Xen Cloud PlatformとVMware vCloud ExpressがVMworldで発売へ(20090830-1)
先週はじめ、Amazon社は同社の「Virtual Private Cloud(VPC)」製品群を発表した。これはXenベースのElastic Computing Cloud(EC2)をセグメント化したバージョンで、VPN回線でのみ接続可能となっている。
今VPCを投入することには少なくとも2つの理由があった。もちろん、EC2が登場3年目の節目ということもあるが、VMware主催のカンファレンスで2009年はクラウドコンピューティングを重要視することになるVMworld開催の前週ということが大きい。
実際、Xen.orgとVMware社は、「Xen Cloud Platform(XCP)」および「VMware vCloud Express」という2つの新しい解説策を投入する。
XCPは同ハイパーバイザーをクラウドコンピューティング用プラットフォームとして拡張するツールセットで、当然オープンソースとして配布される。また、Citrix社、HP社、Intel社、Novell社、そしてOracle社を含むXen.org諮問委員会の全メンバーによってサポートされる。
Xen Cloud Platformは新旧のソフトウェアを1つのパッケージにまとめることになるのだが、正確に何がこのプラットフォームに組み込まれるのかについては今のところ明らかになっていない。
ただし、XCPがDMFTの新旧の標準をサポートすることは確実だ。あらゆるサードパーティーハイパーバイザー(Citrix社、VMware社、Microsoft社など)から仮想マシンを読み込み、それらを統合クラウド全体に移行するOVF や、まもなく登場するVMANインターフェースなどだ。
VMANのサポートだけではプライベート仮想データセンタからパブリックもしくはプライベートのXCPクラウドへのシームレスな移行はできないので、同プラットフォームが仮想マシンのライブマイグレーション機能を複数サポートする可能性は非常に高い。
さらに、XCPは登場したばかりのOpen vSwitchも統合する。これは、「vSphere 4.0」で「Cisco Nexus 1000V」が提供するものに似た機能を実現するオープンソース仮想スイッチ。
XCPはマルチテナントのクラウドサービスをサポートする高度なストレージ機能も用意するが、それは、Citrix社が「StorageLink」技術の一部をオープンソースでリリースしてプロジェクトに参加することを意味する。
標準化されたインターフェースとオープンコンポーネントの存在は、近い将来、どの市販製品でもXen Cloud Platformに対応して拡張や管理ができるようになることを意味する。
そして、これにはAmazon EC2や「RackSpace Cloud Servers」(旧Mosso)などの既存のクラウドのほか、VMware社などのベンダーが発売する各種製品も含まれる。
もちろん、Citrix社がXCP対応版Essentialを発売するのは完全に想定内だが、Xen Cloud Platformが「Eucalyptus」(NASAが採用)や「OpenNebula」などのオープンソース管理ソリューションをサポートしていくことも先刻承知だ。
VMware vCloud Expressの存在は、数日前にForbesによって明らかにされたばかりだ。
Forbesはこれを「vCloudサービスの運用を開始するための簡単な方法の1つ」と説明しているが、今のところ、これに関するニュースはほかにはない。
VMware社は今週はじめに同製品を正式に発表するとみられている。
ラベル: Citrix, Cloud Computing, VMware, Xen
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