Officeのストリーミングを計画するEndeavors社に対してMicrosoft社は否定的 (20080509-2)

5/09/2008   |   原文はこちら (English)

アプリケーション仮想化ベンダーのEndeavors Technologies社は4月22日、同社が新しい「Microsoft Service Provider License Agreement」(SPLA)に基づいてストリーミング版のOfficeを提供しようとしていることを発表した。このSPLAでは、サードパーティーベンダー各社がこのような形がとれるようになっている。

手元のSPLAでは確証が得られなかっため、virtualization.infoはMicrosoft社にコンタクトして説明を求めた。

すると、驚くべき回答が返ってきた。Officeは(2008年1月に発表されたとおり)「Application Virtualization」経由でのストリーミングが可能になったが、現行のSPLAではこの機能をサードパーティーには許諾しておらず、Microsoft社はEndeavors社の発表を全く知らなかったというのだ。

Endeavors社は、AppStream技術を使って2月にストリーム版Microsoft Officeの提供を開始した英国のホスティング企業Fasthosts社に追従したもの。


いずれかの企業からこの件についての正式な声明がリリースされれば記事の更新を行っていく。


最新情報: この話は予想より複雑だ。
Endeavors社は、SPLA経由でストリーム版Officeを提供するMicrosoft社の試験プログラムが存在する証拠を示してきたが、Microsoft社は、このようなプログラムへの参加募集は誤って送付したもので、現時点ではこのような機会は存在しない、と繰り返している。

そうなると、Endeavors社ではすべてのプレスリリースを撤回した上で、Microsoft社からの連絡を待たざるを得ない可能性がかなり高い。

1つだけ確かなのは、少なくとも、このようにサードパーティーにOfficeをストリーミング配布させる機会についてMicrosoft社が評価を進めているということだ。


最新情報2:SPLA事件に誤って巻き込まれてしまったのはEndeavors社だけではないようだ。
英Click Manageware社(Remote IT社の子会社)も、新しいMicrosoft SPLAプログラムの採用について5月4日に発表を行っている

Click Manageware社は、Endeavors社のアプリケーション仮想化技術の代わりにAppSenseを使うOfficeストリーミング機能の再販を行っているが、実質的な違いはない。
同社はこの新しい構想に確信があったため、自社サイトに全く新しいセクションまで開設してしまった

このプログラムの説明を読むと、Microsoft社が2008年6月初めには新たなプログラムを公表する計画であることが分かる。

現時点で考えられるのは2つだけだ。

  1. Microsoft社は、その時が来るまで否定することで情報を隠しておきたい(こちらは既に失敗)。
  2. Microsoft社は完全な見直しを行い、プログラムを延期した(こちらは伝達ミスを犯した) 。