Microsoft社がVirtualPC 7をWindows 7に組み込みへ(記事更新)(20090429-4)
Microsoft社が数年前から1つだけ明らかにしてこなかったのが同社のコンシューマー市場向け仮想化戦略だ。
エンタープライズインフラのクライアント側の話であればMicrosoft社に大きな野望があり、同社が「Software Assurance」加入者向けのMDOPバンドルとして「App-V」(旧SoftGrid)と「MED-V」(旧Kidaro Managed Workspace)の売り込みに力を入れていることは分かっている。しかし、Windows VistaやWindows 7が動作するハードウェアで仮想化製品を運用したいと考える数百万人の消費者に提供される選択肢についてはこれまで一切言及がなかった。
もちろん、Microsoft社には「VirtualPC」があるが、この製品はかなり以前から本格的なアップデートが行われていない。
最新バージョンの「VirtualPC 2007」は登場が2007年2月にさかのぼる。しかも、Microsoft社はそこに到達するまでに4年を費やし、その間は、大幅な強化が行われなかった「VirtualPC 2004」用のサービスパックしかリリースしていない。
さらに同社は、Mac版VirtualPCの開発を2006年8月に打ち切っている。
プロシューマーが「VMware Workstation」や「Sun VirtualBox」、そして場合によっては「Citrix XenWorkstation」(もし本当に存在するのならば)を検討しても不思議ではない。
数年間沈黙してきたMicrosoft社も、一般ユーザーに有益なデスクトップ仮想化製品を通じて仮想化技術を伝道することの価値をついに認識したため、VirtualPCの新バージョン(開発コード:VirtualPC 7)をまもなく登場するWindows 7に組み込むことになったのかもしれない。
いずれにせよ、Microsoft社による今回の売り込み方は奇妙だ。VirtualPCの新バージョンはWindows XP SP3の仮想化にしか利用できず、これによって実現する仮想マシン(仮想アプライアンスと呼んでも差し支えないだろう)はWindows 7の「Professional」、「Enterprise」、および「Ultimate」の各エディションにしかバンドルされない。
この新製品は「Windows XP Mode」と呼ばれ、シームレスなウィンドウなどの待望の機能がいくつか搭載され、マルチモニタやUSB仮想化がサポートされる。
VirtualPC 7はIntel VTもしくはAMD-V対応CPUのほか、もちろん適切な容量のRAM(Microsoft社によると最低2Gバイト)が必要になる。
このアプローチは平均的な消費者にはうまくいくだろうが、仮想化を使いこなしたいと考える専門家(Microsoft社が自社のプログラミング言語を提供する数百万人のデベロッパーなど)は、その機能にも登場時期にも不満を示すだろう。
最新情報:Microsoft社では、新製品に関する新たな情報が含まれた新しいWindows 7 Virtual PC Evaluation Guide(Windows 7 Virtual PC評価ガイド)を公開した。
Microsoft社はVirtualPC 7を「Windows XP Mode」以外でも使えるようにする計画のようだ。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)統合コンポーネントは、物理リソースと仮想マシン環境との間のやりとりを改善することにより仮想マシンを使いやすくする。これらは、Windows XPモードを設定すると自動的にインストールされる。ほかのOSは、同OSのセットアップ後に別途インストールする。
…
オプション2:自分独自の仮想マシン作成
ゲストOSとしてWindows XPを使いたくない場合にはこのオプションを選ぶ。このオプションは、仮想マシンの作成方法と、その仮想マシンで運用したいゲストOSのインストール方法を見せる。…
リンク情報を提供してくれたDugie’s Pensieveに謝辞を述べたい。
ラベル: Microsoft
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