VMware社がオープンソースVDIクライアントを投入(20090203-6)
エンタープライズ市場を巡るVMware社とCitrix社の戦いの場がサーバ集約分野ではなくVDI分野に移ったことは、もはやかなり明確になったはずだ。
両社(およびほかの競合各社)が革新をもたらすことのできるVDIには多数のコンポーネントがある。サーバ側ハイパーバイザーによって実現される集約率、コネクションブローカのインテリジェンス、RDPの速度、シンクライアントOSのプロビジョニング、そしてクライアント側ハイパーバイザーの効率性(待望のオフラインVDI実現の必要性)ももうすぐだ。
この長期にわたる流れで注目に値する動きに出たのがCitrix社で、同社はわずか2週間前に、全主要OEMパートナー経由で配布するクライアントハイパーバイザーを開発するIntel社との画期的な提携を発表したばかりだ。
VMware社は2月3日、これに応えてオープンソースのVDIクライアント「VMware View Open Client」をリリースする。
GNU Lesser GNU General Public Licenseのバージョン2.1(LGPL v 2.1)でリリースされるこのソースコード(バイナリも入手可能)は、どのLinuxディストリビューションにも統合可能となっている。
今のところ、VMware社では「SUSE Linux Enterprise Thin Client」(SLETC)と「Debian 4.0r3」でテストを進めてきた。
同社はオープンソースの札を切ることで、自前のコネクタを開発するのではなくView Open Clientをカスタマイズする方を選ぶ可能性のある多数のシンクライアントプロバイダーを攻略できると期待している。
そうなると、まもなく市場に登場してくる新デバイスの多くは最初から「VMware Virtual Desktop Manager(VDM)」や「VMware View」の両コネクションブローカとのコネクティビティを用意してくる可能性がある。
LGPLライセンスと「VMware Contribution Agreement」にパートナーに対する制限があまりないと仮定すれば、これは優れたプランのように思える。
とはいえ、同製品の最初のバージョンには以下の重要な機能が欠けているため、本格的な普及にはまだしばらくかかるかもしれない。
- USBリダイレクト
- マルチデスクトップセッション
- マルチリダイレクト
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