5nine社がステルスモードから脱してキャパシティプラニング市場に参入(20090616-6)
6月15日、5nine社という新興企業が競合ひしめくP2V移行とキャパシティプラニングの2つの市場に一気に参入してきた。
P2V移行ツールはどの主力仮想化プラットフォームにも徐々に組み込まれるようになってきた。VMware社、Microsoft社、そしてCitrix社はいずれも自社製のものを用意しており、Oracle社も研究開発部隊を3つ傘下に入れて素晴らしいものを作り出そうとしている。
これらがどれも無償で提供されているという事実は、生き残りをかけて悪戦苦闘するこの業界内のベンダー各社に悪影響を与えた。
今のところ、この分野の競合各社はどこも、仮想化の採用を加速させ、スタンドアロンP2Vツールの存在を正当化すべく移行ツールとキャパシティプラニングプラットフォームを統合しようという先見の明を持ち合わせていない。
だが、5nine社の戦略はまさにこのような形のようだ。
同米新興企業は2009年はじめに設立された非公開会社だと思われる。
今のところ、同社の経営陣の詳細は分かっていない。われわれが知っている幹部は最高技術責任者(CTO)のKonstantin Malkov博士と、取締役のRatmir Timashev氏のわずか2人だけだ。
Malkov博士はコンサルティング会社であるPWI Corporation社の出身で、同氏はオーナー兼CTOだった。
Timashev氏はVeeam社の社長として知名度が高く、5nine社とVeeam社が将来提携するようになることは容易に想像が付く。
この新興企業が初めてリリースしたのは「P2V Hyper-V Planner」と呼ばれる製品だ。
ほかのキャパシティプラニングツールと同様に、これもデータセンタ内の物理マシンの棚卸しを作成および保守し、アプリケーションワークロードの利用率を追跡して、業務上の制約や仮定のシナリオに基づいて各種移行計画を計算する。
5nine社ではこの製品の無償バージョンを提供しているが、こちらはP2Vの移行と基本的なレポートの作成しかできないようだ。
VMware社、Novell/PlateSpin社、CiRBA社、Lanamark社、そして最近のLiquidware Labs/VMsight社など、キャパシティプラニング業界の競争は注目すべき状況にある。
その上、Microsoft社が既にMAPという完全無償のHyper-V用のキャパシティプラニングツールを提供しているという事実は明らかにしておくべきだろう。
5nine社もvirtualization.infoの仮想化レーダーに追加した。
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