仮想化の隠れた課題 - パート5(20090628-1)
文化的影響
今回の投稿は経費モデルと仮想化の採用に必要な変化について解説した前回の投稿の続きで、社内技術の文化的変化の側面をカバーする。
技術には常に変化がつきものだが、多くの人はその変化を受け入れないため、日夜議論となる。 仮想化はここ数年で最大の変化の1つだ。 それは、仮想化が非常に多くの技術分野に影響を与えるためだ。 この1つの技術がサーバ、ストレージ、ネットワーク、データセンタ、ソフトウェア管理などに変化を引き起こす。 したがって、仮想化はかなり混乱を引き起こす技術ではあるが、それなりの理由もある。
ここで難しいのは、これらのグループすべてにおよぶ変化を管理し、技術と計画を常に前進させ続けることだ。 まず最初に、数台のx86サーバに5 - 8本の物理ネットワーク回線(ただしIPアドレスは100個以上)、あるいは同じストレージを見る必要がある複数物理サーバ構成の環境に一度に数Tバイトのストレージを用意するようネットワークチームに要望するが、これらの要望に対しては、インターネットが新聞に取って代わることに対するものと同様の「絶対実現しない」という反応がある。 しかし、それもいずれは実現することだ。ただし、その変化はプログラムを前進させ続けるためにも可能な限り混乱を引き起こさないものにすべきだ。
この分野ではコミュニケーションがカギを握る。これについては今後詳しく解説していく。 各種分野を超えたサポートチームの教育もきわめて重要だ。 技術と、変化を求められる理由を理解すればするほど彼らの理解力も深まる。成功に結びつくもう1つのアプローチは、できるだけ多くのものを今と同じままにしながら仮想の世界に対応するようチューニングすることだ。 つまり、少しずつ前進すれば、ある時点で発生する変化による混乱も少なく、影響を受ける人々も変化に気付くことが少なくなる。 数カ月後に振り返って、「すごい。これだけ変化したのに気付きもしなかった」という言葉を聞くのが目標である。
要約すれば、回避できるなら新しいポリシーや手順をゼロから作らず、既存のものを改装して仮想化計画を立ち上げ、計画の進行に合わせてプロセスや手順のレビューとチューニングを続けることだ。 こうすることで変化の度合いによる混乱が減り、変化の度合いに起因するサポートチームの反仮想化運動も起こらない。
次回は、仮想化の運用即応性と、計画をさらに進める前に対処の必要な項目について解説する。
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