Cisco社が「California」でHP社やIBM社ではなくEgenera社と競合へ(20090310-2)
virtualization.infoの読者なら全員が既にご存じのように、Cisco社が「California」というコード名の全く新しいブレードシステムでx86サーバ市場に参入しようとしている。
そのニュースは2008年12月初旬にわれわれが速報し、同製品が大規模なハードウェアセットを用意し、サーバ、ネットワーキング、ストレージ資源は(同社にとって)前代未聞の統合が行われることを明らかにした。
いずれにせよ、ニュースを確認したvirtualization.infoも主力メディアも、今のところこの統合のインプリメント手法やCisco社が仮想化業界で重要な位置に立たなくてはならない理由を明らかにできずにいる。
新しいブレードシステムとまもなく登場する「VMware vSphere 4.0」やまもなく登場する「Nexus 1000V」仮想スイッチをバンドルすることは、注目には値するものの、同社が数カ月前から言及する「Unified Computing」などと呼べるようなものではない。
Cisco社が新しい戦略を発表するとみられている来週の月曜日にはおそらく何かが分かるだろう。だが今のところは、「California」というコード名が実際にどのようなものになるのかを推測することしかできない。
まず第一に、潜在的な機会が見つかるという強い信念でもない限り、Cisco社がx86サーバのような成熟した競争の激しい市場への参入を決める可能性は低い。Cisco社の守備範囲に今後有望なニッチ市場は多く、ほんの少しの努力で得られる利益ははるかに大きい(ポータブルHDカメラもその1つ)。
次に、OEM契約で「VMware vSphere 4.0」を提供することにより、この市場でHP社、IBM社、Dell社といったトップ総合ベンダーと本当に競合できるとCisco社が考えている可能性も低い。
どこもかなり以前から全く同じことをしているのだ。
したがって、Cisco社の仮想化専用ブレードシステムは、現在明らかになっていることを大幅に上回るそれ以上の何かができなくてはならない。
先の記事で指摘されているように、最も可能性の高いシナリオは、Cisco社が非常に古い「VFrame Data Center」オーケストレーションプラットフォーム(TopSpin社から2005年に買収した製品)と「vSphere」の統合を、VMware社が新プラットフォームで提供しようとしている「vCloud APIs」を使うなどしてシームレスに進めているというものだ。
その結果誕生するプラットフォームは、HP社やIBM社が現在提供しているものを大幅に上回り、Egenera社のソリューションに非常に近い(実際のところ競合も可能な)ものとなる。
Egenera社は、オーケストレーション製品(PAN Manager)と主力ハイパーバイザー(Citrix XenServer)を結合し、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせた「BladeFrame」というクラウド用パッケージを提供している。
このブレードシステムは、「PAN System 」という名前でDell社がOEM供給を受け、「Primergy BladeFrame」という名前でFujitsu Siemens社がOEM供給を受けている。
Cisco社がx86市場で競合するとすれば、それはHP社やIBM社ではなく、Egenera社、Dell社、Fujitsu Siemens社をはじめ、PanManagerソリューションのOEM供給を受けるパートナー各社である可能性が高い。
また、そうなれば100件以上の事例よりもEgenera社のアプローチを実証するものになる。
同社には買収調査が入っているとされるが瞬く間に売れてしまうかもしれない。
ラベル: Cisco, Dell, Egenera, Fujitsu Siemens
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