VMware社によるSpringSource社買収の正当性を立証するCitrix社のCTO(20090928-2)- 記事更新

9/28/2009   |   原文はこちら (English)

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今のところ、VMware社はSpringSource社買収の背景や、それと長期ビジョンとの兼ね合いをあまりうまく説明できていない。

先月カリフォルニア州サンフランシスコで開催されたVMworld 2009カンファレンスの参加者は、開幕日の基調講演でSpringSource社の最高経営責任者(CEO)の登場直後に多くの聴衆が退室するという光景を目の当たりにした。
このようなことはこれまで一度も起こったことがなかった(VMworld Europe 2009の最初の基調講演終了時のスポンサーセクションは除く)。

買収の完了を受け、VMware社が何かもっと聴衆の関心を引く具体的なことを語ってくれることに期待したい。

一方で、全く予想していなかった人物が今回の買収について、VMware社のマーケティング担当者のこれまでの説明を上回る内容の解説をしてくれた。Citrix社の仮想化/管理部門担当最高技術責任者(CTO)のSimon Crosby氏だ。

Crosby氏は仮想化に関する話ではCitrix社で最も評判の良い広報担当だ。 
同氏は、業界ではXenSource社の創業者として一部で有名だが、大半の人には、控えめに言っても「特殊」なそのコミュニケーションスタイルが有名だ。

もし一度でもCrosby氏の話を聞いたり文章を読んだりしたことがあれば、同氏がVMware社のようなライバルを擁護するなど予想もしないだろう。
だが今回、同氏は確実に意図的にそれをしなかった。それとは正反対に、同氏はハイパーバイザー、仮想データセンタ、そして内部のOSに対するVMware社とCitrix社の見方の大きな違いを明確にしようとしていた。

だが、同氏の書いた最新のいくつかの記事の1つを読むと、仮想化業界におけるSpringSourceのようなフレームワークの重要性がかなりわかりやすく確認できる。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

…もうOSには終わりが来るのだろうか?そのようなことは決してない。今日のIT業務は今もOSが中心であり、仮想化された従来のOSをホスティングしてアプリを運用する仮想インフラの導入に向けてわずかに進んだだけだ。変化の速度は、技術開発の速度だけでなく、人間のスキルセットの変化の速度に大きく左右される。

しかし中期的には、ビジネスモデル、ライセンススキーマ、そして各社のブランドなど、今日のOSベンダーには課題が見え始めている。'90年代に1台の物理サーバ上で実行されていたランタイム環境など、われわれのOSに対する概念は従来の視野の狭い見方から進化する必要がある。顧客はハードウェア資源を採用、共有、隔離する運用プラットフォームを望み、それらを仮想化して、複数の利用者が自分たちのアプリケーション用として詳細なアカウンティング情報を得ながら資源を安全かつ確実に利用できるようにしたいと考えている。また、きわめて重大なこととして、(従来の)OSによるアプリを直接運用する(従来の)一連のサービスに対する偏見は特にない。非常に良く仮想化されたインフラにとっては、アプリの運用がWindows上かLinux上かはどうでも良いことだ。アプリケーションレベルのサービス要件に従ってリソースを利用可能にし、それから控え目に仕事に取りかかる。完全に安全な状態で約束通りのリソースを提供するのだ。

IaaSクラウドが新しいサーバベンダーならば、ユーザがクラウドでアプリを実行したときにOSがサーバにつながる。これは、OSベンダーのビジネスモデルを根本的に変えてしまうものだ。しかし、OSはアプリケーションのためのランタイムに過ぎないのだろうか?OSベンダー各社はこれに対してすぐさまとやかく言ってくるだろう。今日、OSはアプリケーション革新の中心にあり、仮想化インフラ上の複数のサーバにまたがる多層アプリの開発とサポートのためのその見事な基本要素はOS自身の未来を暗示している。ハードウェアの抽象化が複数のサーバにとどまらなかったように、アプリケーションサポートとランタイムレイヤの抽象化もそうなっていくだろう。仮想化を「新OS」であると考えるVMware社の友人たちとは異なり、わたしは新OSはハードウェアと独立したアプリの隔離抽象化へと向かうトレンドだと考えている。サービスとしてのプラットフォームの台頭だ。

だれでもハイパーバイザーは開発できる。実際、この問題は何年も前から解決済みだ。しかし、OS内のハイパーバイザーだけでは不十分だ。必要なのは2つの新しい抽象化だ。複数のサーバ/ネットワーク/ストレージをまたぐ仮想インフラと複数のサーバ/ストレージ/ネットワークをシームレスにまたぐアプリケーションプラットフォームだ。…

アップデート:Simon Crosby氏がCitrix社の企業ブログで本稿に回答を寄せてきた。容易に想像できるように、同氏の回答は、「いや、わたしは決して...」というものだった。

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