仮想化の隠れた課題(20090526-1)
本稿は、仮想化の隠れた課題について解説する連載ブログの第1回だ。 このシリーズでは、既存のハイパーバイザーや多くの管理ツールの詳細には踏み込まず、自分たちの環境に仮想化を導入およびインプリメントする際の、運用や文化的な面から見た課題について解説する。
はじめに
仮想技術は今日の市場のあらゆる場所で見られる。 これらの製品は試験や試用も行われて実用性が分かっており、実際のところ、環境へのインストール、仮想インスタンスのホスティング、そして仮想環境の管理もしくは監視はかなりシンプルなものになっている。 ある会社に適した製品を選択し、適切なソリューションを構築することが難しいケースもあるが、技術自体は機能するものであり、たいていの場合、そのインストールやコンフィギュレーションは難しくない。
必要なのがソフトウェアのインストールだけならば、それは本当に仮想の世界だ。しかし、実体験からお分かりかもしれないが、物理の世界から仮想の世界への移行には多くの課題がある。 その課題の大半は、経済の悪化から会社を救い出そうという技術者が簡単に見ただけでは隠れて見えない。この連載ブログでは、仮想の世界をうまく渡り歩き、その過程で教訓を得てきた人たちの経験を紹介していく。
本シリーズは今後数週間にわたり、プログラムを構築する際の手順と、技術の売り込み方やインプリメント方法について解説していく。 以下のトピックを中心に進めていく。
- データ
- リスク
- コストモデル(チャージバックやレートカードなど)
- 文化への影響
- 業務全体での即用性(ツールやプロセスなど)
- データーセンターの意義
- 売上
- コミュニケーション
まず、来週のトピックはデータだ。データがなければ、詳細な棚卸し、減価償却やリースサイクル、利用率情報、現行の物理環境コストなどから見た既存サーバ環境の状況を把握するのは難しい。 このデータは、自分の環境にある機会を理解し、重要な経費削減機会を理解するのに極めて重要なものだ。このデータがなければソリューションを売り込むことができず、成功に欠かせない上層部から言質を得ることもできない。
来週をお楽しみにされたい…
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