Amazon社はいつXenからXenServerへの移行を実施するか?(20090513-3)
あなたがVMware社、Citrix社、あるいはMicrosoft社の得意客であろうと無かろうと関係ない。これら3社のベンダー(あるいは同業界内のほかのベンダー)がクラウドコンピューティング分野で仮想化を使った自社の取り組みに言及するときはAmazon社が比較対象になる。
Amazon社は汎用クラウドコンピューティングインフラを初めて開発したベンダーであり、それを不特定多数に提供している。同社ではこの(ベータ)サービスを2006年8月に立ち上げ、推奨仮想化エンジンとしてオープンソースハイパーバイザーのXenを採用している。
これまでのところ、同社の「Elastic Computing Cloud(EC2)」は市場で最も規模が大きく、最も熟成された「サービスとしてのインフラ」(IaaS)アーキテクチャとなっている。
そして、ここ3年の間にXenプロジェクトを主導していたXenSource社がCitrix社に買収され、Xenの商用バージョンである市販インプリメンテーションの「XenServer」が無償でリリースされた。
Amazon社では、同社のXenインプリメンテーションについて何も明らかにしていないが、同社のエンジニアは多くのツールや機能をXen上で開発していると仮定するのが妥当だろう。
これで同社は、エンタープライズ管理、仮想マシンライブマイグレーション、リソース共有、統合ストレージ管理を無償で持てるようになっており、同時に、Citrix社が提供するようになったエンタープライズサポートにも頼ることができる。
これはEC2の保守費用削減にとってうまい話に違いない。
もし、将来Amazon社がEC2を使って大規模な仮想デスクトップインフラ(VDI)を開発し、コンシューマー市場にホステドデスクトップを提供したくなった場合もCitrix社では準備が整っている。同社はXenベースのクライアントハイパーバイザーである「XenClient」も無償で提供しようとしているからだ。
では、Amazon社がEC2でXenからXenServerに移行するのはいつになるのだろうか?
もしかしたらあまり時間はかからないかもしれない。Citrix社は、先週のSynergyカンファレンス(virtualization.info主催のVirtualization Congress 2009と共催)において、EC2仮想マシン上で同社の一部製品を投入およびサポートするためのAmazon社との新たな提携を発表しているからだ。
Burton Group社データセンタ戦略担当バイスプレジデントのRichard Jones氏が企業ブログで次のように述べている。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)Synergyで5月6日に行われた社内/社外クラウドの相互運用性を巡るCitrix社とAmazon社のコラボレーションに関する発表からは、「EC2ハイパーバイザーのインフラをCitrix XenServerに移行する」という思わくがはっきり読み取れる。
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