リリース:FastScale Composer Suite 2.1 (20080714-7)

7/14/2008   |   原文はこちら (English)

FastScale社は7月14日、同社フラグシップ製品である「Composer Suite 2.1」のマイナーアップデートをリリースする
バージョンの数字とは裏腹に、このビルドには待望の重要な仕様が加わる。Windowsのサポートだ。

Microsoft社のOSをサポートすることは、技術やライセンスの問題につながるため非常に重要だ。

FastScale Composer Suiteはアプリケーションと環境とのやりとりをトラッキングし、必要なOSのコンポーネント(ライブラリ、サービス)を認識し、それらを「DAB」と呼ばれる専用の再配布可能なパッケージに隔離する。

DAB

こうすれば、OS全体がなくても、自律した DABを実行するのに必要最小限の環境さえあればWindowsアプリケーションの導入が可能になる。

ComposerSuite21

このアプローチは、一部仮想化ベンダーが仮想アプライアンスのコンセプトによって実現を目指すデータセンタの最大限のモジュール化を示している。また、今日これと同様の製品を市場に投入している企業はほかに1社もない。
したがって、FastScale社が2007年4月にステルスモードから抜け出す以前からVMware社の本社で自社製品の開発とテストを行っていたこともさほど驚きではない。

Composer Suiteは極めて柔軟なLinuxなどのOSを運用する場合うまく機能するかもしれない(実際、FastScale社も第一弾として当該バージョンを発売した)が、Windowsのスリム化に取り組む場合は多数の課題に直面することになる。

FastScale社では、導入時に平均95%のサイズ削減があると主張しているが、WindowsのDABでそこまでの数字が達成できるとは考えにくい。

Windowsのような一体構造のカーネルのサイズを削減するときの技術的な問題を無視してもライセンスやサポートの問題がある。MicrosoftのEULAではそのような操作を許可するのだろうか? ISVはここまで負荷の高い環境で自社のアプリケーションをサポートするのだろうか?

FastScale社がこれらの課題を解消するための戦略を明かしたことはこれまで全くなく、現在も公式発表でこれらの疑問に答えていない。
いずれにせよ、同社が注目を集めていることは確かだ。virtualization.infoは2週間前、買収交渉が進んでいるかもしれないとのうわさを報じた。そこには、潜在的な買収元としてSun社の名前もあった。 また、VMware社にも可能性はある。

Composer Suite 2.1の価格は3万ドルから。


これに従ってvirtualization.infoの製品ロードマップを更新した。