VMware社がVirtual Reality Checkベンチマークに反応(20090203-5)
つい昨日、virtualization.infoはPQR社のソリューションアーキテクト兼最高技術責任者(CTO)であるRuben Spruijt氏と、Login Consultants社のエンタープライズアーキテクト兼CTOであるJeroen van de Kamp氏による驚くべき作業についてお伝えした。両者とも有名で評判の高い仮想化専門家で、Citrix社とVMware社のソリューションプロバイダー2社の指揮を執ってきた。
彼らによる「Virtual Reality Check」プロジェクトは、典型的なMicrosoft Terminal Services/Citrix XenAppのワークロード(Windows XP仮想デスクトップに「Outlook 2007」と「Acrobat Reader 8」とインストール)をかけた主力ハイパーバイザー(「VMware社ESX」、「Citrix XenServer」、および「Microsoft Hyper-V」)のパフォーマンス分析になっている。
容易に推測できることだが、著名な有力サイトが前週既に報じていたにもかかわらず、この投稿はvirtualization.infoの史上有数のページビューを計測した。
Spruijt氏とvan de Kamp氏が作成した計測結果にはスポンサーが付いておらず、Citrix XenAppに対する以下のような結論には多数のコメントが寄せられた。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)デスクトップを仮想化する場合、仮想マシンメモリをオーバーコミットする機能の不在は明らかに欠点となる。
このような機能があれば、物理メモリで通常可能な範囲を大幅に上回るVMを動かすことができる。
これにより、仮想デスクトップソリューションがもっと経済的になる。…
XenServerがTerminal ServerとXenAppのワークロード向けに最適化され、ベアメタルに近いパフォーマンスと、基盤コンフィギュレーションよりも高いユーザ数を実現していることは明らかだ。 これが可能なのは、4Gバイトのメモリを搭載した32ビットの2003ターミナルサーバがほかのWindows OSと比較してかなり効率的であるためだ。
Microsoft社はコメントしていないが(同社には関心が全くない)、VMware社は即座に反応した。同社のパフォーマンスチームは、Virtual Reality Checkプロジェクトが発表(1月26日)されてからわずか数日後(1月30日)には新しいベンチマークを公表してきた。
VMware社のパフォーマンス調査は、Citrix XenAppのワークロードで「XenServer 5.0」と「ESX 3.5.0 Update 3」のパフォーマンスを比較し、Virtual Reality Checkが’公表したものと異なる結果を強調している。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)ESXは、CPU使用率を抑えながら所定の待ち時間でXenServerより約13%多いユーザをサポートする。
両ベンチマークはなぜここまで違うのだろうか?
統計データや集計データは複数の方法で解析することが可能で、必要に応じて操作することもできる。
Citrix社仮想化/管理事業部CTOのSimon Crosby氏が、考えられる読み方を以下のように提供している。
…
VMware社による「調査」はTerminal Services / XenAppのワークロードで有効な一連のパラメータを徹底的に調査したものではない。 実際は、適切な手法を取っていない特定のコンフィギュレーションだけを見ている。
- 32ビットのワークロードがテストされていない。 - 32ビットOSは4Gバイトでメモリを使い果たすが、現在のサーバは数百GBと複数のコアを搭載できるため、このワークロードではこれがサーバ集約の有力候補となる。
この分野をわれわれが調査したところ、TS/XenApp 32ビットワークロードをXenServer上で仮想化する魅力的なメリットと、この目的でESXを使わないことに対する同様に説得力のある理由が証明されている。- 非現実的なコンフィギュレーション - このテストで使用されたサーバは64GバイトのRAMと4基の4コアプロセッサ(合計16プロセッサコア)を搭載しており確かに強力だ。 64ビットTS/XenAppをよくご存じであればだれでも分かると思うが、このマシンは数百セッションのXenAppを簡単に サポートできる。 しかし、VMware社の「科学者」はそうしていない。 彼らは、1つのVM(vCPUがわずか2基で、利用可能メモリのわずか25%を使用)とXenAppを最小限の同時処理レベル(つまり10から40ユーザ)で動かすことにしている。 マルチVMのシナリオもなければ、有益なユーザ数でのテストもない。 彼らの計測値を見る限り、彼らはフィクションの世界の奥に入り込み、得意になって大喜びで自ら勝ち名乗りを上げているかのようだ。
VMware社の新調査により結果が疑問視されているようなので、こうなったらRuben Spruijt氏とJeroen van de Kamp氏には新たなコメントをいただきたいものである。
ラベル: Benchmarks, Citrix, Microsoft, VMware
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