Microsoft社がApp-VでOffice 2010を仮想化およびストリーミングへ(20091102-1)
virtualization.infoでは、デスクトップ仮想化(アプリケーション仮想化やいわゆるエンタープライズデスクトップ仮想化 - つまりわれわれがプラットフォームラッパと呼んでいるものも含む)関連の取り組みについてMicrosoft社につい先週質問を行ったばかりだ。
われわれは記事のなかで、MED-Vの開発ライフサイクルが活発でないこと、そして現時点ではそれが最善であると思われることでMicrosoft社にもApp-Vについては舞台裏でしか動きがない事実に言及した。
App-Vや、Hyper-V以外の各種製品を大規模に売り込むのにMicrosoft社は何を待っているのだろうか?
App-Vに関して言えば、「Office 2010」(コード名:Office 14)がその答えなのかもしれない。
実際、ZDNetでは今夏、2010年頃登場予定のOfficeの新バージョンでは「Click-To-Run」(CTR)と呼ばれる特別版が用意されることを報じている。
Microsoft社が自社のベータテスターに送付した案内状の説明によると、Office 2010 CTRはMicrosoft社の各種サーバ上で提供され、顧客のデスクトップにオンデマンドでストリーミングされるものだという。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…
質問:インストールが完了する前でもOffice 2010アプリケーションを使うことはできますか?
回答:はい、手元のコンピュータへのストリーミング中でも使うことはできます。ただし、マシンに完全にインストールされていない段階では使用中に若干の遅延を感じるかもしれません。
Office 2010製品はアプリケーションを使う度にマシンにインストールされるのですか?それともマシンを再起動するときだけですか?
Office 2010製品はお手元のコンピュータにストリーミングされ、インストールされます。一度お手元のコンピュータにストリーミングされた同製品はマシンにインストールされた状態のままとなります。
いずれのOffice 2010アプリケーションも、使用中はインターネットに接続している必要があるのですか?
インターネット回線が必要なのは製品をすべてダウンロードするときだけです。一度ダウンロードが完了すればその後はインターネット回線は不要となります。
Office 2010製品を完全にダウンロードする前にインターネット回線が切断されてしまった場合どうなるのですか?
それでもOffice 2010アプリケーションを使うことはできます。ただし、製品の機能すべてが手元のコンピュータにストリーミングされていないため、そこまでにダウンロードされた内容によってアプリケーションの機能に制限のある場合があります。回線が復旧した時点で、前回停止したところから製品のストリーミングが再開されます。…
ZDNetはApp-Vの関与を確認することができていないが、virtualization.infoは独自に確認を取ったところだ。
Microsoft社は特に何かを隠そうとしているわけではない。Microsoft社がちょうど1カ月前に公開したCTRエディションを紹介するビデオがここにある。App-Vへの言及はないが、アプリケーションの仮想化については明言されている。
Office CTRは現在プライベートベータテスト中。Microsoft社では、うまくいけばこれを11月6日のTechEd Europe 2009でOffice 2010の公開ベータ(ベータ2)と一緒に公開することになるかもしれない。
顧客がOffice CTRを採用すれば、それはアプリケーション仮想化が本格的に認められたことになり、Microsoft社は、そのプラットフォームをエンタープライズ分野において完全に異なる方法で推進することにより、同製品の認知度や関心度を活かせるようになるだろう。
これにより、ISV各社からも反応が出てくるかもしれない。この新プラットフォーム上でサードパーティーのアプリケーションサポートがなければ、顧客はMicrosoft社製品だけとしかApp-Vを利用することができず、それではスタートとして良くても、今日のようなハードウェア仮想化の普及レベルに到達するには不十分だ。
ラベル: Microsoft
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