XenがLinuxの一部になることはない (20080512-4)
ZDNetは先ごろ、Xenの将来と、これをKVMのハイパーバイザーと呼ぶことについて、Xenの創業者でチーフ・アーキテクトのIan Pratt氏と、(KVMの開発をサポートする)Qumranet社の最高経営責任者(CEO)、Benny Schnaider氏との間で繰り広げられた舌戦について報じた。
この議論自体はさほど面白いものではないが、そこからの反応は非常に興味深いものだった。
Linux Technology Centerのソフトウェアエンジニアで、XenとKVMの両方の開発に参加する(そして「Blue Pill」騒動の暴露で有名な)Anthony Liguori氏は、Linuxカーネルへの統合でKVMがXenより好まれる理由について、自身の個人ブログで興味深い見方をいくつか示した。
(※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。)
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Xenは「Nemesis」マイクロカーネルベースのハイパーバイザーだ。今日あるLinuxの各種ディストリビューションは、Xenを付属させ、デフォルトでLinuxゲストをインストール(domain-0と呼ばれるもの)し、XenがLinuxの一部ではないことを隠そうと懸命になっている。これらはかなり頑張っていて、大半のユーザは全く異なるオペレーティングシステムを運用していることに気付きもしない。だが、この全体的な状況はやや不合理だ。ディストリビューションと一緒にNetBSDカーネルが自動的に出荷されていて、LAMPスタックを実行したいときにこれが使われるよう切り替わるようなものだ。われわれは、1つのディストリビューションに多数の専用カーネルを入れて出荷するようなことはしていない。出荷するカーネルは1つで、それがすべてのユーザにとってうまく機能するようにしている。これが、LinuxディストリビューションがLinuxであるゆえんだ。Linuxカーネルを取り去ってしまったら、もはやそれはLinuxではなくなる。
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XenがLinuxに組み込まれていないという話をしている人は、Xenが今後も「決して」Linuxに組み込まれないことが分かっているとは思えない。Xenは、いつまでも単独の専用カーネルであり続けるのだ。XenのゲストとしてLinuxをうまく動作させるLinux用のパッチはいくつかある。これらのパッチが将来的に組み込まれる可能性は高いが、XenがLinuxカーネルの一部になることは決してないだろう。...

