Sun社買収だけでは満足できずVirtual Iron社にも触手を伸ばすOracle社(20090513-1)

5/13/2009   |   原文はこちら (English)

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Oracle社が過去10年で最も戦略的な交渉をまとめてSun Microsystems社を買収してからまだ1カ月も経過していない。
Java、Solaris、MySQLに加え、Oracle社はSun社のxVM仮想化ポートフォリオのすべてを引き継いだ

Oracle社には独自のXenベースハイパーバイザーである「Oracle VM Server」、そして独自の管理コンソールである「Oracle VM Manager」があり、これらの2製品は数カ月以内に「Sun xVM Server」および「Ops Center」と統合されると考えるのが妥当だ。

現在の顧客は、Oracle社にはVMware社、Citrix社、そしてMicrosoft社に対抗できる強力な仮想化製品をリリースするだけの資源、エンジニア、開発コードがあるとだれもが思っている。
だが、やや事情が異なるようだ。

同社は5月13日、仮想化業界から2社目となるベンダーの大規模買収を発表した。未公表額でVirtual Iron社を買収したのだ。
これはvirtualization.infoが3月に報じたうわさを正式に認める結果になった。

Virtual Iron社は、5回にわたって資金調達を実施し、これまでに、仮想化ベンダーとして有数の額となる6500万ドルを調達している。
2008年第4四半期は売上高130%増、そして2009年第1四半期は同65%増と、同社はここ数四半期で大幅な成長を遂げてきた。
いずれにせよ、2008年には創業者兼最高技術責任者(CTO)のAlex Vasilevsky氏をはじめ、創業当時からの幹部の大半が同社を去っている。Vasilevsky氏は現在、Virtual Computer社という新興企業を経営している

だが、XenSource社(Citrix社により買収済み)によってXenがリリースされると、Virtual Iron社は最初にこれを採用するベンダーの1社となっているため、経験豊かな仮想化エンジニアの力と一定のXen採用者の引立てが期待できることだろう。 
にもかかわらず、Virtual Ironハイパーバイザーの機能は大半がOracle VM ServerやSun xVM Serverのそれとオーバーラップする。
したがって、同データベース大手に新たな買収が必要になった理由は完全には明確になっていない。

Oracle社は市場を集約することで仮想化業界第4位の主要ベンダーになろうとしているのだろうか?
それとも、自社製品もSun社のものもESX、XenServer、そしてHyper-Vに対する競争力が低いことを間接的に認めているのだろうか?

確かなのは、これでOracle社が大きな難問を抱えたということだ。3製品のコードと製品ラインを結合するには完璧かつタイムリーな作業遂行が必要だ。
それができなければ、同社は投資家、顧客、そしてパートナーの目に信頼できないと映り、Sun社やVirtual Iron社の仮想化専門家が他社に大量流出するリスクが生じる。

Oracle社/Sun社/Virtual Iron社が統合した新しい巨大ベンダーに真っ先に動揺する仮想化ベンダーは、KVMベースの新しい仮想化ソリューションによってオープンソース市場をリードする計画を持つRed Hat社だ。


これに従って仮想化レーダーを更新した。

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