Unified Computing Systemの新たな詳細を明らかにするCisco社(20090416-9)
Cisco社は1カ月前、仮想化とファブリックコンピューティング専用にカスタマイズされたUCS(Unified Computing System)ブレードシステムによるx86市場参入計画を発表した。
これがマーケティングのための誇大宣伝でないことを明確にするため、同社はBMC社(自動化レイヤ)、VMware社(仮想化レイヤ)、そしてEMC社(もちろんストレージレイヤ)というカギを握るパートナー各社も公表した。
にもかかわらず、同社は話し始めて1時間半が経過しても、同プラットフォームの仕組みや、その上の技術の組み合わせに関する技術詳細を全く明かさなかった。
さらに同ネットワークベンダーは、ジョブスケジューリング、アプリケーションパフォーマンス管理、そして自動化ソフトウェアに重点を置くTidal Software社の買収にも先週踏み切ったが、それがUCS戦略の一部になるかどうかは一切明かさなかった。
UCSに関して唯一明らかになっている具体的な情報は、ブロゴスフィアからのものだけで、その大半はハードウェアの仕様に関するものだ。
だが、Cisco社が4月15日になってようやく同ブレードシステムの仕様について言及している。
最初のポイントはパフォーマンスだ。
VMMarkベンチマークでVMware ESX 3.5(ビルド151628)を使用したところ、UCSは17タイルで24.14を記録した。
まだネットにはパフォーマンス分析がないため、HP社、IBM社、Dell社などとこれらの数字を比較する実際のシステムの技術仕様は知るよしもない。
2番目のポイントは集約率だ。
Cisco社の主張によると、UCSは1台のサーバあたり最大3倍の仮想マシンを提供できるという(おそらくブレード単位を意味していると思われる)。
Cisco社のIT部門では、UCSを本番環境で使用しており、1キロワットあたり最低76台の仮想マシンで、最大2万8000台の仮想マシンを導入しているとの報告がある。
3番目のポイントはハードウェアコンポーネントに関するものだ。
Cisco社はIntel Xeon 5500 CPUに最適化された専用のメモリモジュールを持っている(各モジュールが4枚の標準DIMMで構成されているため、プロセッサはブレードあたり最大48枚のDIMMを1066 MHz(348Gバイト)で管理できる。
Cisco社の主張によると、このアプローチはかなりのコスト削減につながるという。
4番目のポイントは価格だ。
Cisco社によると、UCSは競合するブレードシステムよりコストがかからないという。コストを削減できるものの1つが管理ソフトウェア関連だ。
このポイントは分かりにくい。
もしCisco社が自社の管理コンソールを無償で提供するのであれば、VMware社やBMC社とは標準のOEM契約しかないことになる。
そうではなく、もしCisco社がUCS ManagerとvSphereやBMCの自動化スイートを密接に統合するのであれば、この専用パッケージが無償で投入されるのはにわかに信じがたい。
Cisco社は同ソフトウェアについて口を閉ざしているが、これはおそらくVMware社がリリースするまで同社としてはVMware vSphereを見せられないからだろう。つまり、公開は4月21日以降ということになる。
Cisco社はそれまでに、UCS内部で顧客に構築してもらいたいと考える巨大仮想データセンタを管理する本当の革新技術がどこにあるかを示す必要がある。
ラベル: Cisco
Copyright © 2003-2009 virtualization.info. All rights reserved.
virtualization.info Network: virtualization.info | virtualization.tv | Virtualization Congress




