するための新たな技術提携を結んでいる。
- Microsoft社とCitrix社はまた、「Rescue for VMware VDI」という共同下取りプログラムも立ち上げ、最大500本のライセンスをVMware Viewの顧客に追加料金なしで提供し、新しい顧客にもMicrosoft VDI Standard Suiteの定期利用ライセンスを7割引き、Citrix XenDesktop VDI Editionの年間ライセンス(最大250台までデバイス1台あたり年間28ドル)を5割引きで提供する。
最新情報:Brian Maddenは、RemoteFXが動作しているビデオを先ほど公開した。
論文:Performance Assessment and Bandwidth Analysis for Delivering XenDesktop to Branch Offices(20100317-3)
Citrix社は今週はじめ、各種XenDesktop 4.0リモートセッションの平均帯域幅消費量に関する興味深い論説を公開した。
この投稿の目的は同社のBranch Repeater技術のプロモーション(これに対する関心の有無はともかく)だが、VDIプラニング時に参考になる貴重なグラフが提供されている。
このグラフは、テスト環境と方法論を説明する「Performance Assessment and Bandwidth Analysis for Delivering XenDesktop to Branch Offices(XenDesktopを支店レベルに提供する際のパフォーマンスの評価と帯域幅の分析)」という30ページ構成の論文から引用したものだ。
ラベル: Benchmarks, Citrix, Papers, VDI
Citrix社がXenServerとEssentials 5.6のベータプログラムを公開 - 記事更新(20100316-9)
Citrix社は3月16日、2月からオープンソースとしてリリースされている「XenServer 5.6」の公開ベータと「Essentials for XenServer 5.6」を投入する。
新機能としては以下のようなものがある。
- ダイナミックメモリコントロール(DMC)
この機能により、新しいVMがホスト上でブートできるよう既存のVMのメモリ利用率を圧縮してホストあたりのVM数を拡大することができる。 - 自動ワークロードバランシング/電源管理
ワークロードバランシング(WLB)により、ワークロードを最小限のホストに集約して未使用ホストの電源を切ることで消費電力を削減することができる。
電源管理機能は、ウェイクオンLANとHP社やDell社などのベンダー専用インプリメンテーションをサポート。WLBコンフィギュレーションにはWLBアルゴリズムから特定のホストを除外するオプションが追加。 - ロールベースの詳細なアクセスコントロール
管理ユーザには複数のロールから1つを割り当てることができ、それがXenCenterやコマンドラインインターフェース(CLI)から実行できる動作を決定する。 - 管理関係のログと監査
XenCenterやCLIから行われた管理関係の変更処理はログが記録され、XenCenterのWorkload Reportsに表示される。 - StorageLinkサイトリカバリ
ストレージレベル・レプリケーションの統合を強化することで、予備災害対策サイトにおける仮想インフラ全体のリカバリが可能に。 - Citrix Licensing Serverの統合
Citrix Licensing Serverに適用されるライセンスによってEssentials for XenServerの機能が有効にできるようになった。 - Red Hat Enterprise Linux/CentOS/Oracle Enterprise Linux 5.4のサポート
- ホストあたり最大64基の論理プロセッサ、256GバイトのRAM、そして16枚のNICをサポート
- XenCenterでOVFの読み込み/書き出しをサポート
もちろん、最初の2つの機能が最も興味深い。
メモリオーバーコミット・テクニックのDynamic Memory Control(DMC)は動作中の仮想マシンのメモリを自動調整するが、管理者が指定した所定の各種機能制限(ダイナミック最小値およびダイナミック最大値)範囲内にメモリを抑える。
DMCを有効にすると、ホストがいっぱいでもXenServerは(動作中のVMのメモリ割当量を決まったダイナミックレンジ内で減らすことにより)メモリの再要求を試みる。このようにすることで、動作中のVMはホスト上のすべてのVMのダイナミック最小値とダイナミック最大値の間で比例して絞り込まれる。
したがって、DMCが有効で、ホストのメモリが十分にある限り、動作中のすべてのVMにそれぞれのダイナミック最大メモリ値(Dynamic Maximum Memoryレベル)が与えられる。DMCが有効でもホストのメモリが不足している場合は、動作中のすべてのVMにそれぞれのダイナミック最小メモリ値(Dynamic Minimum Memoryレベル)が与えられる。
Citrix社は特定のゲストOSのみDMCをサポートしており、vRAMの範囲も具体的に示している。
この説明を読むと、DMCはVMware社が次期vSphereで投入する「Transparent Memory Compression」技術であるように見えるが、これらが別の異なる技術であることは明らかだ。
一方で、自動ワークロードバランシング/電源管理機能がVMware Distributed Power Management(DPM)と同様の機能であることは明確だ。
Citrix社がXenからXenServerやXCPへの移行ツールを提供(20100316-3)
Citrix社は先ごろ、オープンソースのXenハイパーバイザーから同社によるXenServerのオープンソースインプリメンテーションやまもなく登場するXen Cloud Platform(XCP)への仮想マシンの移行を簡略化する新しいオープンソースツールをリリースした。
このV-to-V移行ユーティリティはPythonで書かれており、Xen VMからXenServerやXCPが理解するXVAフォーマットへのオフライン変換か、VMからこの2つのターゲットプラットフォームへのライブストリーミングを実行することができる。
同ツールは準仮想化とハードウェア仮想化アシステド(HVM)仮想マシンの両方をサポートするが、まだ開発の初期段階にあり、Citrix社は問題やバグに注意を呼びかけている。
ラベル: Citrix, Cloud Computing, Xen
Citrix社がXenAppでEssentialsのアプローチに追従(20100315-5)
Microsoft社にはHyper-Vという無償のハイパーバイザーがある。
Citrix社にもXenServerがある(しかも今ではオープンソース化されている)。
Microsoft社にはSystem Center Virtual Machine Manager(SCVMM)という仮想化管理コンソールもある。
Citrix社にもEssentials for XenServerがある。
Microsoft社にはVDIコネクションブローカの Remote Desktop Connection Brokerがある。
Citrix社にもDesktop Delivery Controller(DDC、XenDesktop 4の一部)がある。
Microsoft社にはアプリケーション/ストリーミング仮想化プラットフォームのApp-V(2006年にSoftricity社から獲得)がある。
Citrix社にもApplication Isolation Environment(AIE、XenApp 6の一部)がある。
Microsoft社のプラットフォームに大きく依存するコンポーネントは、XenAppの核となるプレゼンテーション仮想化技術(以下「セッション仮想化」)だけだ。
XenAppが売上高の大半を占める限り可能性は低いが、これだけの幅広い製品を持つMicrosoft社と直接対決するよりも、重複するMicrosoft社の技術をシームレスにサポートし、そこにいくつかの機能を追加する(たとえそれが販売チャネル内の摩擦を引き起こしても)ことがCitrix社の戦略だ。
同社は、Hyper-V用に2009年初頭から用意され、SMB向けには無償提供されているEssentialsでそのようにしている。そして、同社はそれをXenAppにも適用するようになった。
Citrix社は挑発的な記事のなかで、新しいXenApp 6.0プラットフォームが次の3つの分野でMicrosoft App-Vといかに密接に統合されるようになったかを強調した。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)App-Vのパッケージを「デュアルモード」アプリケーションとしてXenAppから直接公開
新しいApp-V統合により、XenAppで管理されるほかのすべてのアプリケーションと同じワークフローとウィザードを使ってMicrosoft App-Vのシーケンスを公開できるようになった。管理者は、ネイティブのXenApp Application VirtualizationとSession Virtualizationのコンフィギュレーションパラメータとポリシーを活用することで、Microsoft App-Vのシーケンスをオンラインでもオフラインでも使えるようにすることができる。 デュアルモードの代替システムも提供され、デバイスがアプリケーションをローカルで実行することができなくても、ユーザがMac PowerBookやiPhoneからアプリケーションにアクセスする必要があるときなど、整合性のあるインターフェースでエンドポイントからApp-Vアプリケーションにアクセスできるようになる。Citrix Receiverを使ったApp-Vクライアントプラグインの管理
