Oracle社が信頼性についてvirtualization.infoに回答(20091001-1)
virtualization.infoではわずか2日前に仮想化分野におけるOracle社のポテンシャルと同社の最近の行動に関する記事を書き、同社がVMwareのような競合仮想化プラットフォームのサポートに重点を置いていることを強調した。
われわれがOracle社の信頼性に疑問を唱えたところ、Oracle社から早速回答があった。
われわれの前回の記事に対し、Oracle VM製品管理ディレクター、Adam Hawley氏がコメントを残してくれたが、その内容の重要性を考え(また、攻撃するだけでなく反論の場も与えるべきであるため)、われわれはこれを以下に再掲載する。
特に重要な部分に関しては強調表示にさせていただいた。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)現在Oracle社は仮想化業界において最大のポテンシャルを秘めている、という貴サイト記事の最初の3分の1については確かに賛同するし、その理由にもおおむね賛同する。しかし、それ以外に関してはある程度の説明が必要だろう。
まず、 Sun社の買収はまだ完了していないため、これについては残念ながらまだコメントできない。
われわれの戦略とVirtual Iron社に関しては買収も完了し、この分野における戦略とロードマップのプレゼンテーションも行っている。われわれは、Oracle VMとVirtual Ironを統合してそれぞれの長所を活かした製品にしたいとの考えであるため、適切な対応を取るためにも多少時間をかけても良いのではないかと思う。それがわれわれ、そしてわれわれの顧客の望みであるし、買収完了からもまだ2カ月しかたっていない。貴サイトの読者なら、強力で豊富な管理ソリューションが2カ月でリリースできないことはご理解いただけるだろう。
信頼構築は適切なチーム作りから始まるが、われわれには豊かな経験を持つ優秀な人材が戦略の推進と実行に携わっている。わたしは長年Sun社に在籍し、「Solaris Containers」を投入した製品管理グループも指揮した。 スタッフのなかには、Solaris / SPARC Logical Domains(LDoms)の元プロダクトマネージャやVirtual Iron社の元製品管理ディレクターもいる。Virtual Ironをこれまで偉大な製品たらしめたのは、この人物に負うところが非常に大きい。われわれは協力することで、エンタープライズソフトウェアの導入、管理、そしてサポートを簡略化する最良の仮想化製品を投入する戦略に重点を置いている。われわれは仮想化のための仮想化はやっておらず、時間とコストを削減し、ほかのどのようなオプションよりもアップタイムを稼げる、すべてがそろったソリューションの入手で顧客を支援する重要な役割を果たしている。
未認定のコンフィギュレーション(VMwareもこれにあてはまる)に対するOracle社のサポートポリシーに関してはいろいろな考え方があるかもしれない。仮想化ソリューション提供時の「信頼性」や、未認定コンフィギュレーションのポリシーを語るのも良いが、これらは相反するものだ。Oracle社の社長のコメントを強調するわけではないが、「Oraclestorageguy」(EMC社の社員だと思うが、EMC社がVMware社の親会社であることは周知のことだろう)のコメントだとするブログの書き込みへのコメントをさせてもらう。VMware社が、仮想化ソフトウェアはハードウェアと同意だと言うのは簡単だが、ソフトウェアが仮想化技術上で本物のハードウェア上と常に同じ動作をするという意見に読者が同意するかは疑問だ。もしわれわれ全員がそう信じているならば、どのような仮想化でも実験もせず導入してしまうだろうが、本番環境への導入でこのような前例があったとは到底思えない。シンプルだがパワフルな時計/システムタイマ(VMware環境でゆがんだ時計を目にしたことがない人はいるだろうか?)の例でさえもが違いを認識する必要性を示している。
Oracle社は、最もミッションクリティカルでビジネスに欠かせないプロセスの推進、管理、監視、およびコーディネートを行うソフトウェアソリューションを提供するというビジネスを展開しており、それはOracle VMをはじめ、スタックのどのレイヤにおいても高い基準を要求する。そのため、われわれは認定を簡単には考えていない。OSとちょうど同じように、仮想化も最善のエコシステムの中に早急に組み入れられるだろう。データセンタに導入されて数年が経過しても、UNIX/Linuxが独占し続けるコア部分にWindowsが浸透できないのと同じように、今後は異なる製品が登場してくるだろう。Oracle VMは、スケーラビリティと可用性が非常に重要な本番環境のハイエンドエンタープライズサーバのワークロード処理をターゲットにしている。これの核となるソフトウェアの大半は今のところx86で仮想化されていないが、Linuxやハイエンドのx86ハードウェアではその方向に進みつつある。最初の部分で述べられているように、今日このセグメントを1社で独占しているベンダーは存在せず、この分野におけるポテンシャルでOracle社を上回るところもない。
Adamには感謝したい。virtualization.infoは、まさにこのように率直な話し合いを望んでいる。
これらの意見に対し、読者から複数のコメントや洗練された質問が集まることに期待したい。Oracle社は喜んで回答を寄せてくれるだろうし話し合いも続けてくれることだろう。
ラベル: Oracle
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