いったい何が起きたのか?EMC社とMicrosoft社が仮想化で3年の提携(20090205-3)

2/05/2009   |   原文はこちら (English)

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EMC社とMicrosoft社は2月4日、両社間の戦略提携を3年間延長した(これで期間は2011年までとなった)。

EMC社がVMware社株を80%保有し、Microsoft社が投入済みもしくはこれから投入してくる膨大な数の仮想化製品/技術がVMware社に大きな影響を与える可能性があることえを考えると、この提携に仮想化も含まれていることはかなり奇妙である。

そして、以下のような同意内容(両社の広報が公開している)が含まれていることを考えるとむしろこっけいに見える。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

Microsoft社は、成長速度と費用効果の高さで有数の仮想化ソリューションを、物理環境と仮想環境の両方を集中管理コンソールで管理する機能も含めてデスクトップからデータセンタまで提供している。EMC社の各種技術ソリューションは、「Windows Server 2008 Hyper-V」、「Microsoft System Center」といったMicrosoft社の仮想化環境にある情報の保管、保護、および管理を可能にし、それぞれが連動することによって「Microsoft Exchange Server」、「Microsoft SQL Server」、および「Microsoft SharePoint Server」といったミッションクリティカルなワークロードをサポートしてきた。 
Microsoft社に関する深い知識を持つ1000人規模の強力なチームであるEMC Consulting社のアプリケーション部門は、幅広い仮想化ソリューションに関する評価、プラニング、そしてインプリメントに関する専門知識を提供している。

さて、コーペティションならどの顧客でも理解できるが、EMC社のコンサルティング事業部がVMwareではなくHyper-Vのインプリメンテーションを勧める(もしくはサポートする)などとは到底信じがたい。

まさしくこの点について、Steve Ballmer氏がCNETのインタビューに答え、信じ難いコメントをしている。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

VMware社と提携しているなどと装うつもりはない。こちらの方は競争だ。

EMC社はVMware社の主要株主ではあるが、独立企業でもあり、仮想化関連でもいろいろ考えられる。仮想化によってストレージビジネスも変化を遂げつつあるというのが実情だ。そして、仮想化もストレージビジネスによって変化を遂げつつある。われわれは仮想化市場で大成功を収めたいと考えている。確かにJoe(Tucci氏)はVMware社株の80%を保有しているが、彼も、VMware社ではなくわれわれが勝ち取るかもしれない市場でストレージを販売することは名案だと考えている。…

(以下のインタビュー全文は確実に必読である)

EMC社では常に、VMware社の独立と同仮想化ベンダーに影響を与えないようにしたいという願望の間で揺れていたが、結局はMicrosoft社のPatrick O’Rourke氏が言うように、VMware社はEMC社に年間2億ドルの直接利益をもたらしており、新たな間接利益も株価に確実によい影響を与えているという。

EMC社が本当にVMware社とMicrosoft社に仮想化で最善を尽くして公平に対応するものと仮定すると、VMware社がこれにどのような反応を示すのかが大きな疑問になる。

ここまで来たら、今回の提携こそDiane Greene氏がVMwareの最高経営責任者(CEO)として残れず、Paul Maritz氏(Microsoft社の元幹部)と交代させられた本当の理由だったと推測しても構わないだろう。

この最後のポイントについて考える一方で、仮想化業界におけるいくつかの重要な戦略提携の現状を整理しておきたい。

さて、この話は最終的にVMware社とCitrix社の本格提携で最終的に落ち着くのだろうか?

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