Microsoft Application Virtualization Desktop Clientの管理とCitrix Receiver用プラグインとしての提供が可能になった。XenAppでは、エンドポイントがMicrosoft Active Directoryドメインのメンバーでなくても、簡単な管理が行われるエンドポイントの設定にApp-Vのシーケンスを配信できるようになった。 その結果、アプリケーションをコンサルタントや「コンピュータ持ち込み型」(BYOC)構想を持つ企業に配信するといった新しいApp-Vのユースケースとアクセスシナリオが可能になった。Citrix Dazzleを使ったApp-Vパッケージの購読
Citrix Receiverを使うことで、ユーザにはエンタープライズアプリ店舗経由でのアプリケーションへのセルフサービスアクセスが可能になった。管理者は、ユーザが簡単にオンデマンドでアクセスできるよう、XenAppで公開されたほかのすべてのアプリケーションやサービスと一緒にApp-Vパッケージを宣伝することができる。
トレーニング:Microsoft Hyper-V R2でCitrix XenDesktop 4をインプリメント(20100315-1)
Microsoft社は先ごろ、顧客がCitrix XenDesktop 4.0とWindows Server 2008 R2とHyper-V、そしてSystem Center Virtual Machine Manager(SCVMM)2008 R2をインストールして試すことのできる新しい無償の「TechNet Virtual Lab」を投入した。
ユーザは手順を追って複数の仮想デスクトップの導入をシミュレートし、まず最初にCitrix Provisioning Server for Desktopsを使って参照イメージをキャプチャすることになる。そして次に、コンピュータがディスクレスのクライアントから起動できることを検証する。ユーザは参照コンピュータをテンプレートとして使用して複数の仮想マシンを作成する。そして最後に、Citrix Desktop Delivery ControllerとSystem Center Virtual Machine Managerを使って仮想デスクトップのグループを作成し、それらをエンドデバイスに導入する。ラボを最後まで利用すると、ユーザはMicrosoft System Center Virtual Machine ManagerとMicrosoft Hyper-V Serverを使ったCitrix XenDesktopのインプリメントに必要なすべての手順を試したことになる。
XenDesktopを試すだけのためにエンタープライズラボをセットアップするのはコストも時間もかかるかもしれない。そこで、ぜひこれをCitrix VDIプラットフォームに関心のある方全員にお勧めしたい。
Secure Network社が仮想インフラ用セキュリティ評価ツールキットを投入(20100312-4)
Secure Network社はネットワークとアプリケーションのセキュリティ評価に重点を置くイタリアのコンサルティング会社。
同社の共同経営者の1人であるClaudio Criscione氏は、virtualization.infoで長年コラムニストを務めている。
Secure Network社では、初の仮想インフラ用セキュリティ評価ツールキットである「VASTO」の開発を進めており、Criscione氏は3月12日、Troopersカンファレンスでその公開ベータを発表した。
VASTOは、セキュリティ業界の侵入テスト用フレームワークとして有数の人気を誇る「Metasploit」用のコンポーネントセットとなっている。
同フレームワークはツール、ライブラリ、モジュール、およびユーザインターフェースで構成されている。同フレームワークの基本機能はモジュールランチャーで、ユーザがエクスプロイトコードのモジュールをコンフィギュレーションし、それをターゲットシステム上で起動できるようにする。エクスプロイトコードの実行が成功すると、ターゲット上でペイロードが実行され、ユーザにはこのペイロードとやりとりするためのシェルが提供される。数百種類のエクスプロイトコードと数十種類のペイロードオプションが用意されている、
Secure Network社が12日にリリースしたのは、接続やウェブベースの仮想インフラ管理コンソール(VMware VI/vSphere、Server 1.x、Converter、およびCitrix XenCenterまで対応)の乗っ取り、パスワード総当たり攻撃(VMwareおよびXenの両プラットフォーム)、さらにはパストラバーサル攻撃(VMware ESX、ESXi、およびServerウェブインターフェース)までの各種攻撃を実行する多数のオープンソースモジュールだ。
同ツールキットにはVMware Studioを対象にした攻撃まで含まれている。
同モジュールのベータ版の第一弾はこちらからダウンロードできる。Secure Network社はほかにも登場させることを約束している。
PCoIP対HDX、Essentialsの売上、System Center対vSphere:終わりなきマーケティング戦争(20100308-2)
新しい月を迎え、仮想化業界には新たな反論が出てきた。
明らかに、仮想化ベンダー各社はマーケティングの衝突は売上増に非常に有効だと今も考えているようだ(virtualization.infoの見解はやや異なるが)。そのようなわけで、今月はVMware社が競合各社に対して3つの大作戦を展開している。
その中の2つは守りに入った内容だが1つは違うものだ。
- VMware View PCoIP対Citrix XenDesktop HDX
- Citrix Essentials for Microsoft Hyper-Vの売上数
- Microsoft Hyper-VとVMware vSphereの運用コスト対決
PCoIP対Citrix XenDesktop HDX
2月初め、Citrix社はMiercom社に競争分析を依頼した。
7ページにわたることのレポートは、Citrix XenDesktop 4(ICA/HDX搭載)とVMware View 4(PCoIP搭載)のプロトコルパフォーマンスを比較し、以下のような結論を出した。
Virtual Desktop Infrastructure(VDI)のインプリメンテーションを比較したところ、VMware View 4に比べてCitrix XenDesktop 4の方が全体のパフォーマンスが高かった。
典型的なタスクにおいて、XenDesktop 4の方がPCoIP搭載のView 4より使う帯域幅が64%低かった。
Flashビデオの提供はCPU利用率が平均65%、帯域幅は89%低く、XenDesktop 4の方がView 4よりもQoEが高かった。
全体的に見て、XenDesktop 4の方がシステムのリソースを効率的に利用し、効果的な拡張が可能になっている。
これに対し、VMware社が先週回答を寄せてきて、Miercom社からの連絡がなく、テスト実施方法の実態が全く分からないことを伝えてきた。
もちろん、VMware社はそれぞれのポイントについても意見を寄せている。
現時点では、顧客は会社のロゴや営業担当者の笑顔から話を信じるかどうかを判断しなければならない。
幸運にも、そこにBrian Maddenが加わり、明らかに一読に値する公平で長く詳細な分析を行っている。
Citrix Essentials for Microsoft Hyper-Vの売上数
3月初め、VMware社の社員が独自に運用するブログにCitrix Essentials for Hyper-Vの販売数に関する興味深い憶測が流れた。
シニア製品マーケティングエンジニアのMichael Hong氏によるこの記事は、Citrix社がこれまでに販売したEssentials for Hyper-Vの数が非常に少ないことを指摘している。どうやら、同氏はWorkflow Studioセットアップの重要なバグに初めて気付いたようなのだ。
Workflow StudioはEssentialsスイートの一部となっていて、Hong氏が遭遇した問題により、そのインストレーションができなくなるが、Citrix社のサポートはこの問題を解決せず、Hong氏のサポートへの問い合わせを何の理由もなく打ち切ってしまった。
Hong氏はまた、Citrix社のEssentials for Hyper-Vのサポート掲示板に書き込みがほとんどないことをも指摘した。
これに対するCitrix社の意見を読者が待ちきれないことは確実だろう。…
Microsoft Hyper-VとVMware vSphereの運用コスト対決
これは昔から話題になっている。
VMware社は3月始め、Microsoftが先ごろ公開したコスト比較テーブルに言及することにした。
この表はvSphereの複数のエディションを、「System Center Management Suite Datacenter(SMSD)」と呼ばれるSystem Centerバンドルと比較し、Microsoft社の手法の方がVMware社の製品よりコストが非常に低い(最低でも半額)ことを示している。
もちろん、VMware社が指摘した比較には多数の問題もある。
ただ、同じ機能の異なるインプリメンテーション間(vSMPのサポートなど)の違いの説明が不十分であることを浮き彫りにするなど、VMware社が完全に正しい部分もある。
だがほかにも、VMware社は差があまりに大きい(VMware DRSとMicrosoft PROなど)として、いくつかの機能の比較を削除するようMicrosoft社に求めているが、議論の余地は大きい。
完全な誤解を招くのだが、これらの評価には「われわれにはこのような機能がある。何かには使えるだろう」といった感覚がある。
このようなシンプルな比較表(あるいはVMware社が制作するもの)で表中の各機能のインプリメンテーションコストに関する洞察に満ちた質の高い分析が行われていると思い込むことは可能なのだろうか?
詳細な並列分析を望む顧客は自分たちでさらに詳しく調べないのだろうか?この表を見ただけで購入判断を下せというのだろうか?
