AppZero社へと社名を変更し、新ブランドで旧エンジンを売り込むTrigence社(20090305-3)

3/05/2009   |   原文はこちら (English)

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アプリケーション仮想化の新興企業であるTrigence社の名前が消えた。同社は3月からAppZero社へと社名を変更して完全に新しい市場戦略を用意する。

Trigence社は設立当時、市場で唯一、アプリケーション仮想化ソリューションをLinux用に提供するが、Windows用には提供しないベンダーだった。
そのギャップを埋めるべく、同社はわずか1カ月の間に米国営業担当バイスプレジデントと最高業務執行責任者(COO)の2人のSoftricity社元幹部を採用した。
後者はTrigence社にわずか1年しか同社に在籍せず、わずか3カ月後には社長兼最高経営責任者(CEO)も去った

1年強(2007年6月から2008年9月)の間、Trigence社は自社プラットフォームのマイナーアップデートを1回リリースしただけで、これでは同社が先述のギャップを埋める役には立たなかった。

同社(もしくはその残り)は今回、新しいコーポレートアイデンティティ(AppZero社)、新しい製品名(「Virtual Application Appliance」 - VAA)、そして新しい最高経営責任者(CEO)(Sonic Software社の創業者で、Service-Oriented Architectureの基盤であるEnterprise Service Busを作り出したGreg O'Connor氏)を発表している

VAAはWindows、Solaris、およびLinuxに対応し、「Creator」(VAAエディタ)、「Director」(実際のアプリケーション仮想化プラットフォーム)、そして「Administrator」(VAA集中管理ツール)の3種類のツールで構成される新製品スイートとして宣伝が展開されている。
しかし、無償で提供されるこの仮想アプリケーションを詳しく見ていくと、エンジンは5カ月前に登場した「Trigence AE 3.2」であることがすぐ分かる。

本当のニュースは、AppZero社はサーバ側のミッションクリティカルなアプリケーションをすべての層で仮想化するというメッセージのなかにある。
これは、アプリケーション仮想化分野で過去にバックエンドサービスの仮想化を試みたベンダーがいないことを考えると軽率な発言だ。
これに取り組んでいる唯一のベンダーだとされるMicrosoft社でもさえ、このような製品の投入には時間がかかっているのだ。

技術的な問題以外にも、AppZero社はISV各社の支持が得られることを示さなくてはならない。
同社はMicrosoft社、VMware社、Red Hat社、Novell社、Sun社、IBM社、そしてHP社と提携しているとの主張だが、自社プラットフォームで正式にサポートされるサーバアプリケーションの一覧は明らかにしていない。


仮想化市場でブランドの独自性を唱えた仮想化ベンダーはTrigence社が初めてではない。2008年2月にはInovaWave社がHyper9社へと社名を変更しているし、2008年11月にもReflex Security社がReflex Systems社へと社名を変更している。 


これに従って仮想化レーダーを更新した。

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