Lanamark社、ステルスモードを脱してキャパシティプラニング市場に参入 (20080618-6)
6月18日、仮想化関連の新興企業が新たに市場に参入する。Lanamark社だ。
同社は2007年にMark Angelo氏によって創業され、現在はカナダを拠点にしていて、従業員は10名未満である。
信じ難いことだが、Lanamark社は(まだ)ベンチャーキャピタルやエンジェルファンドの出資を受けていない数少ない新興企業の1社だ。
Angelo氏は仮想化業界では有名な人物で、以前在籍したPlateSpin社では「PowerRecon」の製品ラインマネージャを務め、その次のVMLogix社ではビジネス開発ディレクターを務めた。
Lanamark社は、virtualization.infoの「Virtualization Industry Challenges」レポートで最も重要な市場の1つとされるキャパシティプラニング市場に参入するが、同社の最高経営責任者(CEO)は、PowerReconの開発を通じてそこで豊富な経験を積んできた。
キャパシティプラニング市場には、Novell社(PlateSpin社の買収から)、CiRBA社、VMware社、そしてMicrosoftと、数は少ないが強力な競合各社が以前からそろっている。
しかし、Lanamark社はこれらの大半と競合しなくてすむかもしれない。
実際のところ、同社にプラットフォームを直接顧客に販売する計画はなく、OEM各社やサービスプロバイダーだけへの販売を目指す。
Lanamark社は有益な提案を行うため、第三者がキャパシティプラニングを行うシナリオに理想的な三層アーキテクチャを開発した。
- 最初のコンポーネントである「Explorer」は顧客のネットワーク上にある1台のマシンにインストールされる。これは、エージェントを追加しなくても同サイト上の全ての物理資産をそこから探し出せる。
- 2番目のコンポーネントである「Portal」(Lanamark社自身がホスティングする)は、Explorerが収集したデータを格納し、顧客分析を管理する。
- 最後のコンポーネントである「Studio」(システムインテグレーターが管理する)は、Portalにある顧客データにアクセスし、実際にキャパシティプラニングを実行する。
VMware社が「Capacity Planner」で採用するのと同じようなこのアプローチは、コンサルタントが顧客のサイトで時間を無駄にすることを回避し、分析とプラニングを自社内で行う。
言うまでもなく、懸念もいくつかある。顧客が自社のワークロードやパフォーマンスに関する貴重なデータを送信するときは、プラットフォーム全体を信頼しなくてはならない。
Lanamark社では、すべてのコンポーネント間のトランザクションが十分に安全であり、Portalに良好なデータ保有ポリシーがあることを示す必要が出てくる。
同社には別の問題もある。今月末までにはVMware社がCapacity Plannerをパートナー各社が無償で使えるようにし、Microsoft社も自社のキャパシティプラニングツールを無償で提供しようとしている。
この競争に勝つため、Lanamark社ではクロスプラットフォーム機能に賭けているのかもしれない。同プラットフォームは複数のハイパーバイザー(言うまでもなくVMware社、Citrix社、そしてMicrosoft社のものを含む)でキャパシティプラニングを実行できるようになるのだ。
同製品は初期導入プログラム経由でまもなく入手可能になる。
一方、1.0リリースは2008年第3四半期の登場が予想されている。
Lanamark社をvirtualization.infoの仮想化レーダーに追加した。
これに従ってvirtualization.infoの製品ロードマップを更新した。