「他社製品より自社製品の方が優秀」だとするマーケティング活動は完全に時間の無駄である。
Novell社と提携し、KVMに対する関心について説明するCitrix社(20100302-2)
2週間ほど前、Citrix社は仮想化に関するNovell社との新たな提携を発表した。
この提携は2つの部分に分かれている。
1つ目は、SUSE Linux Enterprise ServerをXenServerのゲストOSとして運用する顧客に対する共同技術サポートの提供だ。
そして2つ目は、Platespin Reconの使用をCitrix社とそのSolutions Advisorsパートナー各社に認めるものとなっている。
Xenのインプリメンテーションを見ればNovell社はCitrix社のライバルだとも考えられるが、今のところ、Citrix社にはハイパーバイザーレイヤではどこと競合することにも全く関心がないのが現実だ。
Citrix社の戦略は、できる限り多くのハイパーバイザー上にXenDesktopを置くことに重点を置いている。そして、これにはESX、Hyper-V、そしてもちろんあらゆる種類のXenも含まれる。
したがって、Novell版XenはCitrix用VDIを売り込む新たなチャンスに過ぎない。
同時に、Xenに対するNovell社の意気込みは、Citrix社が使っているハイパーバイザーが開発者や顧客を抱えておくための主要基盤であり、Citrix社がそれを台無しにしないよう懸命であることを実証している。
(Red Hat社に続き)また別のベンダーがXenを切り捨てようとしていると顧客が考える前に、Novell社がKVMにますます重点を置きつつあることを明確にする必要があるのだ。
Citrix社最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏が、Novell社やRed Hat社の投資判断や、Oracle VMに対する関心の高まりにつながったKVMの価値や欠点に関する驚くべき実態を明らかにしたのはそれが理由だと思われる。
…
Linuxベンダーは、KVMがディストリビューションのエンジニアリング、テスト、パッケージングを大幅に簡略化する点を認識することが重要だ。KVMはカーネル搭載のドライバだが、XenはLinuxカーネルのparavirt_opsをサポートしても、ベンダーがXenとそのツールスタックの特定のリリースを選択し、それを特定のkernel.orgカーネルと統合して徹底的にテストしなければならない。kernel.orgから統合済みのカーネルとハイパーバイザーを入手するだけでは済まない。したがって、ディストリビューションが徐々にハイパーバイザーとしてKVMに重点を置いていくと想定するのは至極当然のことである。KVMはこの点で極めて強力だと思う。しかし、最終的な選択はエンドユーザがどのように仮想化を取得し、使いこなしたいかに依存してくる。
顧客がLinuxを購入し、インストールし、運用して仮想化を実現するというようなユースケースの場合、KVMはいずれ素晴らしい働きをすることだろう。その一方で、もし完全な仮想インフラプラットフォームを使ってゲストOSに対して完全に不可知の仮想化プラットフォームを導入する見通しのユーザは、OS不可知のタイプ1ハイパーバイザー(xen.org Xen Cloud Platform、Citrix XenServer、OracleVM、VMware vSphere)を採用することになるだろう。以前、OSにバンドルされたハイパーバイザーには市場へ浸透するにあたって固有の利点と欠点の両方があると主張したことがある。既存のOSに仮想化を含む新バージョンのOSで取って代わるチャンスがあるのだ。欠点は、競合各社の製品を非常にうまく仮想化したOSベンダーが存在しないことであり、実際のところ、戦略的にそのようなことになる可能性は低い。単刀直入に言うと、各社は今のところ、そこそこの開発程度しかしていないのだ…
ベンチマーク:vSphere 4.0対XenServer 5.5対Hyper-V R2:Terminal ServicesとVDIのワークロード(20100216-1)
PQR社ソリューションアーキテクト/最高技術責任者(CTO)のRuben Spruijt氏と、Login Consultants社エンタープライズアーキテクト/最高技術責任者(CTO)のJeroen van de Kamp氏という仮想化分野で有名な2人の専門家はちょうど1年前、ESX 3.5、XenServer 5.0、およびHyper-V 2008を比較したスポンサーが付かない独立したパフォーマンス分析を公表した。
デスクトップ仮想化のワークロード計測に特化した設計のこのベンチマーク(Terminal ServicesおよびVDIの両プラットフォーム使用)が妥当性の高いものであったため、Citrix社がVirtual Reality Check方法論を採用してXenDesktop 4のパフォーマンスを計測することになった。
そして12カ月が経過し、両者が新しい比較を公表してきた。彼らは今回、Citrix XenServer 5.5、Microsoft Windows Server 2008 R2 Hyper-V、そしてVMware vSphere 4.0 Update 1を並べ、新しいワークロードシミュレータのVirtual Session Indexer(VSI)2.0と比較を行った。
最も興味深いのは、すべてのテストが新しいIntel Xeon 5500 Series CPU(コード名:Nehalem)を搭載したHP社製のハードウェアで行われ、それが一世代前のプロセッサで出したVirtual Reality Check 1.0の結果と比較されたことだ。
XenServerもvSphereもパフォーマンスは2倍に向上し、Hyper-V R2のパフォーマンスは154%増だった。
繰り返しになるが、このパフォーマンス分析はデスクトップ仮想化プロジェクト関係者にとって必読である。
Citrix XenServerがオープンソース化(20100209-2)
ご存じない方のためにお教えすると、XenServerがオープンソース化された。
これはCitrix社仮想化/管理事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏が正式に認めた。同氏がこの話題に関するvirtualization.infoの疑問に回答を寄せてきたのだ。
Citrix XenServerは、Oracle VM ServerやNovell SUSE Enterprise Linux Xenと同じXenオープンソースハイパーバイザーの商用インプリメンテーション。
初期のXenプロジェクトを支え、XenServerを開発したXenSource社は、2007年8月に5億ドルでCitrix社に買収された。
Citrix社はまず、XenServerを無償で提供することを決め(2009年2月)、それからオープンソースとしてリリースする計画を発表した(2009年10月)。
このソースコードは現在、ネットで公開されている「XenServer 5.5 Update 2」ダウンロードパッケージの一部となっている。
ソースコードのISOイメージを見るには ログオンする必要がある。
かねてからの予測通り、Microsoft .NETクライアントGUIとなっているXenServer管理インターフェースのXenCenterと、High Availability機能に必須のハートビートコンポーネントはこのソースコードに含まれていない。
オープンソースバージョンのXenServerは 2009年8月に公開されたXen Cloud Platform(XCP)の基盤となっている。
Crosby氏はvirtualization.infoに寄せた自身のコメントのなかで、Citrix社がまずXCPの一部であるハイパーバイザーのコードを用意し、そこからXenServerの将来のバージョン(もうすぐ登場するコード名「Midnight Ride」など)を生み出していくことを明確にした。
問題は、Oracle社とNovell社がXenのそれぞれのインプリメンテーションを今後どうするかだ。
最新情報:ソースコードのISOイメージが登録しなくてもこちらから入手できるようになった。
解説:XenDesktop Modular Reference Architecture(20100208-2)
Citrix社は2カ月前、自社のVDIプラットフォーム、XenDesktopの新しいアーキテクチャ原案を公開した。
この38ページの解説書は、Microsoft Windows Server 2008とSQL Server 2005、Citrix Provisioning Server 5.1、そしてもちろんXenDesktop 4.0(ハイパーバイザーとXenApp 5を含む)をベースにしてスケーラブルな仮想デスクトップインフラをデザインするための指標となっている。
この解説書でCitrix社はXenServer 5.5の採用を要求することはせず、XenDesktopが寛容なハイパーバイザーであり、VMware vSphereやMicrosoft Hyper-Vにも対応する点を大々的に売り込んでいる。
同社は、各種ハイパーバイザーがこのアーキテクチャのスケーラビリティに与える影響の有無やその度合いを詳しく述べることもしていないが、XenServerを採用することになった場合の参考基準は用意している。
Citrix社が仮想デスクトップの集約率でVMware社に対抗 - 記事更新(20100205-2)
VMware社は1月末、同社が主にVDI環境で仮想マシンの集約率をコアあたり最大16VMに引き上げるべく取り組んでいることを明らかにした。これは現在の顧客が収容可能だと思われるVMの平均台数の2倍であり、VMware社はこの値が新しいIntel Xeon 5500(コード名:Nehalem)CPUに依存すると指摘している。
いずれにしても、この数字はインタビューのなかで詳細を省いて明かされたものなので、大いな期待を寄せる前に詳細な分析が必要になる。
とはいえ、この主張はかなりの関心(および懐疑論)を呼び、ここでCitrix社が反撃に出ることにした。
同社によると、XenDesktop 4.0とXeon 5500 CPUを使って1台の物理サーバに最大125台の仮想デスクトップ(ならびにホスティングされた500台の共有デスクトップと、ローカルにストリーミングされる5000台のデスクトップ)を集約できるという。
さて、Nehalem CPUが4コアであることは分かっているが、Citrix社はこの1台のサーバが搭載するCPUの数を出していない。これが2ソケットシステムだと仮定すると、コアあたりで16 VMとなる。
違いは、VMware社がViewの将来のバージョンでこのような集約率を見込んでいるのに対し、Citrix社はそれを今実現できると主張していることだ。
両社にはぜひこの発言を立証していただきたいものである。
