Novell社からPlateSpin社の人材が多数流出、開発はインドへ移行(20090525-4)
PlateSpin社は、Vizioncore社(2008年1月にQuest社により買収)などの少数の各社とともに、現代の仮想化業界の歴史のなかで最も古くからの、そして最も成功したVMware社のパートナーの1社だった。しかし、2008年2月のNovell社による買収後、同社の人気はそのほとんどが失われてしまった。
Novell社が自社の仮想化戦略を明確にすることはなく、それがPlateSpin社のブランドに深刻な影響を与えている。
2006年11月の相互運用に関するMicrosoft社との提携以外、仮想化業界におけるNovell社の動きに特に目立つものはなかった。同社はスタンドアロンの仮想化プラットフォームを2008年3月にリリースする計画を発表したが、それが実行に移されることはなく、2008年12月には自社の管理ソリューションであるZENworksの名称を変更してPlateSpin Orchestrateに組み入れた。
これでは同社が競争の激しい仮想化業界で直面する多くの難問に対処するには不十分なようだ。
- Novell社は、2007年8月のXenSource社の買収以降、Citrix社の影響を強く受けるXenの今後の開発について何も保証していない。
- Novell社がXenの最良の代替案として採用しても良いのではと思われるKVMは、2008年9月のQumranet社買収以降、同社最大のライバルであるRed Hat社の影響を強く受けている。
- 近い将来、Xen関連の仮想化ではNovell社に新たに危険なライバルが登場する。Xenベースのハイパーバイザーを3つ(Oracle VM Server、Sun xVM Server、およびVirtual Iron)所有するようになったOracle社だ。
- PlateSpin社が積み上げてきた競争上のアドバンテージも、これで、Vizioncore社や同じく多数の技術を無償提供するVMware社の最新製品に並ばれてしまった。
これらの課題に加え、PlateSpin社からはここ数カ月間に優秀な人材が多数退社しており、Novell社は別の大きな問題にも直面している。
- 最高経営責任者(CEO)のStephen Pollack氏は、Embotics社やEnomaly社で顧問として活躍している。
- 最高技術責任者(CTO)のPaul Philp氏は、現在dna13社で製品担当バイスプレジデントを務めている。
- 企業マーケティングディレクターのMark Pileski氏は現在VMLogix社のマーケティング担当バイスプレジデントを務めている。
- EMEA(欧州・中東・アフリカ)担当バイスプレジデントのPatrick Malaperiman氏は現在、業務開発アドバイザーとして独立している。
- EMEAチャネルディレクターのJason Jackson氏は、Centrix Software社でチャネルディレクターを務めている。
- 中/東欧地域担当ディレクターのLothar Esser氏は、現在Vizioncore社でチャネルマネージャを務めている。
- シニアソリューションスペシャリストのJacob Ben-David氏は現在、VMLogix社で技術営業エンジニアを務めている。
ほかにも、おそらくvirtualization.infoが追い切れていないものがあるだろう。
virtualization.infoが信頼できる筋から得た情報では、この集団大移動はNovell社が「PlateSpin Recon」(旧「PowerRecon」)の製品開発部隊全体をインドに移行したことが影響した、もしくは引き金になったのかもしれない。
いずれにせよ、この流出を食い止めてビジョンを示さないと、パートナー、顧客、そして見込み客が仮想化業界におけるNovell社の全体的な存在感を疑問視するようになるだろう。
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