Virtual Iron社の顧客争奪戦を繰り広げるOracle社とVMware社(20090708-1)
去る5月、Oracle社はVirtual Iron社の買収を発表した。同巨大データベースベンダーは、そのわずか5週間後には社員の大半を解雇し、パートナープログラムを終了させ、(いくつかの例外を除き)新ライセンスの販売を中止した。
Virtual Iron社の顧客に残された選択肢は、突然終わりを迎えたハイパーバイザーを捨ててOracle VMに乗り換えることだけだった。これは無償ではあるものの、機能的には確実に異なるものであり、移行を簡略化するツールは1つもなかった。
Virtual Iron社は、一度も自社の顧客数に関する詳細を明らかにすることがなかったが、すべてとまではいかなくとも、その大半がSMBセグメントだと仮定しても間違いないだろう。また、Virtual Iron社が2008年に340万ドルの売上高を計上していることを考えると、The Registerが示唆するように、その顧客数は3000社程度である可能性が高い(それより少ない可能性の方が高いだろう)。
一方で、VMware社がvSphereに移行する顧客に対して40%という傑出した割引適用を発表したということは、これらの顧客が何らかの理由で特別な存在なのかもしれない。
この構想は、良さそうにも思えるが創業以来SMB市場を全く重視してこなかったVMware社にとっては異常なものだ。
いずれにせよ、Oracle社はこの干渉をあまり面白く思っておらず、即座に対抗に出てきた。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Oracle社はVirtual Iron社の顧客サポート継続に力を入れ、サポートの内容もこれまでのVirtual Iron社のものより強化しました。Oracle社では、これらの製品とVirtual Iron Enterprise Edition製品の継続サポートを無期限に拡大するVirtual Iron社製品向けの「Lifetime Support」プログラムの提供開始を謹んでご案内します。
少なくとも、VMware社の横やりはOracle社が10人だけ残してVirtual Iron社の社員全員を解雇した理由を理解するのに役立ったのだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Oracle社は、買収前にサポートを提供していた担当者が今後も引き続きサポートできるよう、Virtual Iron社のサポート担当者を確保しています。
したがって、Virtual Iron社の顧客は劇的に変わろうとしている(いつどのようにかはだれにも分からない)無償の仮想化プラットフォーム(Oracle VM)か、現在手元にあるものを採用したときに既に評価して不採用にした高価な(しかし割引きが適用される)仮想化プラットフォーム(VMware vSphere)のいずれかを選択する必要がある。
だが、彼らはCitrix社と同社の無償のXenServerを代わりに検討していると見て間違いないだろう。
ラベル: Oracle, Virtual Iron, VMware
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