リリース:VMware AppSpeed 1.0(20090713-7)

7/13/2009   |   原文はこちら (English)

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VMware 社は7月13日、1月に発表された新しい vCenter アプリケーションをいくつかリリースした。
最初の「Data Recovery」と「vShield Zones」は vSphere 4.0とともに先月登場した。
そして、今回登場したのが「vCenter Chargeback 1.0」と「AppSpeed 1.0」だ。

AppSpeed 1.0(ビルド36919)は2008年5月に VMware 社が B-hive 社から獲得した技術がベースになっている。
これは、仮想インフラの要素(物理ホスト、仮想マシン、クラスタなど)、その内部で動作中のアプリケーション、そしてアプリケーション内のいくつかの構造(データベース内のテーブルなど)を発見することができる。
AppSpeed は、一度アプリケーションを追跡するとそのトラフィックをスニッフィングし、それらの「通常の」動作(レスポンスタイムやパフォーマンスなど)を理解し、基準をいくつか構築する。
同製品はこの時点で基準と実際のアプリケーションのパフォーマンスを比較し、ユーザエクスペリエンスに影響を与える潜在的な速度低下(もしくは可用性の欠如)を見分ける。

VMwareAppSpeed10

新しい AppSpeed の価格は CPU あたり1250ドルからとなっている。

ある意味、このアプローチは Liquidware Labs 社/ vmSight 社がVDI 環境におけるユーザエクスペリエンスを理解し、それに沿った環境容量を計画するためにとっているものと同様のように思える。

いずれのケースも、ハイパーバイザーがパフォーマンス低下の要因でないことを頻繁に証明しなくてはならない仮想化技術の管理者にとっては自習技術が貴重な存在となっている。アプリケーションが想定通りの動作をしないときに真っ先に疑うコンポーネントは最新のものである仮想化レイヤだが、AppSpeed がソフトウェアの動作を毎日追跡するので調査可能な具体的な情報が存在することになる。

Chargeback 1.0同様、AppSpeed も大きなポテンシャルを秘めている。その機能と変更管理ソリューション(VMware 社は「vCenter ConfigControl」というものを2009年中にリリースする)を組み合わせれば、仮想インフラのどの修正が1つ以上の仮想化アプリケーションの動作に悪影響を与えているのかを追跡することができる。

いずれにせよ最も興味深いのは、AppSpeed が物理インフラと簡単に連動するように見えて実はそうではないコンポーネントの1つであることだ。

virtualization.info では既に、VMware 社が徐々にインフラ管理会社へと変貌を遂げつつあり、BMC 社、CA 社、IBM 社、そして HP 社の四大ベンダーと競合すべく準備を進めていることを指摘している。
同社は物理インフラの管理には関心がないと言い続けているが、たとえ顧客がそのことを認知しても、多くが自社システムを100%仮想マシン内に移行することはなく、それらの顧客が興味を持つのはすべてを管理するソリューションなのだ。

これらの顧客に対する現時点での VMware 社の回答は、包括的な統合ソリューションを提供し、自社製品と先の四大ベンダーの製品を混在させることだ。
しかし、VMware 社にはインフラ管理会社になるための部品がまだすべてそろっておらず、既存のもの(AppSpeed など)は仮想データセンタ向けに故意に制限されている。そして、VMware 社が現在持つ最大のポテンシャルがこれなのだ。

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