Microsoft社がHyper-Vの社内利用に関する批判に反論(20090427-1)

4/27/2009   |   原文はこちら (English)

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virtualization.infoは4月9日、競合企業2社による自社仮想化製品の社内利用について詳細に解説したMicrosoft社とVMware社による仮想化技術の社内利用というタイトルの記事を公開した。

Microsoft社内のケーススタディーに関する詳細がTechNetの記事で一般に明らかになり、ベンダー各社がHyper-Vをうまく使用できていないようだとの批判が多く集まった。

この記事に関与したMicrosoft社の社員の1人であるMicrosoft IT技術アーキテクトのDavid Lef氏はvirtualization.infoに手記を寄せ、Microsoft社内における仮想化技術選定の新たな詳細を明らかにした。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

わたしはMicrosoft社のケーススタディーに関するすべての情報を提供したわけではないが、その多くの部分と、関連するウェブキャストを提供した。MSでは、かなり初期の(多くの場合は一般公開前で、エレガントにサポートするために必要なものがそろっていない)製品を導入していることに留意いただきたい。クラスタリングに関する早期判断はこのような状況で長所と欠点を加味して運用レベルで下されたものとなっている。当時それが不要だった環境に、特に複雑化する代償まで払ってクラスタリングを持ち込むことは理にかなうものではなかった。「System Center Virtual Machine Manager 2008」がこれをうまく処理するし、より新しいインフラならさらに適したものとなっているが、当初はそうではなかった。状況はどんどん変わる。われわれは、Hyper-V用の「Windows Server 2008 R2」インフラに欠くことのできないパーツとしてこれをデザインしている。すべてのホストは、最初からクラスタ化されてSC VMM(仮想マシン・モニタ)で管理されるようになる。

VMとホストの比率もかなり主観的で、わずかな数の抜粋を調査しただけで本当のことは分からない。シンプルな数字を大きく異なると思われるシナリオで比較するのも大きな誤解を招きかねない。10対1(場合によってはそれよりも低い)比率は、これまでの仮想化で目指していた今まで通りの低い負荷ではなく、厳しく要求の高い負荷をかけて得られた結果だ。われわれは、Hyper-VのVMを小型の標準物理サーバ専用にし、VM以外の採用を正当化すべくサーバインスタンスの追加を要求する(あるいは古いシステムを交換する)人々に挑戦している。このようにしてVMで運用中の40%(11,000インスタンス中4,500以上)にアプローチし、今後VMに直接行く新しいインスタンス全体の80%をターゲットにしている。また、「ラボ環境」について話をするときは純粋なデバイステストではない。実際、これらは本番前の環境であり、Microsoft社の社内業務(ソースコード管理、製品構築、サポートなど)遂行にユーザが必要とする生きたデータとアプリケーションをサポートしている。また、これは社内の人間を大量に投入してベータ版を利用させ、顧客に提供する前に製品と各種シナリオを試す「ドッグフーデイング」の機会ともなっている。われわれの事業部に対するコメントは「間違いなくひどい」ものであり、より小型のホストで同じ数のVMを運用できるので「VMwareの方が大幅に安い」というコメントも、これがそもそも比較の対象にならないことに気付けば簡単に説明がつく。われわれは1台のホストでVMを10台走らせているが、VMではSQLからエンタープライズコアインフラ、そして重要な業務ラインツールまでさまざまなものが走っている。プロセッサ1基に512MバイトのRAMを積むのが一般的だった時代は過去のことであり、今は各VMごとに2から4基のプロセッサと4GB以上のRAMが普通だ。われわれはこれらすべてを、厳しいSLAを確実に満たし、パフォーマンスの期待に確実に答え、非常に要求の高いエンドユーザコミュニティーを満足させるながら実現しなくてはならない。潜在コストがどうであれ、1台のホストにできる限り多くのVMを詰め込むだけというのは望んでいない。実際、アプリやサービスがVM上で走っていることに気付いて欲しくないし、気にしないでもらいたい。多くは気付いていないので、かなりうまくできていることは証明されている。

Virtualizationはどうしても完ぺきではない。Microsoft社、パートナー、そしてライバルベンダーの製品も相変わらず改良が進んでいる。われわれは利用方法を洗練させる作業を全員で続けているが、その大部分を占めるのが柔軟性、軽快性、そして集中化の各側面を実際に活用できるよう業務および運用のプロセスを変える部分だ。われわれは基盤にあるプラットフォームの機能と周辺の管理ツールがこれをもっと効率的にするような方向で作業を続けているが、既にこれがないよりもあった方が格段に優れた結果が出るようになっている。ビジネス的にそのような認識があるため、仮想化はわれわれの優先順位のかなり高い位置にある。

定評のあるわれわれのような大企業には、何かを突然変えるような贅沢は許されない。だが、方向的には正しい道を進んでいるはずだ。Microsoft ITでは物事がよい方向へと向かっている。他社もこれに追従し、経験に対するわれわれの率直な見方を追い風にできるよう期待している。

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