提携の進むVMware社、Cisco社、EMC社にHP社、NetApp社、IBM社は要注意(20090928-1)

9/28/2009   |   原文はこちら (English)

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2003年末にVMware社を買収して以来、EMC社は新しい子会社が市場で勝利を収めるためには常に独立を維持する必要があると明言してきた。
当時は数人がその言葉を実際に信じていた。エンタープライズITの歴史のなかで、仮想化ほどストレージ関連の支出を拡大させたものはない(しかも、これは始まりに過ぎず、VDIが主流になったらどうなるだろうか)。
EMC社がVMware社との関係を活用し、NetApp社、HP社、IBM社、Sun社(現在のOracle社)などの各社を仮想データセンタ設計時に二番手以降の選択肢に追いやらないことなど考えにくかった。
しかし、ストレージ業界最大手の同社はここ数年、VMware社を独立会社として維持する確固たる姿勢を示してきた。
EMC社は一時期、VMware社のハイパーバイザーとEMC社のストレージアレイという補完関係にあり、統合されると顧客が予想した2社の技術が最低限の統合もされておらず、取り組みが不十分だとの非難も受けた。

もし、EMC社が競合各社にダメージを与えるべくVMware社に対する影響力を行使しても、virtualization.infoはそれに気付かず、顧客も読者も不満を訴えることはなかっただろう。

だが今、すべてが変わりつつある。

EMC社は、卑劣であったり不法な方法を使って仮想データセンタ内における自社のポジショニングを高めようと変化しつつあるわけではない。
EMC社は今後、VMware社にはすべてのストレージベンダーと高いバランスの取れた形で友好関係を維持させないという考えなのだ。

新しいEMC社の意気込みは、競合各社のものよりもVMware社との互換性に優れたソリューションの開発、売り込み、そして導入を進めることだ。そして、同社はそれをうまく進めているかなり良いようだ

この新戦略を大きく推進しているのがCisco社だ。同ネットワーキング最大手は現時点で仮想化分野には大きなライバルがおらず、そのことから、同社は新しいパートナーのEMC社とVMware社に対して相当レベルの確約を取り付けられる立場にある。

不満があれば、Cisco社はCitrix社や場合によってはMicrosoft社にも声をかけることもできる。
そして、VMware社もEMC社も、未来の仮想データセンタではネットワーキングこそが次の最大のボトルネックであることを分かっている。
簡単に言えば、Cisco社はあまりにも重要(ユニファイドファブリックの取り組みの有無にかかわらず)で逃がすわけにはいかないのである。

EMC社の活動が完全にCisco社次第だという話では全くない。 
彼らの取り組みは、さまざまな点で理にかない、社内外のあらゆるレベルで採用されている長期的なビジョンに依存している。
Cisco社との相乗効果/共益関係は一連の出来事を加速させているだけに過ぎない。

NetApp社、HP社、そしてIBM社(IBM社がいつの日かまたx86市場に再び関心を示し始めるとの仮定だが)は、巨大な問題を抱えている。
仮想データセンタにおける各社のソリューションがどれほど優れていても関係ない。「VMware vCenter」との統合がいかに密接なものでも関係ない。
選ぶべき選択肢はEMC社だという認識が高まりつつある。また、市場でVMware-Cisco-EMCの三社連合と競合できるものはないとの認識も高まりつつある。

これらの企業には選択肢が3つある。何もしないか、EMC社の行動に対抗すべく膨大なエネルギーを注いでVMware社のユーザ層の関心を取り戻すか、あるいは同様のものをどこかほかで構築するかだ。
もちろん、この最後の選択肢が最も興味深い。その何かは、数カ月以内にCitrix社とMicrosoft社の周辺で起こるのかもしれない。

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