xVM Serverの今後に関するSun社の最新情報(20090504-6)
virtualization.infoが先週「Sun xVM Serverの開発が無期限延期に」という記事を発信したところ、Sun社から予想外に素早い回答があった。
Sun社のxVM担当バイスプレジデントSteve Wilson氏は自身の企業ブログに長い書き込みを行い、「Early Availability」(初期導入)プログラム中に集まったフィードバックによりハイパーバイザーのデザインを多数の側面から見直すことになった経緯を詳細に説明した。
- 参加者からは、多数のサーバで迅速な導入が可能になる「手動操作不要」インストレーションプロセスの要望があった。単一システムへのインストールは「古い手法」であり、大企業のデータセンタには適していない。
- 参加者からは、ハイパーバイザーインスタンス間のゲスト移行機能に対する要望があった。マルチホスト管理はアドオンオプションなどではなく、本格的な使用に必須の要件だった。
- 参加者からは、さらなるカスタマイズ実現に向けた基盤のOpenSolarisインスタンスの利用拡大を求める声もあった。核となるSolarisインスタンスを包むラッパ「アプライアンス」の存在を喜ぶ声がある一方で、xVM Server用に完全にカスタマイズされたOpenSolarisディストリビューションがあることは問題だった。
- 顧客は、小規模の集約プロジェクトより大きな「クラウド」タイプの導入に関心を持つようになった。
Sun社はこれまでに積み重なった遅延を全く懸念しておらず、商品化までの時間を競争の激しい今日の仮想化業界における戦略の重要な側面として重視していないように思える。その結果が今の同社なのだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)そこで、われわれは自分たちの取り組みを見直して、Ops Centerがハイパーバイザーや基盤ハードウェアを管理するための中心的手段になるユースケースに重点を置いた。さらに、われわれは両方に全く同じコードベースが使えるようxVM ServerとOpenSolarisの路線を収束させる方向へと進み出した。
残念ながらWilson氏はxVM Serverの新たな予想発売日に言及し忘れていたが、Oracle社の買収完了直後のSun社の行動に関する説明などは完全に省かれた。
おそらく時期的に早すぎるのか、もしかするとOracle社の立場を考えた上で発言できないのかもしれない。今の顧客の懸念の大半は製品の現状ではなく1年後のことであることは明白だ。
この点についてしっかりした迅速な回答がないと、だれもxVM Serverを安心して使うことができず、長期投資資金をほかに回してしまうことになるだろう。
Wilson氏は自身のブログで、xVM Ops Centerの新バージョンにxVM Serverのベータ版が含まれるようになり、そのサポートが拡大されたことも伝えている。
先週は、virtualization.infoで「Ops Center 2.1」が仮想化技術を一切サポートしていないという誤った報道をしてしまったのでこの場でおわび申し上げる。
いずれにせよ、Sun社によるこのような行動の理由は明らかではない。顧客のフィードバック対応にxVM Serverの一部デザイン見直しが必要であることに彼らが既に気づいているなら、まもなく廃棄される部分を市販製品に組み入れるのはなぜなのだろうか?
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