Microsoft社がHyper-V Integration Components for Linuxを延期し、RCバージョンを削除(20080827-4)
Microsoft社は6月、待望のハイパーバイザーであるHyper-V 1.0をようやくリリースした。
基盤となるこのVMM(仮想マシン・モニタ)の最初のリリースでは、ゲストOSとしてサポートされるLinuxは、「Novell SUSE Enterprise Linux 10」の1つだけだった。しかし、Linuxが仮想マシン内で適切に動作するためには、Microsoft社が「Linux Integration Components」という名前でリリースする別のコンポーネントが必要だった。
このパッケージには、Hyper-V VMBusのLinuxインプリメンテーション(Windows 2003/2008の両ゲストOSが使用するものと同じハイパフォーマンスインターフェース)、ネットワークおよびストレージ用のパススルードライバなどが含まれている。
Microsoft社はこのソフトウェアをHyper-Vとは別に開発しており、後者は既に投入されたものの、Linux Integration Componentsの方は遅れていた。
これらは先月登場の予想だったが、同社は詳細を明かすことなくリリースを延期してしまった。
顧客は、それでもNovell LinuxをHyper-VのゲストOSとしてインストールできるが、新ハイパーバイザー上でSUSEをWindowsの最高のパートナーにするための強化機能はすべて欠けている。
同ディストリビューションは、Integration ComponentsがないとRed Hat Enterprise LinuxやUbuntuなどのほかのものと全く同じ動作しかしない。
こちらも理由は分からないが、Microsoft社はRelease Candidate 2時点で凍結されていた前バージョンも7月11日に削除してしまった。
これはつまり、現段階ではLinuxのゲストOSをベストの状態で動作させる手段が全くないことを意味する。
virtualization.infoではまだHyper-Vの包括的なベンチマークテストを実施していないため、このパッケージの不在がゲストOSのパフォーマンスにどの程度影響を与えるか明言することができない。
土壇場で新たなLinuxディストリビューションをサポートすることにした、オープンソースのライセンスに問題があった、あるいは重要なバグが見つかったなど、今回の措置には複数の要因があるのかもしれない。
同製品は全く新しいものであるため、今回の延期で影響を受けるLinux仮想マシンを使用中のMicrosoft社の顧客数を追跡するのは容易ではない。
うまくいけば、9月8日に予定されるHyper-Vの正式発売までにLinux Integration Componentsの製品版も間に合うだろう。
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