最新情報: Citrix社がすみやかに回答を寄せ、詳細を明らかにしてきた。XenServer 5.5とXenDesktop 4.0を使って、130台のWindows XPデスクトップが、72Gバイトのメモリを搭載したデュアルソケットの4コアIntel Xeon x5570(コード名:Nehalem)ホスト上で動作する。
Citrix社は、1年前にTerminal ServicesとVDIワークロードに関してVMware ESXとCitrix XenServerとMicrosoft Hyper-Vのパフォーマンス比較に利用されて既に大きな注目を集めている独立系のベンチマークフレームワーク、「Project Virtual Reality Check」を使ってこの集約率を計測している。
Citrix社、XenDesktopの顧客を約3000社確保し、Apple社iPad用のReceiverも既に用意(20100128-4)
Citrix社最高経営責任者(CEO)のMark Templeton氏は、2009年第4四半期決算発表の場において、以下に示す数字のほかに、同社の過去の業績と今後の計画という2つの興味深い話を詳しく語った。
2009年のCitrix社の売上高は9%増の総額4億5100万ドルだった。
ライセンスの新規販売による売上高は2008年比4%増の1億6800万ドルで第3四半期比では30%増だった。一方、ライセンスアップデートの売上高は2008年比6%だった。
技術サービスは、サポートやメンテナンス契約に主導されて20%増、オンラインSaaSの売上高は18%増の8200万ドルだった。
Citrix社は5件の契約をまとめ、2009年第4四半期にはXenDesktopを1万本以上販売し、XenDesktopの顧客を合計約3000社とした。
同社では、同四半期にXenServerのダウンロードが2万件に達した。
今後についても、Citrix社は発表されたばかりの「Apple社iPad」に対応する「Receiver」を既に用意している。
Apple社が同タブレットを世界中に出荷するよりはるかに早く製品が用意されたことには全く驚かない。Citrix社はここ2年、XenAppインフラと組み合わせることでようやく生産性で妥協せずに機動性を提供できる「Nirvana」デバイスの概念をオープンに議論してきたからだ。
Citrix社は、理想的サイズとは言えなかったものの、Apple社がiPhoneを発売するとすぐにリモートデスクトップクライアントのReceiverをAppStoreで急きょ公開した。
iPadがはるかに大きいサイズの画面(9.7インチで解像度は1024x768)と注目すべき処理能力(どうやら1GHzのARM Cortex-A9 MPCoreのようだ)を搭載しているため、Citrix社はようやく待望のエンドポイントデバイスに出会ったのかもしれない。
2010年通期では、同社は総売上高が17億4000万ドルから17億6000万ドルの間になるものと予想している。
発表の最後に質疑応答があり、Templeton氏はデスクトップ仮想化市場におけるVMware社の存在感と能力を認めたが、同社と競合しても戦略的な契約の大半はCitrix社が獲得しているともした。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Abhey Lamba氏(ISI Group社)の質問
デスクトップ仮想化市場の競争に関して、最も目立っているベンダーと、そこでプロジェクトを獲得できている理由を教えて欲しい。Mark Templeton氏の回答
言うまでもなく、この市場ではほとんどのケースでView製品を擁するVMware社を見る。現実問題として、実際に彼らは仮想デスクトップ市場にだいぶ以前から参入しており、多数の顧客の興味を刺激してきた。その関心の半分をつかんだら、デスクトップの仮想化とすべてのスタックなどについて顧客とかなり戦略的な話をする。すると彼らは、VMware社がこれまで提供できていたVDI単体では応用範囲に制限があり、われわれのXenDesktop 4を使えばオンデマンドアプリや、すべての強固なHDX技術をはじめ、さまざまな仮想デスクトップ配信手法を提供するシステムができることに気付く。
…
VDIを巡って接戦になれば、ユーザエクスペリエンスに優れ、ネットワークリソースの利用率に優れ、同等以上の仮想マシン密度を持つことから、われわれは大半の勝負に勝つ。つまり、競争のポイントは多いが、契約を見れば大体の場合は勝率が非常に高く、それは公表した数字からも分かる。そして、ビジネスの大半(ライセンスの95%)が言及した機能をすべて搭載する「Enterprise」と「Platinum」の両エディションに偏っていることも確かに分かる。
さらに興味深いのは、2009年10月の発売直後に多くのユーザが新しい価格構成に不満を訴えたことからXenDesktop 4.0の新しいVDIエディションにほとんど関心が集まっていないことをCitrix社が明らかにした点だ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Bhavan Suri氏(William Blair社)の質問
短い質問を2つさせていただく。XenDesktopの50%がEnterpriseとPlatinumだということで、私もそうだが、残りの50%がXenAppベースの一部を浸食している可能性があると考えてもいいか。既存のXenAppライセンスの上からXenDesktopのVDIバージョンや標準版にXenAppを追加しているユーザもそうなのか。David Henshall氏の回答
ここで訂正させていただきたい。実際は90%以上であり、EnterpriseやPlatinumエディションの分は95%というのが実情で、VDIエディション分の売上高はかなり少ない。VDIのみのソリューションには、顧客の関心が今ひとつ高くない。
発表の全記録を提供してくれたSeeking Alphaに謝辞を述べたい。
アプリケーション仮想化には本当にニーズがあるのか?(20100127-2)
巨大なポテンシャルがあるにもかかわらず、市場がアプリケーション仮想化のアプローチ(プレゼンテーションやデスクトップの仮想化とは混同しないように)に近い将来取り組まないであろうことは非常に明確だ。
IT業界の最大手ベンダーはすべてアプリケーション仮想化に投資をしている。2006年5月にはMicrosoft社がSoftricity社を買収し、2008年1月VMware社がThinstall社を買収し、Symantec社は2007年1月にAltiris社、そして2008年4月にはAppStream社を買収しており、2008年9月にOEM契約を結んだNovell社はXenoCodeを配布していて、Citrix社はXenAppの一部として以前から独自エンジンを保有している。
かなりの意気込みがあるにもかかわらず、前述のトップベンダー各社はアプリケーション仮想化の採用推進にはほとんど取り組んでいない。
ここ3年間に買収されていない新興企業各社は影響力を持とうと悪戦苦闘している。例えば、Endeavors Technologies社(何となく忘れられている)、AppZero社(旧Trigence社)、そしてCeedo社やTrustware社などだ。
アプリケーションエコシステムのかなりのシェアを持ち、それ以外にもかなりの影響力を持つMicrosoft社は、「SoftGrid」(現在のApp-V)という、2006年の最優秀アプリケーション仮想化エンジンだとされた製品を有していても、ここでトップに立つことには全く関心がないように思える。
2010年には仮想化され、ストリーミングされるバージョンのOffice 2010が登場することになるが、これはスタートとしてはよいものの、本格的な普及を促進するために必要な取り組みにはほど遠い。
あるいは、業界は今もハードウェア仮想化と関連アプリケーション(VDI、IaaSクラウドコンピューティング)の採用推進で忙しすぎるのか、特定のニッチ以外で普及するにはアプリケーション仮想化技術がまだ十分に熟成されていないのか、それとも単にアプリケーション仮想化のニーズがなく、前述の企業すべてが投資を完全に誤ったというのだろうか。
これら以外にもう1つある。顧客はもっと柔軟なアプリケーション仮想化の代替製品を探し求めているのだ。
それらのなかの1つが2010年中の登場が予想され、クライアントハイパーバイザーで動作するいわゆるオフラインVDIだ。
ラベル: AppZero, Ceedo, Citrix, Endeavors Technologies, Microsoft, Novell, Symantec, Trustware, VMware, XenoCode
2010年2月初頭の登場が予想されるXen Cloud Platformのアルファ版(20100121-6)
2009年8月に発表された「Xen Cloud Platform」(XCP)は、世界中で複数のホスティングプロバイダーがインプリメントを進める(ベータ版)vCloud Expressインプリメンテーションへと変化したVMware vCloud構想に対するCitrix社の回答だ。
XCPの最初のインプリメンテーション(バージョン0.1)が登場したのは2009年11月だ。
そして今週、Xen.orgコミュニティーは同プラットフォームを多数の改良が行われたバージョン0.1.1へと引き上げる小さな前進を発表した。
同プラットフォームはXen 3.4.2がベースで、Dom0はCentOS 5.4ベースとなった。
いずれにせよ、最も重要なニュースは、このチームがアルファを遅くとも2月初旬には配布する見通しであることだ。
これは素晴らしいニュースではあるものの、このペースでは顧客が何か具体的なもの(XCP 1.0 GAなど)を入手するのが2011年以降となってしまう。また、VMware社のパートナー各社がvCloud Expressインプリメンテーションを「無期限ベータ」状態で開発停止していることを考えると、2010年がプライベートクラウドの年になるという考えは改める必要があるかもしれない。それはおそらく2012年になるだろう。
ラベル: Citrix, Cloud Computing, Xen
3万5000社以上の顧客を新たに獲得し、2010年には10万台以上の仮想デスクトップへのサービス提供を計画するCitrix社(20091228-7)
Citrix社の仮想化/管理事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏は、XenServerの運命に関する最新の懐疑的な記事に抗議しながら、同社の2009年の業績や2010年の計画に関する詳細をいくつか明らかにした。
具体的に、Citrix社は2009年に3万5000社以上の顧客を新たに獲得しており(XenDesktopの購入者が何人で、XenServer単独が何人かは明らかでない)、計画では2010年には10万台以上の仮想デスクトップにサービスを提供する。
Crosby氏はこれらの数字を示し、Citrix社にはXenServerを捨ててHyper-Vを採用し、MicrosoftのハイパーバイザーにXenDesktopとEssentialsを提供するだけの計画はないことを再度明確にした。
Burton Group社のシニアアナリスト、Chris Wolf氏も、先の記事に回答を寄せており、同氏のtwitterへのつぶやきを読むと、まもなく登場するXenServerでは同製品に対する意気込みが強調されているようだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)RT @aebarrett: VMW will cut prices, CTX will give up on XenServer http://bit.ly/75vDxc <- 1 for 2 ain't bad. even Nostradamus wasn't perfect
8:50 AM Dec 22nd from TweetDeck(RT @aebarrett:VMW社は値下げ、CTXはXenServerを切り捨てhttp://bit.ly/75vDxc<- 5割は悪くない。Nostradamusだって完璧ではなかった。
12/22午前8:50 TweetDeckより発信)RT @mreferre: RT @aebarrett: Citrix give up on XenServer: <- I thought they did already <-next release will change your mind
8:53 AM Dec 22nd from TweetDeck(RT @mreferre:RT @aebarrett:Citrix社がXenServerに見切り:<- とっくにしていたものだと思った。<-次期リリースで気も変わるだろう。
12/22午前8:53 TweetDeckより発信)
リリース:Citrix XenServer 5.5 Update 1(20091228-3)
Citrix社が、多数の機能を強化し、LVHDスナップショットの重要案件に対処した初の「XenServer 5.5」用アップデートをクリスマス休暇直前にリリースしてきた。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)LVHDスナップショットを削除すると、未使用スナップショットデータを解放することでハードディスク容量が戻るが、これはVMの動作継続中もXenServerによって自動的に行われる。しかし、5.5によるこの機能のインプリメンテーションでは既知の制限があり、所定のVMのディスクでスナップショットがすべて削除されると、これらのスナップショットに割り当てられていたハードディスクのスペースが一部残ってしまう場合がある。この制限に対処するため、「Update 1」にはこれまでに割り当てられたハードディスク容量をすべて復元することができる「Off-line Coalesce」ツールが含まれている。これを使えば、VMを一時的にオフラインにしながら削除されたスナップショットにこれまで割り当てられていたハードディスク容量をすべて復元することができる。
リリース:Citrix Workflow Studio 2.0.1(20091228-2)
Citrix社が「Workflow Studio」オーケストレーションフレームワークのマイナーアップデートをクリスマス休暇直前にリリースしてきた。
新バージョンの2.0.1には変更点が見あたらないものの、既存のアクティビティライブラリを拡張し、新しいものも2つ追加している。
仮想化関連の拡張/新規ライブラリは以下の通り。
- [新規]Citrix XenDesktop Activity Library
- デスクトップ定義の作成、削除、取得を行い、デスクトップグループを管理するアクティビティ。
- [拡張]Citrix XenServer Activity Library
- サイト移行と災害対策のシナリオでスナップショットの取得、VMのバックアップ、およびVMメタデータのバックアップというプロセスを自動化する。
- ゲストVM上でツールのインストレーションとアップデートを自動化する。
- [拡張]Citrix XenApp Activity Library
自動アプリケーションストリーミングパッケージングとアプリケーション管理をサポートするアクティビティを追加。
その上で、Citrix社はAmazon EC2クラウドコンピューティングプラットフォームで運用されるXenベースの仮想マシンを自動化する新しいライブラリも用意してきた。
- Bundle Instance - Amazon EC2内のインスタンスをバンドルする(S3を使用)。
- Create Security Group - 新しいセキュリティグループを作成する。
- Delete Security Group - セキュリティグループを削除する。
- Get AMIs - 登録されたすべてのAMIのリストを返す。
- Get Instances - 現在実行中のすべてのインスタンスのリストを返す。
- Launch Instance - 指定されたAMIの新しいインスタンスを1つ(もしくは複数)起動する。
- Terminate Instance - 最低1つのインスタンスを終了させる。
ラベル: Citrix, Platform Orchestration, Releases
リリース:Citrix Essentials 5.5 for Hyper-V(StorageLink Site Recovery搭載)(20091216-6)
2カ月間のベータテストを経て、Citrix社が「Essentials 5.5 for Hyper-V」をホリデーシーズン直前にリリースする。
Microsoft社のハイパーバイザーに対応する同管理プラットフォームは、今回のバージョンに「StorageLink Site Recovery」と呼ばれる新しい技術を搭載してきた。
この機能を使うと、Hyper-Vの管理者が複数のコンソールを使うことなくSANアレイのレプリケーション機能をコントロールできるようになる。Essentialsのコンソールからは、リカバリプロセスをwhat-if分析でテストしたり、隔離されたテストネットワークで保護されたVMをリストアすることができる。
注目に値するのは、StorageLink Site Recoveryが無償の「Express」(ただし登場は12月23日以降)も含むEssentialsのどのバージョンにも対応する点だ。
HP社は、この技術のサポートをかなり以前に発表しており、StorageWorks SANとの統合を正式に認めた。
Citrix社では、その仕組みを紹介するビデオをこちらで大量に公開している。
現時点では(仮想化を意識した)Hyper-V仮想マシンの災害対策ソリューションは多くなく、Microsoft社が自社でリリースするかどうかも明確でない。したがって、Citrix社には大半のケースで比較対象となる大きなチャンスがある。
ラベル: Citrix, Disaster Recovery, Microsoft
白書:High Availability for Desktop Virtualization with Citrix XenDesktop 4.0(20091209-4)
バージョン3.0に重点を置いた「Designing an Enterprise XenDesktop Solution(1万VDI用)」(エンタープライズXenDesktopソリューションの設計)という白書をCitrix社がリリースして2カ月ほど経過したが、同社がまた興味深い資料を出してきた。今回は「XenDesktop 4.0」が中心となっている。
「High Availability for Desktop Virtualization - Reference Architecture」(デスクトップ仮想化の高可用性 - リファレンスアーキテクチャ)という今回の資料は、仮想デスクトップホスティングプラットフォーム(ハイパーバイザー)レベル、ゲストOS配信レベル、そしてアプリケーション/ユーザ環境配信レベルなど、複数レベルでフォルトトレラントな包括的環境のアーキテクチャ原案となっている。
このアーキテクチャでは、「NetScaler」、「XenDesktop Roaming Users」、「XenServer Pools and XenMotion」といった技術が必要になる。
Citrix社ではこのほか、「High Availability for Desktop Virtualization - Implementation Guide」(デスクトップ仮想化の高可用性 - インプリメンテーションガイド)と呼ばれ、先の資料にあったコンフィギュレーションを手順を追って説明する比較資料もリリースしている。
Intel CPUとクライアントハイパーバイザーの互換性(20091204-8)
クライアントの仮想化に関心を持つ顧客であれば、2010年がVDIにとって重要な年になることは分かっている。Citrix社やVMware社などの大手ベンダーをはじめ、多数のベンダーが自社のクライアントハイパーバイザーをリリースし始めるからだ。
これらのクライアントハイパーバイザーのおかげで、顧客はようやく機動性や柔軟性を失うことなくサーバベースのコンピューティングソリューションを採用できるようになる。
Citrix社は2009年1月、Intel社と協同でXenClientの開発を進めていることを発表している。これは年末までにリリースされるされる見通しだったが、その登場は2010年第1四半期以降になるようだ。
VMware社もIntel社と共同開発を進めているが、「Client Virtualization Platform(CVP)」も登場は2010年上半期以降になるようだ。
両クライアントハイパーバイザーともにIntel vPro技術に依存しているようだ。ところが、これが問題になる可能性があるのだ。
日本のPC Watchというウェブサイトは11月末、Core i3、i5、i7、そして登場間近のi9という新プロセッサのロードマップを詳細に記したIntel社の複数のドキュメントを公表した。
これらのドキュメントのなかには、どのバージョンのCPUがvProを搭載し、どれが搭載しないのかを明記しているものもある。
もちろん、これはロードマップの草案かもしれず、説明文に誤解があるのかもしれないが、ここではvProを搭載するのがCore i5 6x0(コード名:Clarkdale)とCore i7 8x0(コード名:Bloomfield)のわずか2つのCPUであるように見える。
もしこれが正確であり、確認もとれた場合、顧客はデスクトップマシンの更新時に極めて慎重に行動する必要が出てくる。
また、選択したワークステーション/ノートPCが上記のCPUのいずれかを搭載していても、vPro機能が有効になっているかどうかをベンダーにも再確認した方が良いだろう。全社規模でVAIOの問題のようなものを抱え込みたい企業はいないだろう。
Intel Roadmapニュース情報を提供してくれたEngadgetに謝辞を述べたい。 .
