VMware社はもはや業界唯一のベンダーではない(20080905-2)
9/05/2008
| 原文はこちら (English)
VMware社が今もトップ仮想化ベンダーであることに疑問の余地はないが、近づく2008年第4四半期は、同社がもはや業界唯一のベンダーではなくなったことを明確に浮き彫りにするだろう。
その勢力図は、さまざまな戦略によってVMware社の首位の座を脅かそうという複数の主要ベンダーによって塗り替えられつつある。
- Citrix社は、Xenベースのハイパーバイザー(XenServer)、管理レイヤ(XenCenter)、デスクトップ/アプリケーション仮想化プラットフォーム(XenApp)、VDIブローカ(XenDesktop)などをはじめとした、アプリケーションの配信や特殊な仕様を目指す包括的製品ポートフォリオによりエンタープライズ市場を狙っている。
- Microsoft社は、競争力の高い価格設定、サポートポリシーの拡張、大規模な相互運用提携、そして新しいハイパーバイザー(Hyper-V)、新しいアプリケーション仮想化/ストリーミングプラットフォーム(App-V)、まもなく登場する新しい管理レイヤ(SCVMM 2008)、バックアップレイヤ(DPM 2007)、パフォーマンスモニタレイヤ(SCOM 2007)などの膨大な数の収束製品により、SMBの顧客ベースを狙い始めた。
- Novell社は、仮想化をLinux以外の世界に向けて販売する力を強化すべく、Xenハイパーバイザーがベースの新しいハイパフォーマンス仮想化プラットフォーム、ZENworks管理レイヤへのP2V移行/キャパシティプランニングツール(PlateSpin社買収により取得)の統合、そして全く新しいアプリケーション仮想化プラットフォーム(XenocodeとのOEM契約により提供)などの新製品を同社のポートフォリオに加えている。
- Oracle社は、厳格なサポートポリシーや、Xenベースの新しい無償ハイパーバイザーのOracle VMによって、自社の顧客ベースを取り戻そうとしている。
- Parallels社は、同社初の基盤ハイパーバイザーのリリースを目指し、同社が大幅にリードするApple市場とホスティング市場に大きな焦点を当てている。
- Red Hat社は、市場の重要セグメント征服のまたとないチャンスを見つけ出したばかりで、XenからKVMへの移行を進め、有益なVDI新興企業のQumranet社買収を進めている。
- Sun社は、VDI(Sun VDI)も含め、サーバやストレージからハイパーバイザー(xVM Server)や管理(Ops Center)まで、 最も完全な仮想化用コンピューティングスタックを投入しようとしている。
- Virtual Iron社は、品質の高い仮想インフラと重要な新機能により、相変わらずSMB市場に重点を置いている。
同社はこの一覧のなかで最も規模の小さいベンダーではあるが、同時に最も経験豊かなベンダーでもある。Xenベースの同社ハイパーバイザーを取得することは、大企業(IBM社、HP社、Dell社、Symantec社、Quest社など)が低コストで仮想化市場に参入する最後のチャンスかもしれない。
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