Hyper-Vを採用するVMware社の顧客獲得までも目指すCitrix社(20091015-1)
VMware社は7月、大胆な値引きプログラムによってOracle社に冷遇されたVirtual Iron社の顧客獲得を目指した。
だが今度はVMware社の方が、「Open Door」プログラムを10月15日に立ち上げるCitrix社の同様の措置から身を守らなければならない立場に立たされる。
その対決のルールは単純だ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Project Open Doorプロモーションは10月1日から2010年3月31日まで世界中で展開される。5台以上の「VMware vSphere 4」もしくは「VI3」サーバの運用を中止して、「XenServer」、もしくは「Hyper-V」と「Citrix Essentials」のソリューションに置き換える場合には以下のものが提供される。
- 5件分無償の障害サポートパック(8時間X5件)を置き換えるサーバ5台につき1パック。
- 6時間のオンライントレーニングに利用可能なクーポンを置き換えるサーバ5台につき1枚
- VMwareからXenServerもしくはHyper-Vへの仮想マシンのシームレスな移行を実現する無償移行ツール
この試みは特に大胆であるようには思えず、普通の状況であればvirtualization.infoが報道することもない。しかし、今回の発表の中には報道に値するポイントが1つある。Citrix社では、そのサポートおよびトレーニングの予算をHyper-V(およびEssentials)に乗り換える顧客にも使うのだ。
現時点において、Citrix社が「Microsoft Hyper-Vと自社のEssentials」によって収益性の高い「Microsoft Terminal Serverと自社のMetaframe/Presentation Server/XenApp」の相乗効果を再現したい考えであることは十分明確になった。
それでも、Citrix社がXenServer以外のハイパーバイザーの採用を積極的に奨励している点は注目に値する。
もちろん、このような動きの背景にある理屈は常に同じで、「いずれのハイパーバイザーも無償だ。顧客がXenServerを望めばEssentialsで利益を得るし、顧客がHyper-Vを望むなら、その場合でもEssentialsで利益を得る」ということだ。
ポイントは、ここで最も得をしているのがMicrosoft社だということだ。実際のところ、Citrix社がHyper-Vの営業とマーケティングを大々的に引き受けるような形になる可能性もある。
顧客がHyper-V採用の方向に向かえば、Citrix社の営業部隊が頑張ってXenServerを推奨しても何の得にもならないかもしれない。また、もしCitrix社の本心がXenServerにないと顧客が感じれば信頼を築くことはできず、Hyper-Vの方を採用する可能性が高くなる。
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