Microsoft社とCitrix社の提携はマーケティング部門が描くほど完璧ではないのか?(20091130-1)
Microsoft社とCitrix社が顧客の説得にどれほど力を入れようが関係ない。
両社がサーバの仮想化でTerminal ServicesとMetaFrameの相乗効果を再び作り出せるという全体的な考え方はあまり良く思えない。そのように考える理由は単純だ。まず、MetaFrame(もしくはPresentation ServerあるいはXenApp)はTerminal Servicesを強化する洗練されたアドオンだが、これなしでは存在しないものだ。2つ目として、Microsoft社とCitrix社には完全に重複する仮想化プラットフォームがあり、それぞれ完全に置き換えることができる。
両社はVMware社のリーダーシップに対抗する共同マーケティング作戦では完全に足並みがそろっているかもしれないが、Microsoft社とCitrix社の営業担当が実際に客先を訪問した場合にはどうなるだろうか?
彼らは同じ顧客を奪い合わざるを得ないのではないだろうか?そうならないのなら、彼らはHyper-VとSystem Centerの組み合わせ、そしてXenServerとEssentialsの組み合わせのいずれかを選択するにあたり、それこそどのような提案を顧客に行うのだろうか?また、たとえそこで摩擦が生じないとしても、顧客がXenDesktop-powered VDI環境を望む場合、Hyper-VとXenServerのどちらのハイパーバイザーを勧めるのだろうか?
どちらのハイパーバイザーが選ばれても気にしない、というのがMicrosoft社とCitrix社の公式見解だが、仮想化はまだ多くにとってかなり新しい技術なのだ。顧客がアドバイスを求めてきたら、彼らはどのように行動するのだろうか?
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…自分が関与した一例として、Microsoft社が実際にCitrix社をプリセールのミーティングに連れてきたことがあった。 会議は順調に進んだが、その内容はHyper-V、特にその顧客が導入しているものについてだった。 何の予備知識も持たないCitrix社のフィールドセールスチームは、Microsoft社を完全に押しのけてXenServerについて話し始め、なぜその顧客の環境でこのハイパーバイザーを選ぶ必要があるのかを述べた。 言うまでもなく、その顧客は混乱し、「固まってしまった」ように見えた。 ミーティングの雰囲気は急速に悪化し、顧客がいら立ち、混乱し、Microsoft社とCitrix社の呼吸がうたい文句の通りに合っていないことや、メッセージがあまりに混乱するものだったことに驚きを隠せないまま終了を迎えた。 では、その後どうなっただろうか? その顧客はVMwareを採用し、それから同技術をどんどん導入していった。…
もちろん、仮想化コミュニティーにおいて有名で、評判も良く、知識の豊富な専門家のものであっても、これは見解の1つに過ぎない。
例によって、virtualization.infoではほかの異なる意見もぜひ聞きたい。もしそれが現場レベルの声であればなおさらである。
Xen Cloud Platformがバージョン0.1に到達(20091116-7)
Citrix社は8月末、「VMware vCloud Express」のリリースに対抗するXenとクラウドコンピューティング関連の新しい本格的な取り組みを発表した。
現在、「Xen Cloud Platform(XCP)」という名前と、新旧の技術を統合するという意図以外にこのプロジェクトの詳細はあまりなく、Citrix社はそれ以上のことを明らかにしていない。
そして今、Xen.orgがXCP 1.0で提案されているコンポーネント一覧の詳細を明らかにし、同プラットフォームを公開してダウンロード可能にしたことで、いろいろなことが見え始めてきた。
- 最新のXen 3.4.1
- Linux 2.6.27カーネル
- Windows PVドライバ、Microsoft認定済み(バイナリのみ)
- XAPI Enterprise-class Management Tool Stack(ウェブベースの管理インターフェース)
- VMライフサイクル:スナップショット、チェックポイント、移行
- リソースプール:安全なライブ再配置、自動コンフィギュレーション、DR
- ホストコンフィギュレーション:柔軟なストレージ管理、ネットワーキング、パワーマネジメント
- イベントトラッキング:プログレス、通知
- SSLを使ったセキュア通信
- アップグレードおよびパッチ機能
- リアルタイムパフォーマンスモニタとアラート
- 基本的なSR-IOVサポート
- CD-ROMおよびネットワークホストインストーラ
- フル機能の「xe」CLIとWebサービスAPI
Xen.orgではほかにも、バージョン1.0の仮ロードマップを公開している。
- vSwitchの統合 - VMの移行を追跡し、仮想ポートの柔軟なトラフィック監視を行うためのファイアウォールやルーティングルールを可能にするマルチテナントネットワークインフラ実現に向けた第一歩。
- Netchannel 2の統合 - 大規模システムにおけるXenネットワークのスケーラビリティを改善し、VM間のトラフィックを加速させる。
- SR-IOVネットワーキング - XenはSR-IVO NICをすでにサポートしているが、コンフィギュレーションには手作業が必要とされている。コントロールスタックを拡張することで、可能な部分で自動的に行われる透過的最適化をSR-IOVで可能にする。
- SR-IOV HBAからのゲストの起動。
- Libvirtのバインディング。
- ツールスタックでOVFをネイティブサポートする。
- DMTF標準を仮想化やクラウドにも対応。
- ハードウェアエラーの影響を最小限に抑えるスマートなエラーリカバリ。
- ほかのプロジェクトやベンダーと密接に連携し、ウェブベースのマルチテナント管理とプロビジョニングを実現する(例:Eucalyptus、Enomaly、OpenNebulaなど)。
- 数千台のXenホストに対応する管理スケーラビリティの拡大 - リソースプールのフェデレーション。
- 安価なローカルストレージの集約 - 統合drdb/parallax。
- OCFS2統合。
「VMW」と「CTXS」の2009年第3四半期決算(20091026-5)
VMware社とCitrix社が、両社の2009年第3四半期決算を先週発表した。
VMware社の発表によると、米国内の売上高は2008年第3四半期比1%減(2億4600万ドル)。 一方で、海外分の売上高は2008年同期比9%増(2億4400万ドル)だった。
サービス関連の売上高(ソフトウェアの保守と専門サービス)は2008年第3四半期比33%増(2億5000万ドル)となっている。
一方のCitrix社の決算は、世界合計のライセンス売上高が2009年第3四半期比18%減(欧州・中東・アフリカが15%減、アジア太平洋地域が5%減、そして南北アメリカが5%増)だったものの、ライセンスアップデート関連の売上高は同時期比7%増だった。
技術サービス関連の売上高(コンサルティング、トレーニング、および技術サポート)は2008年第3四半期比20%増で、オンラインサービス関連の売上高(おそらくGoTo製品関連)は21%増だった。
このライバル2社は年次で見ると株式市場の動きも好調だ。
Citrix社がXenServerを完全オープンソース化へ - 記事更新(20091021-1)
virtualization.infoがつい先週掲載した「Citrix社がLinux Foundationに加盟。狙いはXenベースのカーネルか?」という記事に非常に多くの関心やコメントが集まった。
Citrix社の仮想化/管理事業部担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏などは、XenServer無償化の背景にある理由や戦略について、複数の読者に対して個人的に回答を寄せている。
Crosby氏はそのなかで非常に興味深い情報を明らかにしている。同氏はまず、「XenServerはVMware社の売上に年間3億ドルの損失をもたらす」と主張したが、これはおそらく現在のマーケットシェアを考慮した上でのCitrix社の社内予測だと思われる。
それよりはるかに重要なこととして、Crosby氏は10月21日、Citrix社がXenServerを完全オープンソース化しようとしていることを率直に明かした。
入力ミスではない。同社のCTOが言及しているのは、既にオープンソースコミュニティーによって開発とメンテナンスが行われているXenのことではない。同氏が言及しているのは、Citrix社がこれまで投資をし、2月から無償製品として提供され、VMware ESX同等のエンタープライズ対応力があるとBurton Group社が考える商用インプリメンテーションのXenServerの方である。
この速報を含んだ同氏の回答の全文を以下に示す。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)XenServerは完全に無償だが、まもなく完全にオープンソース化もされる。ここからの売上は全くない。マーケットシェア拡大、顧客との直接対話、コア製品の心臓部としての仮想化機能内蔵というわれわれの目標と一致していることから、XenAppの顧客は全員がXenAppのライセンスでXSのサポートも無償で受けることになる。XenDesktopmについても同じだ。われわれは「Essentials for XenServer」と「Hyper-V」で利益を上げており、これが仮想化環境とセルフサービス仮想ラボ、そしてとステージ管理の自動管理機能を加わている。これは大きなビジネスで、急速な成長を遂げているが、XenDesktopやXenAppの付加価値スタック(Enterprise/Platinumエディション)を含めることで顧客に価値も提供している。したがって、XenAppに対抗する製品を持たず、XenDesktopに対抗する製品には今のところ拡張性がないというVMware社と直接比較することはできない。
Crosby氏は上述のコメントを行った上で自らの発言を正式に認めている。
この動きがCitrix社のマーケットシェアを変化させるのかどうか、そしてVMware社に予想より早くESXの値下げを余儀なくさせるのかどうかは分からない。
virtualization.infoでは、新たな詳細が分かり次第お伝えする。
一方で、これが明確になったときのOracle社とNovell社の対応も検討に値する。
両社ともにXenの独自インプリメンテーションを持っており、XenServerが現在提供するものと同じ機能を持つ一段と洗練されたプラットフォームをリリースしようとしている。
Citrix社がコードを無償で提供する場合、Oracle社とNovell社がハイパーバイザーの自社開発を続ける意味はあるのだろうか?
