仮想化の隠れた課題 - パート6(20090715-5)

7/15/2009   |   原文はこちら (English)

前回は仮想化によって引き起こされる文化的影響と変化をカバーした。今回は業務への即応性の問題と仮想化関連のニーズをカバーする。

仮想化業務への対応を整えることが全体的に隠れている難題だ。
仮想化業務への対応を整えることについては既に議論した内容も含まれているが、今回の書き込みではかなり詳細なポイントもいくつかカバーする。

物理サーバの管理用に存在するプロセスや手続きは、すべてが仮想サーバに対応するわけではない。ハイパーバイザーOSの多くはLinuxベースだが、それらの上で動作する仮想インスタンスの多くはWindowsベースとなっている。
大半の大手企業では、LinuxはUNIXベースのチームによって管理され、Windowsサーバは別のチームによって管理される。では、これらのハイパーバイザーはどのようにして管理すべきだろうか?

カギは、OSのセキュリティとカーネル部分を理解するチームにハイパーバイザーOSを管理させることだ。したがって、UNIXベースのチームにハイパーバイザーOSを管理させ、仮想インスタンス上のOSはタイプ別に適切なチームに管理させることを強く推奨する。
1つのチームにハイパーバイザーを管理させ、仮想インスタンスを作成させ、ゲストOSを管理させる方が効率的にも思えるが、このアプローチには隠れた問題が多い。
これらの職務を分割することは、各部分がよりうまく管理できるようになるだけでなく、コンプライアンス向けの職務の分離が実現し、VMスプロールのようなものの管理にも役立つ。

新しい組み込み/コアハイパーバイザーOSにより、物理的世界のセキュリティモデルは必要以上にカバーする部分もあれば重要な違いをカバーしていない場合もある。
LinuxやWindowsの物理サーバに既存のモデルを押し込むのではなく、仮想ハイパーバイザーOSだけのためにセキュリティモデルを構築することだ。
最後に、仮想化のすべての側面に関するプロセスや手続きを必ず文書化し、該当するすべてのチームで情報を共有しておくことだ。
環境の設計、拡張、そして管理が必ず適切に行われるようにするには、内部のものであれ各製品のベンダーによるものであれ、トレーニングが絶対不可欠だ。

仮想化は今後数年間成長を続け、その価値が認められればおそらく予想よりも早く成長していくだろう。したがって、将来の拡張に向けた適切なプラニングがきわめて重要だ。

次回はデータセンタが仮想化に与える影響についてカバーする。