表舞台に登場し、VMライフサイクル管理市場に参入するDynamicOps社 (20080512-8)
新しい新興企業が仮想化市場への参入準備を進めている。DynamicOps社だ。
同社はまだ正式な発表を行っていないが、2008年初頭にCredit Suisse社からスピンアウトする形で米国で設立された。
創業者兼最高技術責任者(CTO)のLeslie Muller氏はCredit Suisse社出身で、最高経営責任者(CEO)およびマーケティング担当バイスプレジデントのRich KruegerおよびRich Bourdeauの両氏はIncipient社の出身だ。同社は、「ストレージ仮想化市場」と暫定的に呼ばれる分野に属する非常に興味深い会社だ。
大事なことを言い忘れていたが、DynamicOps社の現場担当バイスプレジデントはXenSource社出身だ。
最近は多数の新興企業(Embotics社、Fortisphere社、ManageIQ社、そしてVMware社までも)が同じ市場に参入しており、DynamicOps社は厳しい競争にさらされることになる。
前述の各社と同様、Citrix社、Microsoft社、Sun社、そしてVMware社との技術提携を考えれば同社もクロスプラットフォームソリューションの「Virtual Resource Manager(VRM)」を開発中であることは明白だ。
また、前述の各種製品同様、DynamicOps社の製品も仮想マシンライブラリベースのプロビジョニングエンジン、ウェブベースのエンドユーザ用セルフサービスポータル、新しい仮想マシンの導入方法と場所をコントロールするライフサイクル・ポリシーエンジン、機能の豊富なレポートエンジンなど、このカテゴリーに必須の機能を提供する。
VRMにはさらに、コマンドラインコンソール、ネットワーク負荷バランシングのサポート、拡張可能なワークフローエンジン(全体の導入プロセスのなかで各部署がそれぞれの部分を独自に定義およびカスタマイズできたり、サードパーティーソリューションが一部を定義できる)など、興味深い新機能もいくつかある。
DynamicOps社は、自社Webサイトで具体的にソリューションを示して仮想ラボ自動化システム市場に侵攻する初めてのVMライフサイクル管理製品ベンダーであることにも言及しておきたい。
いずれのシナリオでもエンジン部分は同様のものだ。1つもしくは1グループのVMを利用可能な仮想化ホストに導入する方法、VMへの物理リソースの割り当て方法、正規アクセスを許可するユーザ、使用後のVMの撤去方法を決めなくてはならない。
したがって、Surgient社やVMLogix社などの仮想ラボ自動化システム企業が遅かれ早かれ徐々にそのターゲットを拡大してライフサイクル管理ベンダーになったり、DynamicOps社などのライフサイクル管理製品ベンダー各社が仮想ラボ自動化システム作業向け製品の販売を試みることも確実に予想される。
今のところ、virtualization.infoには同社がいつ正式に設立され、製品をリリースするのか一切情報がない。
これに従って仮想化レーダーを更新した。