この動きによって、管理レイヤだけに焦点を当てれば良いことから仮想化市場への参入が大幅に簡単かつ低コストになるため、仮想化ベンダーが今後増えていくのかどうかも興味深い。
最新情報:Citrix社からvirtualization.infoにコンタクトがあり、この動きに関する正式な声明が寄せられた。
XenServerは、「Xen Cloud Platform(XCP)」の基盤としてコミュニティーに提供されている。 コミュニティーのほかのパートナー各社からもさまざまな投稿が多数寄せられるだろうが、われわれは、XenServer(ステートレスMicrosoft .NETクライアントGUIであるため、XCPコミュニティーや、 大規模クラウドがその自動化機能と管理システムを使って使用/自動化する優れたクラウドプラットフォームになるというその目的に適さないXenCenterは除く)のすべての技術をOSSでコミュニティーに提供する。
ほかにも、「Open vSwitch」のような機能が搭載され、そこから新たなストレージレポジトリなどを開発していく。 しかし、大きな重点が置かれているのはコミュニティー全体の出発点としてXCPをプラットフォームに使う部分であり、そのためにわれわれはXenServerのコードベースを提供した。
VA Linux社、Oracle社、Novell社、富士通社、およびIntel社やAMD社などの重要なパートナー各社は、全社が同プラットフォームへの新たな価値の提供継続を支持しているため、複数の市場参入ルートと強力なISVコミュニティーが実現し、市場の幅広い範囲で利益につながることが期待される。
Citrix社がXenDesktop 4のライセンススキーマを変更してVDI Editionを追加(20091020-5)
2週間ほど前、Citrix社は最新バージョンのXenDesktopを発表した。同製品が興味深い機能を提供しようとする一方で、Citrix社が同時ユーザモデルを指定ユーザモデルへと移したことから、多くの顧客が新ライセンススキーマに不満を訴えている。
同製品はまだ未発売だが(11月16日にリリース予定)、フィードバックに耳を傾けたCitrix社が既に価格戦略を変更してきた。
製品マーケティング担当バイスプレジデントのSumit Dhawan氏は自身の企業ブログに非公式発表を掲載して新しい規定を解説している。
- 「XenDesktop Enterprise」(225ドル)と「Platinum Editions」(350ドル)では、顧客が「指定ユーザ単位」モデルと「デバイス単位」モデルを選ぶことができる。
いずれの利用方法もライセンスは同じ、価格も同じだ。 - 「Standard Edition」ライセンスは全く新しい「VDI Edition」に変更され、これには「指定ユーザ単位」と「デバイス単位」ライセンスモデル(95ドル)のほか、昔からの「同時ユーザ単位」ライセンスモデル(195ドル)も用意されている。
新しいVDIエディションにはXenAppが含まれないが、Microsoft Hyper-VやVMware VI/vSphereなどのサードパーティー製ハイパーバイザーは引き続きサポートされている。
XenServerはVMware社の売上に年間3億ドルの損失をもたらすというCitrix社のCTO(20091019-7)
virtualization.infoでは1週間前、「Disqus」ベースの新しいコメント収集システムを導入した。
読者が自分のFacebook、Twitter、あるいはOpenIDプロファイルでログインできるようになるほか、スレッド式の会話(電子メールやRSSでの購読も可)や、レビューコメントなどへの投票やフラグ付けも可能になるなど、待望の機能を多数搭載している。
さらに、トラックバックURLも表示できるため、読者は、ここで始まった会話がどのウェブサイトに続いているのか知ることができる。
この新システムのおかげなのか、単純に先ごろの記事自体が要因なのかを知るすべはないが、集まるコメントの数が確実に急増している。
Citrix社で仮想化/管理事業部の最高技術責任者(CTO)を務めるSimon Crosby氏のものをはじめ、最近のもののなかには非常に興味深いものが散見される。
われわれの「Citrix社がLinux Foundationに加盟。狙いはXenベースのカーネルか?」という記事に対し、Crosby氏はThinsy社の創業者であるJagane Sundar氏に回答を寄せ、Citrix社が公表することは絶対にないだろうとわれわれが思っていたVMware社との競争に関する非常に興味深い情報を披露している。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…Xenで利益を得た人が多くないのは間違いないが、それは、これが利益のためのツールではなく、競争のためのツールになっただけのことだ。つまり、XenServerに関しては、Red Hat社も、Novell社も、Oracle社も、Citrix社も、基本のプラットフォームを有償にしていない。しかし、「Citrix XenServer」はCitrix社にとって100%売上を得るための商品なのだ。これは、VMware社の売上に年間3億ドルの損失をもたらしている。…
顧客から報告されているXenServerインストレーションの数を考えると、これはおそらくCitrix社社内の自負だと思われる。これは、何らかの数値やサードパーティーの検証が出てくるまでは宣伝文句に過ぎない。
とはいえ、そこからはCitrix社がどこまでVMware社の活動を妨害しているかがそのまま分かって興味深い。
Hyper-Vを採用するVMware社の顧客獲得までも目指すCitrix社(20091015-1)
VMware社は7月、大胆な値引きプログラムによってOracle社に冷遇されたVirtual Iron社の顧客獲得を目指した。
だが今度はVMware社の方が、「Open Door」プログラムを10月15日に立ち上げるCitrix社の同様の措置から身を守らなければならない立場に立たされる。
その対決のルールは単純だ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Project Open Doorプロモーションは10月1日から2010年3月31日まで世界中で展開される。5台以上の「VMware vSphere 4」もしくは「VI3」サーバの運用を中止して、「XenServer」、もしくは「Hyper-V」と「Citrix Essentials」のソリューションに置き換える場合には以下のものが提供される。
- 5件分無償の障害サポートパック(8時間X5件)を置き換えるサーバ5台につき1パック。
- 6時間のオンライントレーニングに利用可能なクーポンを置き換えるサーバ5台につき1枚
- VMwareからXenServerもしくはHyper-Vへの仮想マシンのシームレスな移行を実現する無償移行ツール
この試みは特に大胆であるようには思えず、普通の状況であればvirtualization.infoが報道することもない。しかし、今回の発表の中には報道に値するポイントが1つある。Citrix社では、そのサポートおよびトレーニングの予算をHyper-V(およびEssentials)に乗り換える顧客にも使うのだ。
現時点において、Citrix社が「Microsoft Hyper-Vと自社のEssentials」によって収益性の高い「Microsoft Terminal Serverと自社のMetaframe/Presentation Server/XenApp」の相乗効果を再現したい考えであることは十分明確になった。
それでも、Citrix社がXenServer以外のハイパーバイザーの採用を積極的に奨励している点は注目に値する。
もちろん、このような動きの背景にある理屈は常に同じで、「いずれのハイパーバイザーも無償だ。顧客がXenServerを望めばEssentialsで利益を得るし、顧客がHyper-Vを望むなら、その場合でもEssentialsで利益を得る」ということだ。
ポイントは、ここで最も得をしているのがMicrosoft社だということだ。実際のところ、Citrix社がHyper-Vの営業とマーケティングを大々的に引き受けるような形になる可能性もある。
顧客がHyper-V採用の方向に向かえば、Citrix社の営業部隊が頑張ってXenServerを推奨しても何の得にもならないかもしれない。また、もしCitrix社の本心がXenServerにないと顧客が感じれば信頼を築くことはできず、Hyper-Vの方を採用する可能性が高くなる。
VMware ViewやCitrix XenDesktopを選んだ決め手(20091014-1)
virtualization.infoの読者なら、VMware社とCitrix社が「単純な」サーバ集約ではなくVDI分野での競争に重点を置いていることは既にご存じだろう。
話題は今のところ両社のコネクションブローカ(およびRDP)が中心だが、あと数カ月もすればアプリケーション仮想化ソリューションや、まもなく登場するクライアントハイパーバイザーにも拡大することだろう。
そこで、Viewコネクションブローカ専用掲示板のVMware VMTNフォーラムで最もよく閲覧されているスレッドはどれなのかという疑問がわいてくる。
その答えは、4月末に始まって3000ビュー近くを集めている「What made you chose VMware View or Citrix XenDesktop」(VMware ViewやCitrix XenDesktopを選んだ決め手は何か)というタイトルのものだ。
このスレッドは興味深いコメントであふれている。もちろん、それらすべてが本当の顧客の意見なのかどうかを断言するのは不可能だ。だが、その多くが有名なVMwareユーザのものであることは確かだ。
また、本物によるものも含め、すべてのコメントが正しい情報を伝えているわけでもない。とはいえ、それらの要旨は両製品、とりわけ技術としてのVDIに対する顧客の感想を明確にすることに寄与している。
