VMware社創業者のDiane Greene氏が復活 - 記事更新(20100208-5)
VMware社の取締役会は2008年7月、同社創業者で最高経営責任者(CEO)のDiane Greene氏解任を決議した。Greene氏は別の役職への就任を提案されたが、それを断り、自ら創業してIT市場有数の感動的な新規公募も実現した同社を去った。
同氏の退社から数カ月、夫のMendel Rosenblum氏も退社した。
Rosenblum氏はVMware社設立者の1人で、チーフサイエンティストを務めたが、同社のビジョンを受け入れなかった。
取締役会はすぐにGreene氏の後継にPaul Maritz氏を採用した。同氏は長年Microsoft社で幹部を務めたが、自身が創業したPi社が2008年2月に買収されたことでEMC社の元にいた。
Maritz氏率いるVMware社は想定外の方向へと舵を取り、仮想化やクラウドコンピューティングを越えて開発フレームワークやサービスとしてのソフトウェアアプリケーションへと拡大を進めた。
そしてこのたび、TechTargetの報道によると、Diane Greene氏がITの舞台へ戻ってきたという。
Greene氏はNicira社という新興企業に、Benchmark CapitalパートナーのAndy Rachleff氏とともに出資者として名を連ねている。
2009年初頭に設立されたNicira社は現在ステルスモードにあるが、そのウェブサイトは同社のミッションがネットワークの仮想化であることを明確にうたっている。
同社を率いるのはPalo Alto Networks社や、マーケティング担当バイスプレジデントを務めたBlue Coat Systems社での勤務経験のあるSteve Mullaney氏だ。
これは、Diane Greene氏がVMware社のときのように仮想化関連の新興企業を経営するようになるという意味ではないが、Nicira社がその活躍を見届けるだけの価値を秘めていることを意味するのは間違いない。
最新情報:Nicira社(旧Nicira Networks社)は、「Network Operating System」あるいは「NOX」の開発に取り組んでいるようだ。
実際、多数の社員に加え、スタンフォード大学やDeutsche Telecom社の研究員が、2件の研究論文(1つ目はこちら、2つ目はこちら)を2009年後半に発表している。
このチームは資料のなかで、大規模ネットワークの監視とコントロールに対する一元管理プログラムインターフェースのニーズを提唱している。
NOXはこのようなAPIを提供し、サードパーティーベンダー各社はそのAPIを活用するアプリケーションを開発する。
これは、Nicira社がNOXのコードをオープンソースとして提供し、それをベースに市販のアプリケーションを開発しながら主力コントリビューターの役割を果たしたい考えである可能性を示唆している。
これは、Citrix社に買収されたXenSource社(Xenのメンテナンスを行い、XenServerを販売する)と、Red Hat社に買収されたQumranet社(KVMのメンテナンスを行い、SolidICEを販売する)の少なくとも2回は成功することが仮想化市場で実証されている典型的なアプローチだ。
NOXで運用するネットワークは「OpenFlow」スイッチ(NOXコントローラとデータベースを運用するサーバ)に依存する。
ラベル: Leadership, Nicira, VMware
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