マルチハイパーバイザー対応の独自ベンチマークツールでVMware社に挑戦するAnandtech社(20090525-3)

5/25/2009   |   原文はこちら (English)

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仮想化業界で標準ベンチマークプラットフォームが必要とされていることに疑問の余地はない。既存のわずか2つの選択肢は、完全に無視されている(「Intel vConsolidate」)か、すべてのベンダーから認知されていない(「VMware VMmark」)。

今では、専門のメディアもこれらのプラットフォームの価値に疑問を抱いている。それがAnandtech社で、同社ではハイパーバイザーのテストに現実のワークロードを使わない可能性を示唆している。 

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

統合ベンチマークは、vConsolidateとVMware社のVMmarkの2つしかない。両者とも設定が厄介で、現実への応用とはわずかもしくはほとんど関係のない業界ベンチマーク(SPECJbb2005)をベースにしている。その結果、VMmarkは(有益なベンチマークではあるが)単なるOEM「ベンチマーケティング」ツールの1つになってしまった。可能な限り高いスコアを生成することがOEM各社の唯一の目標のようだ。これは、各社の視点からは理解できるが、ITの専門家にとってはあまり有益ではない。そのパフォーマンス追加分がどこから来ているのかを分析しなければ、そのスコアは手っ取り早い第一印象に過ぎなくなる。

Anandtech社はその主張を証明するために、WindowsゲストOSが動作する仮想インフラにおける異なるCPUの比較に便利な自社独自のベンチマーク、「vApus Mark I 」を開発した(開発は学術団体のSizing Server Lab)。導入されている仮想マシンの大半はWindowsを実行しているため、これは第一歩として素晴らしいが、これに満足できない一部の顧客に対応すべく、同団体では既にWindowsとLinuxの両仮想マシンに対応する新バージョンの開発を進めている。
脆弱性がないと仮定した場合、この取り組みの長所は、「VMware ESX」、「Citrix XenServer」、そして「Microsoft Hyper-V」など、どのハイパーバイザーとも組み合わせることができる点だ

同ベンチマークは、4台の仮想マシン(それぞれが4基の仮想CPUと4GバイトのvRAMを搭載)と4種類のエンタープライズレベルアプリケーションのパフォーマンスを計測する。

  • 1 x OLAPデータベース、Windows 2008 64ビット版で動作するSQL Server 2008 x64Nieuws.be(数百テーブル上に100Gバイト超のデータあり)が動作。
  • 2 x MCS eFMSポータル、Windows 2003 R2上でPHPとIISが動作 、解説はこちら
  • 1 x OLTPデータベース、Dominic Giles氏のOracle 10G Calling Circleベンチマークベース

このような選択から、Sizing Server Labでは、リソース要求の高いサービスを再現するだけのvApus Mark Iは、平均的な仮想データセンタの利用量を再現するVMmarkに取って代わるものではないと断言している。

VMmarkで取得した数字と全く一致しない各種CPU間のパフォーマンスの違いを浮き彫りにするこれらの結果は極めて興味深い。

vApusMarkI 
この記事ではほかに、デュアルおよびクアドコアアーキテクチャ、キャッシュ、メモリ帯域幅、およびクロックスピードのようなCPUコンポーネントのパフォーマンスへの影響に関する重要な情報も含まれている。

その結論は次のような驚くべきものとなっている。もし「VMware ESX 3.5 Update 4」(ESX 4.0は今後のテストで使用)があるならば、Xeon Nehalemが間違いなく最速のプラットフォームだが、最新の4コアOpteronもかなりこれに近い。

Anandtech社のベンチマーク分析全文は有益なので、激怒したVMware社が反論してくるまでの間にぜひともお読みいただきたい。

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