EMC社が新しいCLARiiON CX4からVMwareを本格的にサポート(20080807-4)

8/07/2008   |   原文はこちら (English)

VMware社の保有が親会社のEMC社にいくつかメリットをもたらすことは明らかだが、これまでのところ明確なものは1つも見えていない。
そこでEMC社はその力の一旦を示し、VMware社に対する投資が2003年に実施した買収にとどまらないことを証明することにした。

同社は8月5日、一連のVMware専用機能を搭載した新しい「CLARiiON CX4」エンタープライズストレージアレイを発表した

VMware社の戦略アライアンス担当シニアディレクター、Chad Sakac氏は自身の個人ブログを通じてEMC社の新しい顔になりつつあり、新しいCX4の背景にある戦略の実態について詳しく書いている。

(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)

…わたしにとって、VMware環境で最も関心が高いのは「UltraFlex」I/Oモジュールだ。

なぜこれらが重要なのだろうか?   以下は、わたしの考える真のメッセージであり、(少なくともわたしにとっては)データセンタの方向性についての明らかな結論へと結びつくものだ。

  • x86のワークロードは何であってもすべて仮想化が可能であり、可能なことは実現されるようになる(これを示すサンプルはあまり多くないがこちらこちら、そしてこちらにある)。   それ自体でもI/Oの影響が大きい各種ワークロードなど、そうすべきもっともな理由は非常に多い。それらも組み合わせるだけで簡単に追加することができる。
  • 集約率は高まる一方だ。    Intel(そして、それほどではないにせよAMDも周期的に含まれるし、彼らは必ず強気に出る)がクアドコアプロセッサを250ドルで製造し、2009年には8コア以上が確実視され、メモリの技術革新も控えるなか、われわれは早急に10:1〜20:1(既にこれを大幅に上回っているというのは疑問だ)から40:1〜100:1以上へと移行する必要がある。 
  • ところで、このような超集約の未来が次の2つにとって何を示唆するのかを考えていただきたい。1)メモリページ共有(別名:メモリ重複除外)と、それが可能なもの(VMware)や可能でないもの(Hyper-VおよびXen)。2)1台のホスト上に100台のVMがある場合にライブの無停止動作が可能かどうか?それはますます重要になっていくのか、それとも逆か?
  • ボトルネックはI/Oレイヤ(ネットワーク/ストレージトランスポートとバックエンドの両方)へと移動しつつある。   これは、今日のネットワークとIPストレージにとって特に深刻だ(わたしがIPの大ファンであり、FC自体は特に好きではないことを念頭に置いておきたい)。そこでは、1台のサーバから膨大な数のGbEインターフェースが出ているのが普通で、性能/スペース/密度の問題ではなく(VMware社ではVMあたりの性能/スペース/密度しか問題にしていない)、I/Oの集約/仮想化/管理の理由からブレードが力になっている。
  • とりわけ、「Vmotion」や「Storage VMotion」などでは柔軟性が最優先事項(つまり、予期せぬ変化に停止せずに対応する能力)となり、これらの構図はインフラの各所に次第に現れるようになるだろう。

現在、ストレージをVMware向けにするのはEMC社の戦略のごく一部に過ぎない。ほぼすべてのホストがハイパーバイザーとなり、すべてのアプリがVMもしくはVMアプライアンスとなる世界にすべてを対応させる必要があるというのがわれわれの見方だ。   これはインフラの操作(バックアップ/リカバリ/DRなど)、管理(広範機動性の理解と対応、PtoVマッピングとリレーション)、そしてスキルセット(現在400 VCPにあり、今も四半期あたり50ずつ増やしている)に影響がある。…


EMC社がPacific Crest Technology Conferenceで行った主要な発表がこれだけだったことにご留意いただきたい。
同社は数日前にうわさされたような買収も、合併も、スピンオフも一切明らかにしなかった。