Citrix XenDesktop ICA対XenApp ICA(20081203-1)

12/03/2008   |   原文はこちら (English)

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Citrix社は5月、ハイパーバイザー、「XenServer」、コネクションブローカ、「Desktop Deliver Controller」(DDC)、OSストリーミングソリューション、「Provisioning Server」、プレゼンテーション/アプリケーションの仮想化およびストリーミングを行うベストセラープラットフォーム、そして「XenApp」(旧「Presentation Server」)のほか、多数のアプリケーションを組み合わせた同社初のフル機能VDIプラットフォームをリリースした

機能満載のこの「XenDesktop」スイートに制限があることは、最も高いスキルを持ったCitrix社の顧客しか知らない。採用するリモートデスクトッププロトコル(社内で「PortICA」と呼ばれているもの)がXenAppのICAと全く同一ではないのだ。

このような違いが存在するのは、ICAプロトコルがVDI環境で多く見られるWindows XPやVistaのゲストOSに未搭載のMicrosoft Terminal Serverプラットフォームをベースにしているためだ。

Citrix社は新しいPortICAで多くの機能を作り直し、両プロトコル間で機能セットが同じになるよう開発を進めてきた。だが、今のところはギャップが存在する。
Citrix社の製品アーキテクト、Martin Maierhofer氏が自身の企業ブログで欠けている機能を詳細に説明している

  • Kerberos SSPI:便利な機能だが、ログインプロセスと密接に統合されており、想像通りXenAppとXenDesktopで大きく異なる部分の1つとなっている。さらに、これを本当に便利なものとするには、エンドユーザが接続するコンピュータを「デリゲート保証済み」としなければならないのが一般的だ。良く管理された比較的少数のXenAppサーバならばそれも良いが、ユーザに管理者権限がフルに与えられている可能性のある数千台の仮想デスクトップで同じことをするとなると何とも言えない。しかも、Windows XPは強制デリゲートをサポートしていないので、ソリューションとしては魅力が低下する。そこで、われわれは最初のリリースではこれを省くことにした。
  • SmartCards:これは、規模は比較的小さいものの活発な意見の出るターゲット市場にとっては非常に重要な機能だ。技術的観点から見た場合、これもXenAppのものをそのまま移植した状況にはほど遠い。それでも優先順位は高く、できる限り早急に提供できるよう取り組んでいる。
  • SpeedScreen:SpeedScreenはエンドユーザのエクスペリエンスを最適化する膨大な数の技術を指す言葉。XenDesktopの最初のバージョンは、「SS Browser Acceleration」、「SS Flash Acceleration」、「SS Image Acceleration」、そして「SS Progressive Display」など、SS機能の大部分をサポートして出荷された。そこで生き残らなかった「SS Multimedia Acceleration」は残念ながら最初のリリースには間に合わなかったが、作業はかなり進んでいる。「SS Zero Latency」の方は状況が不透明で、XenDesktopが既にマウスクリックのフィードバックをサポートするものの、キーボードのタイプアヘッドは設定が容易ではなく、仮想デスクトップ上で一般的に利用される最近のアプリケーションに対応させるのは困難な場合もある。われわれは今のところ、どうすればこの機能をXenDesktopに最適な形で搭載できるかを調査中だ。
  • PDA SyncおよびTwain:こちらも同様にXenAppのTerminal Servicesインフラとかなり密接な関係にある。さらに現在は、事実上すべてのPDAやスキャナがUSB対応デバイスとなっているため、まもなく登場するXenDesktopのUSBリモート操作技術により、互換性が高く、ユーザフレンドリーな形でその開発に取り組んでいく。
  • シャドウイング:前述のように、XenAppでは、これがXenDesktopには未搭載のTerminal Services機能をベースにしている。「XenDesktop Platinum」にはシャドウイングの代役以上の働きをする「Citrix GotoAssist」があるし、前提ベースのソリューション用としてWindowsに搭載された内蔵の「Remote Assistance」機能を使うことも可能だ。さらに、将来的にシャドウイング機能をサポートする計画もある。
  • SmartAuditor:SmartAuditorは比較的小規模の顧客セグメントで利用されているため、XenDesktopの最初のリリースでは最優先事項ではなかった。既にかなりの準備が進んでおり、これがXenDesktopの将来のバージョンに搭載されるのは確実だと思う。
  • Vistaのオーディオ:これは多少厄介な問題だ。VistaのオーディオアーキテクチャはWindows XPのそれとは根本的に異なり、VistaをサポートするにはPortICAでオーディオのフレームワークを完全にインプリメントし直す必要があって、残念ながらそれに予想以上の時間がかかっている。しかし、もう完成が近づいている。朗報なのは、この手直しを活用することで将来的に格段に優れたオーディオコーデックを統合できるようになることだ。
  • Perfmon Countersとユーザエクスペリエンス測定基準:これらの測定基準がサポートされていないのもリソースの制約が要因で、これをXenDesktopに搭載するにあたっては技術的な問題はあまりない。

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