Microsoft社ではなくGoogle社との競合を望むVMware社(20091030-6)

10/30/2009   |   原文はこちら (English)

vmware logo

いや、VMware社はウェブ中心のITが信念の主要ベンダーである今日のGoogle社とはあまり競合したいとは考えていない。

現時点において、VMware社の野望は仮想化分野をリードするだけにとどまらない。
VMware社は顧客がビジネスサービスを提供および利用するために必須のプラットフォームになりたいという考えを持っている。今日の業界でクラウドコンピューティングと呼ばれるもの以上の存在である。

VMware社はデータセンタ、家庭、そして企業のワークステーションやシンクライアントの内部、そしてスマートフォン、タブレット、ネットブックといったポータブルデバイスの内部にまで入り込みたいと考えている。
業界の準備が整えば、VMware社は家電製品の内部にも入りたいと考えているのではないだろうか。

もしかすると、これが当初からの計画だったのかもしれない。あるいは、Microsoft社などの各社の存在から自社のハイパーバイザーが数年でコモディティ製品になることにVMware社が気付いたとき、これが新しいミッションになったのかもしれない。
このような計画がSpringSource社買収の要因(の一部)になったことは確実だ。

問題は、ITの世界には既に、これまでビジネスサービスを提供してきた、どのコンピューティングデバイスでもユーザが利用可能なプラットフォームの存在だ。ウェブである。

したがって、もしVMware社がサービス配信で最も確実なプラットフォームになりたいのであれば、あらゆるソフトウェアをウェブアプリケーション化するというIT業界が現在進める国際的な取り組みと戦わなくてはならない。そして長期的には、この取り組みをリードするGoogle社などのベンダー各社とも競合しなくてはならない。

もちろん、既存のアプリケーションすべてをウェブアプリ化するのはコストもかかるし、望ましいとも限らない。そこで、現在ここに重点を置き、さらに力を入れていこうというのがVMware社の持論だ。
しかし、業界全体がGoogle社の例にならってウェブ開発に100%専念していけば今から10年後はどうなるだろうか?

VMware社の役割は、レガシーソフトウェアを全く新しいウェブアプリケーションのように動かせるプラットフォームプロバイダーに限定されるようになるのだろうか?VMware社はだれもがサーバ集約の価値に気付くはるか以前に、まさにこのような手法でサーバ仮想化を販売していたのだ。
次世代ウェブアプリケーションがすべてに取って代わるとき、VMware社はどうなるのだろうか?

VMware社が本当に自社の仮想化プラットフォームを最良のビジネスサービス配信手段だとイメージしているのであれば、ライバルはMicrosoft社ではなくGoogle社だということになる。
そして、これが同社の最高経営責任者(CEO)が間髪入れずにGoogle社のクラウドコンピューティングに対するアプローチを非難した理由なのかもしれない。

ラベル: