HP社がRGSとSAMの開発を打ち切り、VDI市場から撤退へ(記事更新)(20090429-8)
何年も前からハイパフォーマンスの「Remote Graphics Software(RGS)」リモートデスクトップを必死に売り込んできたHP社がついにこれをあきらめ、2009年末までにフェーズアウトさせる。
virtualization.infoがかなり信頼できる情報源から得た情報によると、HP社はRGSの開発を打ち切るだけでなく、VDI市場からも完全撤退して、「Session Allocation Manager(SAM)」コネクションブローカの開発も中止するという。
2010年からは、同社はCitrix社、VMware社、そしてMicrosoft社などのサードパーティー製品に依存することになる。HP社では特に、「Citrix Prism/HDX」と、VMware社とTeradici社が開発中のPCoIPプロトコルのソフトウェアインプリメンテーションの2つのプロトコルを調査している。
コネクションブローカも同じで、HP社では「Citrix XenDesktop」と「VMware View」の採用を進めている。
もちろん、HP社では利益の非常に大きいSBC/VDI環境用のシンクライアント/ブレードワークステーションの開発は継続する。
HP社のVDI市場参入は、同社がQuest/Provision Networks社との間で大規模なOEM契約を結んだ2008年12月には既に様子がおかしくなってきた。
この斬新な戦略変更に対してQuest社がどのようにコメントするのか興味深い。
同社が自社の顧客に既にこの判断を伝えていることは、別の記事に寄せられた匿名のコメントによって確認されている。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)HP社がRGS製品の開発を打ち切ると聞いた。だれかほかにこれに関する情報を持っていないだろうか?自分はHP社の大口顧客のある企業でITディレクターを務める同僚から情報を聞いた。彼らはRGSを使用してきたが、代替製品探しを提案する丁重な要請があった。
最新情報:その後、HP社の広報部門からvirtualization.infoに即座に連絡があり、全く異なる見解を示してきた。そこで、HP社の信用を傷つける意図が全くないことを証明するために、これを以下に紹介させていただく。
シンクライアントソリューションと仮想化の両市場をリードするHP社は、VDI技術の開発と、クライアント仮想化市場における継続的技術革新に対して最大の努力を払っている。 また、業界各社のプロトコルやブローカのサポート拡大によって各社との長年の関係を拡大するとともに、HP RGSとSAMは2009年以降も引き続き開発を続けていく。この幅広いサポート戦略は、HP社のクライアント仮想化製品群が市場が成熟し続けるなかで顧客に最も幅広い選択肢を提供することを約束する。さらにわれわれは、TCO(総所有コスト)を削減し、セキュリティを高め、技術管理を簡略化し、高い柔軟性を維持して新しい業務要件を手軽に採用できる信頼性の高いデスクトップインフラを顧客が構築できるようにする多数のVDIインフラとソリューションサービスも提供する。
HP社はその電子メールのなかで、上にあるわれわれの記事は誤った情報を広めていると指摘している。
残念ながら、virtualization.infoが確認したHP社の公式文書や、関係のない複数の情報源が受け取ったフィードバックの内容は完全に異なる。そして、われわれにはそれを証明する証拠もある。
もし、HP社が戦略を再び変更し、RGSとSAMの開発を今後数年間継続することにしたのであれば、それはわれわれとしてもうれしい。
あるいは、もしわれわれが調べたHP社の公式文書に完全に誤った情報が含まれていたのであれば、HP社が正式にその矛盾点を説明した直後にvirtualization.infoはすみやかに新たな記事を公開してすべてを明確にする。
読者にすべての見解を読む機会が与えられるため、HP社がこの記事に直接コメントしてくれるのももちろん大歓迎だ。
一方、読者のなかでこのストーリーの証拠をお持ちの方がいれば、本稿で引用した匿名の読者のようにコメントを寄せていただきたい。
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