Oracle社がWindowsゲストOS用の準仮想化ドライバをリリース(20090715-3)(情報更新)
確かに、Oracle社が徐々にではあるが仮想化業界への攻撃頻度を高めている。
現在(自社のOracle VM、Sun xVM Server、そしてVirtual Ironという)3つのハイパーバイザーをコントロールする同社からは、遅かれ早かれ全体計画が出てくることが予想されている。
WindowsゲストOS用の準仮想化(PV)ドライバを発表するなど、今のところOracle社はそのごく一部しか明らかにしていない。
Oracle社ではこれをWindows Server 2003および2008のほか、Windows XPとVista向けにも用意している。また、これらはそれぞれに32ビット版と64ビット版が用意されている。もちろん、これらはOracle VMハイパーバイザーのみ対応となっている。
準仮想化ドライバは、AMD-V RVI(2007年9月からQuad-Core Opteron CPUに搭載)やIntel EPT(新しいXeon 5500 CPUに新たに搭載されている)などのハードウェア支援型仮想化技術の機能を強化できる可能性がない場合に仮想マシンのパフォーマンスを向上させる。
Oracle社が投入するPVドライバは、WindowsゲストOSのパフォーマンスを強化する一方で制限もいくつかある。一度これらをインストールすると、仮想マシンの状態を保存およびリストアすることができなくなり、ライブマイグレーションができなくなる。
現行のOracle社のアプローチと、同社の新しい子会社の1つであるVirtual Iron社のそれが大きく異なる点は興味深い。
Virtual Iron社は、同社がPVドライバの開発を中止する意向であることをちょうど3年前に発表した。
最新情報:以下のいくつかのコメントでも浮き彫りになっているように、準仮想化に関してOracle社とVirtual Iron社の間に意見の相違があるという本稿最後の指摘は誤りだ。…準仮想化ではOSの修正と保守に膨大な量のエンジニアリング作業が要求される。しかし、これらの大規模な取り組みも、x86系のムーアの法則やハードウェアの進化との戦いに敗れることは避けられない。準仮想化を搭載した初めての製品が市場に登場するころには、Intel社やAMD社から出荷されるx86サーバプロセッサの80%以上がハードウェアベースの仮想化アクセラレーション機能をチップに内蔵しているだろう(Intel-VTやAMD-V、あるいは「Rev-F」)。このハードウェアベースのアクセラレーションは、CPUの仮想化を中心に純粋に仮想化のパフォーマンスを最適化するよう設計されており、OSの準仮想化作業を完全に不要とし、技術的に時代遅れにする。…
Virtual Iron社は2006年、完全な準仮想化ゲストOS(カーネルのパッチが必要)を動作させる考えを拒否している。
Oracle社も異なるアプローチは取っていない。同社はI/O処理を高速化するために準仮想化ドライバをリリースしているだけで、これは顧客にインストールが推奨されているゲストOSパッケージ(「VMware Tools」など)によってほかのすべての仮想化ベンダーもしていることだ。
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