Microsoft社がApp-V for Serversを初公開(20090504-5)

5/04/2009   |   原文はこちら (English)

microsoft logo

Microsoft社では、まもなく登場するサーバ側製品「App-V」に関するティーザー戦略を相変わらず展開しているが、この戦略も開始からだいぶ時間が経過した。
同社がこの製品の存在を初めてほのめかしたのは2008年9月で、2009年3月にも動きはあったが、今のところ同製品の仕様やロードマップに関する正式な詳細は一切出ていない。

にもかかわらず同社は、先週開催されたMMS 2009で5分間のデモを紹介した。

これはサーバのワークロードを初めて処理する史上初のアプリケーション仮想化製品かもしれないため、Microsoft社が極めて慎重になりたいのは明らかだ。
同時に、同社がこれを早急にリリースし、想定外の分野でVMware社を攻撃したいことも明らかだ。

確かに、App-Vはアプリケーション仮想化技術であり、VMware社がESXで取っているハードウェア仮想化のアプローチと直接比較することはできない。しかし、戦略的観点から見ると、Microsoft社はハイパーバイザーではなく、こちらでライバルを排除することに非常に高い関心を寄せている。また、これはHyper-Vが今もマーケットシェア関連の数字でESXに後れを取っているからであるとか、Microsoft社が既存の市場リーダー打倒に自信がないからではなく、ハイパーバイザー(はどれも)がスタック全体のコントロールをOSから奪ってしまうためだ。

Microsoft社には政治的にそれを許すことができず、技術的にもOSベンダーにとって理にかなうことではない。
VMware社など各社がWindowsは非常に非効率的だと非難するのならば、リソースを無駄にすることなくアプリケーションを実行する最有力新プラットフォームとしてMicrosoft社が同ハイパーバイザーを採用するわけにはいかない。 
今のところ、同社にはハードウェア仮想化市場で競争する以外に選択肢は無いが、長期的にMicrosoft社にとって得策なのは、自社のOSをもっと効率的なものにし、アプリケーションを直接処理してハードウェアの仮想化に対する必要性を消し去ることだ。
App-V(クライアント側とサーバ側の両方)はそれに最適であり、これに対してMicrosoft社がHyper-Vを大幅に上回る投資をしてくる可能性はかなり高い。

ラベル: