Microsoft社が新しいWindows Logo ProgramでHyper-VのISVサポートを大幅強化へ(20090804-8)

8/04/2009   |   原文はこちら (English)

microsoft logo

どのような形の仮想化でも、顧客がそれを採用する際に最も大きな課題となっているのが、ISV各社が自社製品を仮想マシン内、OSコンテナ、あるいは好みの仮想レイヤでサポートしているかどうかの検証だ。
正式なサポートがうたわれていないと、物理マシン上にある仮想化プラットフォーム内で発生した技術的な問題をISVが再現する必要も出てくる。そして、それはコストも時間もかかる作業で、完了させるのが不可能なことも多い。

「Oracle VM」や「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor」(KVMベース)のように、全く新しかったり、幅広く普及していない仮想化プラットフォームの場合、ISVがサポートしないのはよくあることだ。
VMware ESXと比較して、Hyper-Vはまだまだ幅広く普及しておらず、Microsoft社のハイパーバイザーを正式にサポートするISVもあまり多くない。しかし、この状況が間もなく劇的に変化する可能性がある。

Microsoft社はもう少しで見過ごしてしまうような行動に出て、Windows Logoの仕様を作り直し、ISV各社にHyper-Vのサポートが義務づけられるようになった。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

今後はHyper-Vがオプション要件ではなくなる。Logoを取得したいアプリケーションはMicrosoft Hyper-Vが有効になったWindows Server 2008 R2 Serverコンピュータで動作するVM上でテストされるようになる。アプリケーションをMicrosoft Hyper-V上のVirtual Machine内でテストできない場合の選択肢については本ドキュメントのポリシーに関する項を参照のこと。

今回のアップデートにより、アプリケーションは8コア搭載の物理マシンではなく、4個のVirtualプロセッサを搭載したVMで適切に動作しなければならなくなった。

Microsoft社は、テストベンダー各社がMicrosoft Hyper-V上で動作する仮想マシン内でアプリケーションをテストするようになることを認めた。この環境で動作できないアプリケーションは、このポリシーを満たせない技術上あるいはその他の正当な理由を示す必要がある。

Microsoft Hyper-V上で動作するVM上でのテストに合格するアプリケーションは、Hyper-Vテスト合格済みを示すマーク付きでWindows Server Catalogに掲載される。

この指定は、アプリケーションの主要機能がHyper-V上で動作するWindows Server 2008 R2の仮想マシン内で実証され、ステータスの保存、リストア、ポーズ、シャットダウン、およびスナップショットという、仮想マシンで固有のHyper-Vの5つの重要な機能をアプリケーションがサポートすることを意味する。

一方、この指定はアプリケーションがHyper-Vに完全対応することも、アプリケーションのすべての機能が最適な形で動作することも示唆するものではない。場合によっては、Hyper-V上で動作する仮想マシン内ではアプリケーションや、そのアプリケーションの一部コンポーネントで機能に制限があったり動かないこともある。

さらに、この指定はアプリケーションが仮想環境内での動作中にすべての認定要件に合格したことを意味するわけでもない。この認定プログラムのなかの一部テストケースは、物理マシン上で実行することもできる。もしアプリケーションがHyper-Vの仮想マシン内で動作するか、スタータスの保存やリストアといったHyper-Vの機能が実行されるときに影響を受けると思われる場合は、その影響や、回避策がある場合はこれを文書化し、要望に応じて顧客に公開する必要がある。

VSS対応アプリケーションは、VM内での動作時に特別に考慮する点がある。これは認定のための要件ではないが、ISVはVSSのシナリオをテストし、アプリケーションが想定通りの動作を続け、ほかのサービス、アプリケーション、あるいはWindows機能と絶対に干渉しないようにする必要がある。

したがって、新しいロゴを取得したいISVはHyper-Vのトレンドに乗る以外に選択肢がなく、このようにして、Microsoft社は市場をリードしなくてもHyper-Vに関して業界で最も幅の広いサポートを受けられているのだ。

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