Microsoft社はひそかにVDIの改良を進めているのか?(20090625-5)
ここ2年間、IT業界ではほぼすべての主要ベンダーがVDI関連の製品群とロードマップの充実を急いだ。どの企業も全力で将来有望な新興企業を買収し、新しく効率の高いリモートデスクトッププロトコル(RDP)を発表し、OEM各社と次世代シンクライアント関連の提携を結んだ。
VMware社からCitrix社、Sun社からQuest社、HP社からVerizon社まで、各社が動いた。
さらには、LG社などのテレビメーカー各社までもがVDI市場参入を考えている。
ただし、Microsoft社だけは別だ。
Microsoft社は今のところ、リモートクライアントにかかる各種マルチメディアリソースのレンダリング作業の負荷軽減を実現できる小規模新興企業のCalista Technologies社を2008年1月に買収したときも、登場間近の「Windows Server 2008 R2」に搭載される基本的なデスクトップブローカ機能をいくつか発表したときも、可能な限り目立った動きを見せないようにしている。
だが今回、具体的ないくつかの詳細がようやく明らかになり始めており、Microsoft社のVDI戦略は予想より興味深いようだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)…Windows 7とWindows Server 2008 R2の製品版、GDIアプリケーション、Windows Media Playerのメディア、および「Aero Glass」は、リモートのシナリオでは、プレリリース版のように引き続きクライアント側のレンダリングを利用する。製品版では「DirectX 10.1」/「DXGI 1.1」、そしてDirect 2Dアプリケーションではクライアントベースのレンダリングが行われず、その代わり、このようなタイプのコンテンツはR2で強化されたビットマップアクセラレーション機能を活用するホスト側のリソースを使ってリモート処理される。この判断は、品質と堅牢性が第一要件となる開発および検証プロセスのなかで得られたフィードバックに基づいて下されたものだ。 このデザイン変更は、特定のユースケースにおいてホスト側のCPU利用率とGPU資源に影響するかもしれないが、幅広いリッチ/シンクライアントデバイスに各種リッチ(2Dおよび3D)コンテンツをリモート処理させる整合性のあるアプローチが実現する。
…
Windows Server 2008 R2のHyper-V仮想マシンでのDirectXアプリケーションの動作については、GPUの負荷軽減をハードウェアがアシストするCalista技術が将来登場するだろう。…
したがって、Microsoft社は基本的に、発表のようにCalista技術をRDPに統合するだけでなく、マルチメディアコンテンツがVDI仮想デスクトップ内で実行される仮想ホストについても詳述する計画だ(これについてはBrian Maddenで新たな実態が紹介されている)。
要は、まもなく登場するGPUについて、多くの顧客が現在無視しているかもしれないロードマップの多くの部分をMicrosoft社は知っている、ということだ。
VDIを本当に効率的なソリューションにするために将来構築する必要のある非常に複雑なインフラの新しいリモートデスクトップやクライアントハイパーバイザーと同様、これらの次世代ディスプレイカードもその部品の1つに過ぎない。
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