Citrix社がXenDesktop 4.0でVMware View 4.0に対抗(20091007-6)- 記事更新
Citrix社は10月6日、11月16日に発売する「XenDesktop 4.0」を発表した。
まもなく登場する「VMware View 4.0」(およびソフトウェア版「Teradici PCoIP」プロトコル)に対するCitrix社の回答は、かつてないほど意欲的なものだ。
まず、XenDesktop 4.0の「Enterprise」と「Platinum」の両エディションには、XenAppの無制限フルバージョンが付属する。
「FlexCast」と呼ばれるCitrix社の新戦略では、仮想マシン上に導入されたデスクトップ(今日VDIと呼ばれているもの)、ベアメタルマシン上のもの、あるいはターミナルサービスファームによって提供されるものを区別しない。
XenDesktopとXenAppを使えば、これらすべてのデスクトップやその一部アプリケーションのほか、該当するアプリケーションやOSストリーミングへのリモートアクセスが可能になる。
いずれ、Citrix社が「XenDesktop」ブランドだけに力を入れるべくXenAppをスタンドアロンの技術や名前として完全にフェードアウトさせることになってもさほど驚かないだろう。
2番目に、新しいHDX適応技術(ICAプロトコルを含む)がさらに改善され、以下のコンポーネントが加わった。
- HDX MediaStream for Flash
マルチメディアのパフォーマンスを引き上げ、Flashのコンテンツをネイティブの圧縮フォーマットでユーザのデバイスに送信し、再生にローカルの処理能力を利用してローカルPCに非常に近いパフォーマンスを実現する。 - HDX RealTime
ウェブカムのサポートを可能にし、最小限の帯域幅を維持しながら音声や音楽の音質を向上させてリアルタイムコミュニケーションを強化する。 - HDX Plug-n-Play
専用キーボード(Bloombergキーボードなど)や「Philips Speechmike」などの口述筆記デバイスのサポートを強化し、同時に、特殊な画面配置(U字、L字、T字、逆L字、および逆T字配置など)や各種サイズ、解像度、設置方向でマルチモニタコンフィギュレーションをカスタマイズする柔軟性をユーザに提供する。 - HDX 3D
デスクトップ仮想化を、CAD/CAMやエンジニアリングアプリケーションなどの高度技術を利用するユーザやWAN経由での回線にも拡大。HDX 3Dを使えば、企業や組織が世界規模で人材を調達できるようになり、これらの従業員に高性能デスクトップや専門3Dアプリケーションを素早く提供しながらも知的財産を引き続き集中管理できるようになる。 - HDX IntelliCache
インフラ全体で帯域幅を多く消費するデータやグラフィックスをキャッシングし、それらを必要に応じて最も効率的な場所から透過的に配信することでパフォーマンスとネットワーク利用率を複数のユーザ向けに最適化する。
Brian Madden氏が自身の記事で詳細を述べているように、Citrix社はXenDesktopのライセンスモデルも、同時ユーザモデルから指定ユーザモデルへと変更した。
Burton Group社のシニアアナリスト、Chris Wolf氏も洞察を述べているので、ぜひともご覧いただきたい。
大事なことを言い忘れていたが、XenDesktop 4.0には「XenServer」と「Microsoft Hyper-V」の両方が付属する(また、VMware ESXも相変わらずサポートしている)。
これは、どのハイパーバイザーを使おうとCitrix社にとっては完全に無意味だと言っているようなものだ。彼らは、社員のワークステーションを集中管理するという新たな世界的取り組みから大きな利益を得たいだけなのだ。
そして、XenDesktopが企業の顧客に間違いなく提供されるよう、ソフトウェア保証加入者にはXenDesktop 4.0が無償提供されることになる。ここ数バージョンより機能を増やしてきたにもかかわらずである。
そのほかに対しては、Citrix社の主力ビジネスであるXenAppの顧客を特に重視し、同社はXenDesktopへのトレードアップという注目すべきプログラムを提供する。
最新情報:XenDesktop 4.0のライセンスに関する変更(および価格設定ポリシー)は既存客や見込み客から歓迎されなかった。
そこで、Citrix社は迅速な対応に出て、同製品の機能に対する良いムードを取り戻すべく、「(指定ユーザ単位のライセンスがうまくいかないユースケース)に対応する適切なXenDesktop 4ライセンスプログラムを積極的に検討する」ことを約束した。
Citrix社には4つの大きな課題がある。
- プレゼンテーション仮想化(XenApp)からハードウェア仮想化+アプリケーション仮想化+プレゼンテーション仮想化(XenDesktop)へのコアユーザ層の移行
- プレゼンテーション仮想化よりもハードウェア仮想化の方に関心を持つ一クラス上の顧客の集客
- VMware社がリードするハードウェア仮想化市場で同社に匹敵するブランド認知度(つまり信頼)の構築
- デスクトップ仮想化の採用と、それに対する信頼構築の正当化
Brian Madden氏が自身の記事で既に述べているように、今回のライセンス変更に対する反応はCitrix社によるこれら4つの問題の解決促進にはつながらないだろう。
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