Citrix社がXenServerを来週無償リリースへ (20090218-10)
仮想化業界には少なくとも次の3つが当てはまるようだ。
- 無償製品と機能満載の包括ソリューションは競合しないとベンダーが何度繰り返しても結局は無償のハイパーバイザーが出てくる。
- ベンダーが主要カンファレンスでいくら多くのサプライズを詰め込んできても、ライバルは全力でそれを出し抜いてくる。
- 驚くべき発表の流出を防ごうとベンダーがいくらNDAを用意しても、そのニュースは電話会議も終わらないうちに流出する。
そして2月18日は、これら3つのルールがすべて同時に当てはまる日となった。Stephen Vaughn-Nichols氏が自身の個人ブログで、来週(2月23日)のVMware VMworld Europe 2009カンファレンス開催中にCitrix社が「XenServer」ハイパーバイザーを無償リリースするとのニュースを公表したのだ。
Vaughn-Nichols氏はスケールダウン版のXenServerについては言及していない。同氏は、全機能搭載のエンタープライズエディションが無償になる(オープンソース化はされない)と伝えている。
売上の損失分を補填するため、Citrix社は「Citrix Essentials」という新しい管理パッケージを、サーバあたり1500ドルから5000ドルの価格で、1つは「XenServer」用、もう1つは「Microsoft Hyper-V」用の2つのエディションでリリースする。
この最後のバージョンは、「Project Encore」と呼ばれるMicrosoft社と新たに結んだ提携の一環として発売される。
Project Encoreはまた、「System Center」(おそらく製品ファミリー全体であり、「Virtual Machine Manager」だけではない)がXenServerを管理することになるともしている。
Vaughn-Nichols氏による説明では2つの仮想化製品が完全に重複しているように聞こえるため、この戦略を正確に理解するには正式な説明が必要になる。
いずれにせよ、市場に参入しているすべての主要仮想化ベンダーが無償で制限のかかっていないハイパーバイザーを用意しているというのが実情である。
これは次の2つのことを意味する。
- 戦いの場は仮想データセンタの自動化/オーケストレーションへと正式に移った。
- まもなく登場するハイパーバイザープロバイダー(Parallels社、Sun社)の参入コストは膨大な額になりつつある。
「厳格な発表禁止令」はいったいどこへ行ったのだろうか?
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