Live from Catalyst 2008:Day 1 (20080625-1)

6/25/2008   |   原文はこちら (English)

Burton Group社主催のCatalyst 2008カンファレンスは、バイスプレジデント兼リサーチディレクターのDrue Reeves氏と、シニアアナリストのChris Wolf氏による基調講演でその幕を切る。

Reeves氏は現行の融通の利かないITデータセンタ、そこで十分活用されていない資源、そして、新しい課題に合わせてインフラを変更するために必要な膨大な時間から話を始めた。
これらの制限に対処するため、今後有望になってくるのがダイナミック・データセンタの概念だ。

このような新しいインフラは、サービス指向で、新たな柔軟性による対処が可能で、エネルギー効率も良く、さらにセキュリティへも確実に準拠する。

これらの機能を提供するにあたっては、2つの大きなトレンドが同時に発生している。仮想化と管理の組織化/自動化だ。
前者はライセンス、セキュリティ、および管理、そして後者は相互運用性が重要な問題であり、そのいずれにも対処の必要な課題がある。

Reeves氏はサーバ仮想化の採用が進んでいることを認めているが、直接関連する一部技術が新たな問題を引き起こしている。ストレージベンダー各社の幅広いサポート、I/O仮想化までのスループットのボトルネック、ストレージ関連における強力な認証モデルの欠如などだ。

同氏はさらに、ダイナミックデータセンタを抑制するものとして、ITスタッフによる管理がきかなくことに対するおそれや、ROIに対する最高経営責任者(CEO)の理解欠如に言及している。

次に、Chris Wolf氏が壇上に登場し、仮想化に重点を置いた話をしている。

Wolf氏は、市場には十分に優秀なハイパーバイザーが複数そろっていることを認めている。これらは機能単位で競合するものではないかもしれないが、顧客がソリューションとして受け入れられるものばかりだ。

いずれにせよ、ライセンスとサポート、高可用性、セキュリティ、相互運用性、管理、仮想デスクトップ、ストレージなど、そのどれもが新しい課題を提示している。

今日、大半のベンダーがうたう仮想化のサポートはまだ明確なものではない。
仮想のダイナミックな世界におけるライセンスのトラッキングを実現するのは複雑な作業だ。
高可用性ソリューションは今も、仮想マシンを完全に再起動させる必要のある古い世代の非効率的なモデルのままだ。
セキュリティソリューションも、ダイナミックデータセンタへの対応をまだ整えていていない。セキュリティポリシーやツールを仮想マシンに結びつけることは不可能で、VMがダイナミックに再配置されると、適用されている保護は移行によりすべてがダメになってしまう。
現在は管理標準がないため、相互運用性がなくなり、管理ベンダー各社による貴重なクロスプラットフォームソリューションの提供に遅れが出ている。
今日入手できる管理ソリューションは、VMスプロールのコントロール、コンプライアンス監査の実施、プロビジョニングのコントロールなど、もっと多くの分野でより効率的なものになる必要がある。
仮想デスクトップやアプリケーションの仮想化は、エンドユーザへのITサポートの提供方法など、デスクトップのパラダイムの見直しにつながっている。

Wolf氏はこの時点で、デスクトップ分野のベンダーはどこも効率的VDI戦略を用意すべきだという重要なポイントを浮き彫りにしている。同氏は、仮想化市場の蚊帳の外にいる数少ない主要ベンダーの1社であるAppleを名指しにした。

課題の話に戻ると、ストレージにはまだ、使いやすさを疎外し、多数の技術改善を必要とする欠点が多く残っている。

Wolf氏は最後に、顧客はライセンス、サポート、オープン標準の改善をこれからも強く求めていく必要があるとし、同時に仮想デスクトップと広帯域幅10Gigabitイーサネットの採用を早急に検討し始めるべきだともして講演を終えた。