それらの一部はここでご紹介するに値するものであり、VMware社とCitrix社の両社がこれまでにリリースしているアーキテクチャの参考原案と一緒に検討すべきものである(強調部分)。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…Viewはインストール、コンフィギュレーション、そして管理がかなり簡単だと思った。ベアメタルから4ノードの配信まで1日かからない。コンソールはvCenterとView Administratorの2つだ。
そこで、これをXDで同じ4ノードの導入と比較すると、こちらは1週間以上もいろいろ押し込む作業などが続く。それが一流ハードウェア上でのことだということを忘れないでおきたい。また、同様の機能を実現するには6種類の管理コンソールが必要になると思う。さらに、ViewではXDにない「Offline Desktops」(試験版ではあるが)のメリットも加わる。
真のICAはRDPより優れたリモートプロトコルだが、自分の意見では同製品は面倒な部分があまりに多い。…
…最後に価格についても(やはり自分たちの経験しか書けないが)XDの方がViewよりコストがかかり、Splitviewの購入も含まれる。
…Citrixの世界に入っていく場合、大抵は学習が必要になる。何人か書いるようにコンフィギュレーションはやや複雑だがメリットはある。…
…基本的に、最大の理由は大半の企業がVMwareを採用していることだ。したがって、さまざまなサポートを依頼するベンダーが1社で済むというのは理にかなう。
コストもある。 Viewはデスクトップ単位のコストがXenDesktopより安い。つまり、それはライセンスであり、物理ホストあたりのVM数の多さだったり、ストレージを節約できるリンククローンであったりする。デスクトップのコストは既に非常に低いため、TCOがきわめて重要になる。
安定性。 Viewの方がコンポーネントが少なく、VMware社はリリースする製品のQAが歴史的に見て優れている。Microsoft社やCitrix社の方はそこまで良くない。
VMware社がリンククローン技術のことを考えているのも大きな理由だ。SANストレージは安くないが、PCのハードディスクなら安い。そこを上層部に売り込まなければならない。ハードディスクが4倍の値段になるなどと説明すれば笑われてしまう。…
…正直なところ、コスト面でVMwareを選んだ。現在はいくつか問題があり、選択について再検討中だ。
よく調べる必要がある問題は、リモート仮想デスクトップが使用目的ならばその使用に関する点と、接続してくるクライアントのOSとのやりとりだ。Viewポータル経由でリモートクライアントを使用したいならView Manager管理ガイドの18ページは必読だ。評価作業中にこの情報があったら良かったと思っている。…
…ベンダーの1社から、自分のところの環境でXDを実証して欲しいというかなりのプレッシャーがあった。だが、現在はView 3.1を実証中だ。次のような理由からXDは調査しない。
1)自分のところは完全なVMware環境である。
2)XDがESXのバックエンドに今対応しているからといって、将来もそうだとは限らない。…
…率直に言って、Citrix社の利点は今のところICAディスプレイプロトコルだけだ。大半の企業でCitrix社が評価対象になっているのはそれだけが理由だ。…
(これらのコメントはすべてView 3.xとXenDesktop 3.xに関するものであって、まもなく登場するXenDesktop 4に対するものではない点をご注意いただきたい。)
Citrix社はここで力説されたいくつかの点に対処する必要性を感じ、インストレーションと管理の複雑な部分、RAMの消費、そして価格に関する記事を公開した。
これも読んでおきたい。
Citrix社がLinux Foundationに加盟。狙いはXenベースのカーネルか?(20091013-1)
Microsoft社の強力な盟友の1社であるCitrix社が、オープンソース製品(Xenハイパーバイザー)が成功のカギを握る新興企業のXenSource社を買収した2007年当時、それがコミュニティーに何らかのメリットを与えるだろうと本当に信じていた者はいなかった。
時間の経過に伴ってCitrix社がXenの開発を断念して独自ハイパーバイザーの開発に専念すること、そしてCitrix社がMicrosoft社に対して間接的な利点を与えるようXenの開発に影響を与えようとすることや、Citrix社がXenプロジェクトへの影響力を活かし、それに依存するすべての競合各社(当時はVirtual Iron社、Novell社、Red Hat社、Sun社、そしてOracle社)にダメージを与えることが最も懸念された。
XenSource社買収後、一部の主要ベンダー(Red Hat社やIBM社など)や個人参加者がXenプロジェクトに対する関心を失い、KVM(IBMの取り組み、Red Hatの取り組み)の開発に専念していった。それが、Citrix社とMicrosoft社との間の関係なのか、Citrix社がオープンソースを支持したことがなかったからなのかは分からない。
もちろん、VMware社の方はXenプロジェクトからの集団移動促進に最善を尽くした。
virtualization.infoでは、ここ2年で進化を遂げ、見事なロードマップを用意したXenSource社買収後のXenプロジェクトに対するCitrix社の貢献内容を正確に追跡することも評価することもできない。
そこで、この点に関する情報に詳しい方には本記事のコメント欄で詳細を教えていただければ幸いだ。
Citrix社がオープンソースの世界に別のアングルからアプローチしてきたことは確かだ。同社はオープンソースソフトウェアルータでCisco社と競合するネットワーキングベンダーのVyatta社に出資した。Citrix社では仮想インフラ用初のオープンソース仮想スイッチ、「Open Virtual Switch」の開発が遅れており、オープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォーム、「Xen Cloud Platform(XCP)」の作成支援も開始している。
同社がこれまで何をしてこようとも、KVMと一緒にXenをカーネルに搭載するようLinus Torvalds氏をはじめとするLinuxのメインテナーに説得するには不十分だった。
単に技術的な問題のようにも思えるが、それだけではないのかもしれない。
そこで出てきたCitrix社のオープンソース関連の新しい動きがLinux Foundationへの参加である。
この動きの公式の理由は、XCPクラウドや、まもなく登場するXenClientクライアントハイパーバイザー内でLinux OSの相性が最高になるよう保証するというものだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Xen.orgの設立者で会長、そしてCitrix Systems社の高度製品担当バイスプレジデンであるIan Pratt氏は、「Linux Foundationは、Linuxに対する要件の開発や、Xen Project、Xen Client hypervisor Initiative(XCI)、そしてXen Cloud Platform(XCP)構想などの補完プロジェクトを行う協調作業のための中立フォーラムを提供している。Citrix社は、Xen Projectのリーダーとして、そしてXenベースの製品を市販する立場からLinux Foundationに参加した」と述べている。
Xenハイパーバイザーの開発に加え、Xenコミュニティーでは、安全かつ最適化されたVirtual Machine MonitorランタイムとしてLinuxを組み込む完成度の高いクライアントハイパーバイザーやクラウド仮想化プラットフォーム製品の開発にも取り組んでいる。Xenコミュニティーでは、Microsoft Hyper-VやVMware ESX ServerなどのほかのハイパーバイザーでもLinuxが最適なパフォーマンスを出せるようにするオープンソース技術の開発も行う。
いずれにせよ、Citrix社は何よりすべての市販LinuxディストリビューションにXenが最初から搭載されるようにしたいのだと推測しても問題ないだろう。そして、Linux Foundationのメンバーになることはそれを実現するための第一歩なのかもしれない。
白書:Designing an Enterprise XenDesktop Solution(エンタープライズXenDesktopソリューションの設計)(20091009-1)
Citrix社が、「XenDesktop 4.0」の発売直前に以下の特性を持つ1万ユーザVDI環境の構築方法に関する42ページの参考アーキテクチャをリリースした。
この原案は特に前バージョンのXenDesktopに対応しており、以下のような分野のプロジェクトについて解説している。
- 仮想インフラ:ハードウェア、キャパシティ、高可用性、およびストレージに重点を置いた基盤仮想インフラの詳細なデザイン。
- オペレーティングシステムの配信:ホスティング/ストリーミングされたデスクトップへの基盤OSの配信に関してファームのデザイン、キャパシティ、キャッシュ、および高可用性に重点を置いた詳細なデザイン。
- アプリケーションの配信:アプリケーション、統合、およびアプリケーションの最適化を中心としたデスクトップ配信に関するアプリケーションレイヤの統合。
- デスクトップの配信:キャパシティ、グループ、およびグループ設定に重点を置いたデスクトップ配信プロセスのデザイン作成。
- 仮想デスクトップ:ホスティング/ストリーミングされたデスクトップイメージのコンポーネント定義に重点。このセクションでは仮想デスクトップの仕様、デスクトップのイメージ、およびストレージ要件を解説。
- アクセスデザイン:内部/外部ユーザのリソース受け取り方法に重点。
- ビジネス継続性のデザイン:サービス障害によるユーザへの影響を低減するソリューションのデザインに重点。
Citrix社の技術を採用するかどうかの判断とは別に、これはVDIに関心を持つ方にとって優れた出発点となっており必読である。
これまでも、VMware社では「Virtual Desktop Infrastructure - Deployment Considerations」や「VDI Implementation Best Practices」のような同様の白書を公開している。
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