Symantec社、Veritas Virtual InfrastructureにCitrix XenServerを統合 (20080611-1)
Citrix社による買収から大きくさかのぼる今から約1年前、XenSource社はSymantec社との間で、「Veritas Storage Foundation」を「XenEnterprise」プラットフォームに組み入れるOEM契約を結んだ。
だが、Citrix社の関与が提携全体の見直しにつながったため、その後の動きはなくなっていた。
そして今回、最終決定と当初の計画との間には多少のずれがあるようだが、両社がついに前進準備を整えた。
ただ、ハイパーバイザー(Citrix XenServer)がストレージ管理コンソール(Veritas Storage Foundation)を組み込むのではなく、その逆になる。
その結果誕生し、Symantec社が6月11日に発表するのが、「Veritas Virtual Infrastructure」と呼ばれる製品だ。
同製品は統一されたWeb管理コンソールを搭載し、仮想マシンとストレージパーティションのプロビジョニング、VMと物理ストレージ間の関係監視、そしてストレージ利用率分析を行う。
さらに、ブロックベースのアプローチ(「Microsoft Volume Shadow Service」もサポート)により、仮想マシンの全体のスナップショットがなくても、ストレージレベルでのバックアップが可能になっている。
大事なことを言い忘れていたが、両製品の統合により、仮想マシン用のストレージプールの作成や修正が透過的にできるようになった。
同ソリューションは今秋、2ソケットサーバが4595ドルで登場の見込み。
この名前の選択は興味深く、VMware社と競合する意志を示しているように思える。
Symantec社はこれで、目標達成のための本格的なツールを手に入れたことになる。Altiris社が獲得したアプリケーション仮想化製品(2007年6月)と、AppStream社のストリーミング製品(2008年4月)は、Veritas Virtual Infrastructureの将来のバージョンに統合される可能性があり、同社にはVMware社、Microsoft社、そしてCitrix社の製品と競合できるプラットフォームが手に入る。
(少なくともITのセキュリティ関連業界では)合併や買収で他社を圧倒的にリードするSymantec社が、自社が独自に購入するのではなく、Citrix社のハイパーバイザーを選定したのは大きな驚きである。

