リリース:Citrix XenDesktop 3.0(20090205-2)
VMware社が同社コネクションブローカ用オープンソースクライアントのリリース準備に追われるなか、Citrix社の方は同社の総合VDIプラットフォームのアップデートに追われている。
バージョン 2.1のわずか2カ月後にリリースされた新しい「XenDesktop 3.0」では 重要なアップデートが行われ、新機能が追加されている。
- XenServer 4.1ではなく5.0を搭載(集約率向上を意味する。Citrix社は、XenDesktop 3.0ではXenDesktop 2.xの2倍の仮想デスクトップをホスティングできるようになったと主張している)。
- 「Provisioning Server」(旧Ardence Provisioning Server)をバンドルパッケージではなく内蔵コンポーネントとして搭載。
- XenApp ICAの機能を追加搭載(SpeedScreen マルチメディアリダイレクション、USBデバイスサポート)。
- 「HD-X」と呼ばれる一連の全く新しいリモートデスクトップレンダリング強化機能を搭載。
- 「User Profile Manager 2.0」を搭載。
- 「SmartCard認証」をサポート。
新しいXenDesktopで重要なのがHD-X関連の革新技術だ。
この最適化エンジンはサーバ側、ネットワーク上、そしてクライアント側でさまざまな処理を行う。
サーバ側では、写真編集やウェブブラウジングのようなグラフィックス処理要求の高い処理、ビデオや(双方向)オーディオ処理などをHD-Xが加速させる。
2009年前半には、同技術がVoIPや3D/CADアプリケーションの処理も加速できるようになる。
ネットワーク側では、HD-Xが(支店レベルのシナリオに重点を置いて)帯域幅の可用性を見積もり、仮想チャネルの優先度を決定し、リモートデスクトップセッションのバランスを取る。
クライアント側では、HD-Xがテキスト入力やマウスクリックのフィードバック、あるいはマルチメディア処理といった共通のユーザーインタフェースとのやりとりを一部加速させる。
さらにHD-Xは、マルチモニタ、ハイパフォーマンスディスプレイカード、USB デバイスといったクライアントハードウェアのサポートも拡大する。
2009年後半には、HD-XがMicrosoft Aero Glass インターフェースもサポートできるようになる(おそらくWindows Vistaに含まれるものと、Windows 7に搭載される次期バージョンのどちらも)。
いずれにせよ、HD-Xで最も重要な強化が実施されるのはCitrix社が「SmartRendering」と呼ばれる技術を投入する2009年後半になる見通しだ。
基本的に、SmartRenderingは仮想デスクトップインフラのすべてのコンポーネントを検査し、XenDesktopの機能を自動的にチューニングして、可能な範囲で最善の使い勝手を提供する。
そしてこれは、HD-Xがリソースの可用性に応じてレンダリングの負荷をかける場所(サーバ、ネットワーク、あるいはクライアント)を自ら決めるようになることを意味する。
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